カナダで感じる格差(生活レベルの差)

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日本式年賀状の文化紹介授業

カナダはクリスマス・ホリデーの後、新年早々(1月2日あたり)から、学校の授業が始まるところが多いです。

「お客様」として扱われる語学留学と違って、カナダ社会にどっぷり浸る日本語教師アシスタントは、カナダ社会のディープな部分に触れ、思うところも多々あるようです。

以下は、日本語教師アシスタントが経験した、年末年始のカナダの学校の様子です。

カナダの学校での出来事

先生たちだけのクリスマスの集い

年末の最終登校日には、学校の図書館で、先生だけのクリスマス・ランチがありました。クリスマスの飾りつけがされ、ご馳走が並べられ、ツリーの下にはプレゼントがいっぱいで、みんな子どものように楽しんでいました。

プレゼント交換ではワインを取ったり取られたりして、先生方のいつもとは違う一面が見られて楽しかったです。

父兄懇親会

新年早々、Parent Teacher Interviewsがありました。いわゆる父兄懇談会で、希望者の面談スケジュールが5分刻みで組まれていて、生徒の成績や授業態度を話します。

私も話を聞かせてもらいましたが、成績も人としても良い生徒は、親子の対話ができていて、親が学校で何が起きているかをよく知っていました。家庭環境は大事ですね。

日本語の授業

両親に年賀状を作って送る授業

お正月には間に合わなかったのですが、生徒の両親宛に(日本式の)「年賀状」を書いて送る授業をしました。

筆ペンでメッセージを掻き、折り紙や貼り絵で干支やお正月の風物を作りました。

貼り絵を紹介しようと思って日本から和紙を持参していたので、ちょうどよい機会になりました。

ふだんはわからなくても質問しない生徒も、実際に自分が手を動かして前に進めなくなると、どんどん質問してきたので、この強い興味をふだんの授業で引き出せたら・・・と思いました。

参拝とおみくじゲーム

文化紹介で神社の説明をしたあと、参拝とおみくじをひく体験をしてもらいました。

IntroJはおみくじBOXを振って、出た番号を覚えさせて運勢を英語で説明し、J11はひらがなで書かれた紙のおみくじを用意して引かせました。

みんな参拝の順序を覚えて熱心に祈願し、運勢にも喜んでガッツポーズしたり笑ったりして楽しんでいたので、準備した甲斐がありました。

体を動かすアクティビティは、生徒の興味を引きやすく、記憶にも残りやすいので効果的だと思います。

授業は先生の体調次第

風邪で体調がよくなかった時に、パワー不足の状態で授業をしたら、生徒が全然乗ってこなくて、つまらない授業になってしまいました。

こちらの体調や精神状態もすべて生徒の反応として返って来るので、自分がどれだけ楽しんでいるかがキーだと感じました。

カナダでのホームステイ生活

どっぷり(フレンチ)カナダ文化に浸る

年末年始はイベントシーズンだったので、どっぷり(フレンチ)カナダ文化に浸りました。クリスマスパーティーには50人以上も集まり、家族で劇や楽器の演奏を披露する時間があり、私たちも練習した歌をアカペラで歌いました。

みんなフランス語で話しているので、私にはまったくわからず、英語で話しかけて話し相手を確保するのに、結構、必死でした(笑)。

カントリースキー

ホストファミリーにカントリースキーに連れていってもらいました。生まれて初めてのスキーだったので、当然のように転びましたが、大自然の中で十分楽しみました。

アメリカ込みのバンクーバー生活

アメリカ・シアトルに行き、スペースニードルの下で、カウントダウンして新年を迎えました。思い出深いお正月になりました。

人の温かさに触れる

学校の先生が、休みの日に家に招待してくれました。「自分がフランスに留学して知り合いが少なかった時、そうしてもらって嬉しかったから」と言っていました。

人の優しさに触れた気がします。日本に帰ってから機会があれば、私も人にそうしてあげようと思います。

英語の勉強

1月から始めた毎日30分英単語を覚える時間を作る計画は、80%の達成率といったところです。私にしては上出来?かなと思います。他は相変わらず読書と学校の英語クラス参加です。

今月でカナダ滞在の半分を迎えるので、上達していない現実に正直、焦ります。

カナダ生活で思うこと

カナダの社会の生活レベルの差

カナダ社会で私の感じる問題は、生活レベルの差です。カナダでは貧しい人に対する寄付などが、日本より積極的に行われていて、美しい話のように見えますが、どこかで「私たちは裕福で生活層が上なの」という感じを受けます。奉仕活動より物質(食べ物やお金)の寄付が多いせいでしょうか?私の思い込みかもしれませんが。

日々心掛けていること

学校では話がない時も、笑顔で"Hi!"だけでも声を掛けるようにしています。

細々と下トラブルは日々、いろいろありますが、「いい日もあればダメな日もある」という気持ちで、あまり考えすぎないようにしています。

#カナダ・BC州バンクーバーのセカンダリー校で日本語教師アシスタント

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