日本では「鬼滅の刃」が大人気ですが、海外で「鬼」を紹介するときは注意が必要です。場合によっては現地の宗教上の理由から上映禁止(紹介禁止)になることもあります。
オーストラリアの学校は、1月末(実質2月~)から新年度の第一学期が始まるため、2月・3月はクラス替えなどいろいろな変化が起きる時期となります。
オーストラリアの学校生活
新学期に入り、去年の6年生が最上級生になったことで、何人かの子どもに授業態度などの変化が出始めたことが印象的でした。今年度からPre-school(プレスクール)がPrep(プレップ)に変わり、空き時間はPrepに手伝いに行っているのですが、Prepの中に、Grade1が何人か混ざっていて(学年混合制)、教室中がぐちゃぐちゃしているのにすごく驚きました。
心がけていること
とにかく挨拶することは心がけています。オーストラリアの子どもたちは、どんどん積極的に話しかけてきてくれますが、やはり一定の距離を保つことは重要だと感じています。事故は起きる
学校から学校への移動する際に、他の先生の車に傷を付けてしまい、保険の問題が起きてしまいましたが、日本語の先生の助けや当事者の先生のご配慮で、事なきを得ました。いろいろ周囲に心配をかけてしまいましたが、解決しました。感謝です。日本語教師アシスタント中は、不慮の事故などは大なり小なり高い確率で発生するので、自賠責を含む海外旅行傷害保険には必ず事前に加入していたほうがよいです。派遣校によっては、保険に加入していない人は活動できない場合もあります。
日本語の授業
ラジオ体操で「つかみ」はOK
日本語クラスの授業の始めには、ラジオ体操をするようにしています。鬼に対するオーストラリアの子どもたちの反応
2月初めに「節分」についての授業をしたところ、「鬼」に対する子どもたちの反応がすごかったです。「鬼のパンツ」を楽しそうに歌っていました。海外の学校、特にミッション系の学校では鬼(=Demon,Devil/悪魔系列)のネタを授業で用いることはご法度(禁止)な場合もありますので、日本語教師他、日本語教育に携わる方は、事前に学校側に「鬼」を教案として授業で使用してもよいか、確認をとっておいたほうがよいです。
ミッション系の学校でなくても、後日、鬼を用いた授業内容について、保護者から個別にクレームが入ることもあります。
「鬼滅の刃(Demon Slayer / デーモン・スレイヤー))」などのアニメを紹介する際も、宗教的なバックグラウンドに配慮する必要があります。
ミッション系の学校でなくても、後日、鬼を用いた授業内容について、保護者から個別にクレームが入ることもあります。
「鬼滅の刃(Demon Slayer / デーモン・スレイヤー))」などのアニメを紹介する際も、宗教的なバックグラウンドに配慮する必要があります。
漢数字で計算を競うゲーム
黒板に漢数字の足し算、引き算を書き、グループで計算を競うゲームを提案し(答えはもちろん、漢数字で答える)、実践しました。これは皆、かなり真剣になって盛り上がります。低学年にはリズムは難しい
リズムゲームはうまくいきませんでした。低学年の子どもたちが(ただ暗記した日本語を歌うだけならいいのですが)リズムに合わせて日本語を話す(考えながらゲームをする)にはまだ早い段階だったので、ダメでした。ホームステイ生活
新学期に入ってからは、去年一度お世話になった家にずっとステイさせてもらっています。男の子が3人なので、毎日にぎやかです。ホストマザーもとても面白い人で、毎日一緒にエクササイズをしたり、週末には島にキャンプに行ったりなど、オーストラリアならではのことを体験でき、とても充実しています。
英語については、テレビ、音楽、ラジオなど、自分の好きなことで自然に耳に入ってくるようにしています。
日本語教師アシスタント活動ももうすぐ終了となり、3月上旬に帰国します。まだまだ名残惜しいですが、オーストラリアでは本当に充実した毎日を送ることができ、皆さんには本当に感謝しています。ありがとうございました。
#オーストラリア・QLD州ロックハンプトン近郊の学校で日本語教師アシスタント