海外の小学校・中学校・高校で日本語や日本文化を紹介しながら英語を学ぶ日本語教師的留学の日本語教師アシスタントの活動は、日本の季節行事に合わせて授業内容(アクティビティ)を展開していくと、ネタ切れすることはなくなります。
ニュージーランドの学校の様子
Powhiri(ポーフィリ)
3月に「Powhiri」という、マオリ式の歓迎式典があり、新入生と転入生)とその両親、と日本語教師アシスタントである私を含めた新しく赴任してきた先生たちらを、全校生徒が暖かく迎えてくれました。この式典は、元々は「マオリ族の長老からこの土地で生活する許しを得る」という主旨のもので、神聖な雰囲気の中、執り行われ、とても感動しました。
ニュージーランドの学校で驚いた点
少々の雨でも、気温が寒くても、プールに入ることに驚きました。日本ではダメだったと思います。また、教師とその子どもが、同じ学校に通っていることにも驚きました。
コミュニケーション
Teacher's Room(スタッフルーム/職員室)では隣に座った先生と、ティータイムなどでなるべく話すようにしています。初めの頃は、写真や日本のお菓子を持って行って、話題作りに役立てました。子どもたちとは手品や日本の手遊び歌などを授業の始めの導入や休み時間に行っています。騒がしい時に注意する言葉がとっさに出てこなくても、これをすると子どもたちは食いついて静かになります。
そして学校では、常に笑顔と挨拶を大切にしています。
日本語のクラス
英語でひな祭りをゲームしながら紹介する
3月中はYear0~Year6まで、どの学年でも順番に「ひな祭り」の授業をしています。年齢の小さなクラスでは、ゲームを取り入れて楽しみながら「ひな祭り」の内容を学びながら、ひな人形を作りました。高学年はこれから行います。
人形作りはみんな興味深々で盛り上がります。
ひな祭りゲーム1
- 日本のひな人形の広告(チラシなど)をカットして、小さいステッカーを作り、生徒一人ずつに配ります。
- 「Can you find a ぼんぼり?」とか、「Can you find a peach tree?」なとと尋ねて、それぞれ配ったステッカーの中から探させます。
- 足りないものは他の生徒と交換してまた探す
ひな祭りゲーム2
- まずひな人形のひな壇の写真などを生徒に見せます。
- 次に、千代紙を配って画用紙に貼るような形でひな人形などを作らせます。
- そして予め作っておいた空席の「ひな壇」の台紙を配り
- そこの空席(白紙)の部分に、作ったひな人形(三人宮女含む)などを貼り付けてひな壇を完成させる。
折り紙には飽きている場合もある
長年、日本語の授業を代々やっている学校では、子どもたちも先生達も、折り紙には飽きていて、日本人=折り紙 だと思っている子もいるので、他のことをたくさん教えてほしいと言われています。ホームステイ生活
現在のホームステイ先は、新築の豪邸で、とても快適です。私専用のバスルームもあり、好きな時にシャワーを浴びることができるので気が楽です。ニュージーランドでは珍しく大きなバスタブも付いているので、日本人としてはかなりありがたいです。
家族はとても仲が良く、常に一緒ですが、私が疲れているときなどは、放っておいてくれるので過ごしやすいです。
今のところトラブルというほどのことではありませんが、家のパソコンが日本語対応ではないので、少々困りました。日本語入力のソフトをダウンロードしてもらったのですが、漢字変換ができないので、カタカナかひらがなしか入力できず、日本とのメールのやりとりが少々面倒です。
英語の勉強
日中の生活でわからないことがあったら、家に帰ってから復習しています。辞書で調べたり、ホストファミリーに尋ねたりしています。子どもたちと会話するためには、「わからない」では会話できないので、発音の練習などをしています。大人はわりと雰囲気で理解してくれるので、どうしても甘えが出てしまいます。子どもと会話するのが、一番、英語力向上につながるような気がします。
今度、妹の結婚式があるので、その前後2週間ほど帰国しようかと考えています。ホストファミリーと学校にはすでに話しており、ちょうどその前がホリデーなので、ホリデーが終わっても1週間くらいは休んでいいよ、と言ってもらっているので、そうする予定です。
#ニュージーランド・北島西部の学校で日本語教師アシスタント