日本語教師アシスタントにとって、現地の学校でスタッフルームでの先生たちとのコミュニケーションは、英語力などの面からなかなか難しいものがありますが、学校外でのお付き合い(飲みニケーションやスポーツ活動など)で、先生たちと仲良くなれた・・・というケースも多いようです。
ニュージーランドの学校の様子
今月、派遣校の同僚である女性の先生が、近々結婚するということで、結婚前の、女だけのパーティー(女子会)に参加させてもらいました。日本では絶対にできないような変なゲームをし、その後、二次会、三次会、四次会・・・とこの町のクラブやバーを渡り歩き、変なことをして弾けました。
日本人が多かったら引いてしまうのではないか?と思うような事柄なので、外国にいるんだ・・・という実感を大いに味わうとともに、参加していることによって、一体感を得ることができました・・・やっと。
日本語のクラス
100円玉と桜→大和魂→侍
日本にいる友達から桜の写真が送られてきたので、この機会を利用して、日本の季節の話をしました。さらに日本のお金を紹介し、100円玉の裏に着目して、桜がデザインされていることから、「桜→日本」というイメージを作ろうと思いました。
次の授業で「桜→散る→潔さ→大和魂」という流れで説明して、「侍」を工作で作りました。
映画やアニメで侍のことを知っているという子どもたちの実態を元に行ったので、無理なく説明ができました。
が、その後は作ることに夢中になって忘れてしまっていたようです(笑)。
「びょ~ん侍」と名付けたその工作は、なぜか中学年の女子生徒に人気でした。
「びょ~ん侍」
- 刀とその刀を握った手(拳)の絵を描き、切り抜く
- 戦っている侍の絵(身体部分)を描く
- 2枚の細長い紙 を交互に重ねて反発力で飛び出すような腕の部分を作る(折り紙のビックリ箱の飛び出す仕掛けと同じ仕組み)
- 1の「刀を握った手(拳)」と2の侍の身体の部分を、3の飛び出す腕でくっつける。
※戦っている侍の手(刀)の部分(拳)がビヨ~ンと飛び出して揺れてるイメージです。
浮世絵とマンガ
「書道+アート」のプログラムでは、高学年は好きなマンガを持参させ、描きました。予想通り、日本産のマンガ(遊戯王とかドラゴンボールなど)を持ってきた子どもがいたので、すかさず説明しました。プロポーションと線に注意して描かせることに留意しました。
その後、浮世絵を提示し、漫画との共通点を話し合わせました。浮世絵が300年くらい前のものだということを説明したら、ほとんどの子どもがビックリしていました。してやったりです(笑)。
最終的に、悟空と北斎が1枚の画用紙に並ぶことになりました。
モダンテクニック
低学年は授業でやらないということだったので、モダンテクニックをやりました。モダンテクニックとは、ドリッピング(吹流)、マーブリング(墨流し)、フロッタージュ(こすりだし)です。
すべての子どもが同じような作品を作るだろうと予想していましたが、中には紙の上で絵具を混ぜたり、ドリッピングの息の吹き方を工夫したり・・・と、自分なりの表現を見るケル子どももおり、私も勉強になりました。
泥んこ遊びと勘違いしている子どももいましたが・・・。
日常生活や英語など
この休み期間中、ホストファミリーはずっと家を空けることになり、私は近場にしか行かなかったので、事実上、一人暮らしを満喫することができました。英語については最近、さぼっています。
学校でのコミュニケーションについては、子どもに形に残るものを作らせると良いことに、最近ようやく気付きました。
それも変なもの?が良いようです。子どもが持ってきた変な物?(クラスで子どもに私が作らせたもの)を、他の先生が見つけて疑問に思い、質問に来てくださることで、他の先生との会話も成り立つようになりました。
さて某就職試験のため、帰国日を次のタームの終わりにすることにしました。あと2ヶ月ちょっとです。
現在、ANZ銀行に口座があるのですが、余ったお金を日本に送らなければなりません。できるだけ有利なレートで、かつ安全に送金する方法を探したいと思います。
#ニュージーランド・北島・中央部の学校で日本語教師アシスタント