以下は日本語教師になることを決意させた、オーストラリアでの日本語教師アシスタント活動4ヶ月目(9ヶ月活動予定)の体験談です。
辛かった最初の1ヶ月
オーストラリアで日本語教師アシスタントをしようと決めてから、月日が経つのは異常に早く、早4ヶ月目が過ぎようとしています。きれいごとなく本音で語ると、初めの1ヶ月目は、はっきり言って、大変で辛かったです。
もちろん、英語はそれなりに日本で勉強してきたつもりだったけれど、本当の会話というのは全然違うと実感しました。
日本語のクラス
初めての授業
そして初めての授業。胸がドキドキしました。「こんにちは。」と言って自己紹介し終えた途端、教室の全員の手が挙がったように感じました。
オーストラリアの生徒たちはかなり積極的。次々と質問してきます。日本と違って、質問してシーンとなるということがありません。
ここでまたハプニング。子どもの英語は想像以上に難しかったです。
日本語教育が盛ん
私が活動している高校は、生徒数850人のかなり大きな学校で、特に日本語を選択している生徒たちの授業への取り組み方はすごく真剣。そして驚いたことに1学期終了のテストで、スピーキング、リスニング、ライティング、リーディングすべて別々にテストを行っています。
私もネイティブ・スピーカーとして、リスニングテストを作ったりすることが出来ました。
私はこのオーストラリアの教育方法にとても感動し、また日本の教育もこうあるべきだと強く思いました。
日本に関する活動
小学校では料理(お好み焼きなどや日本の文化である折り紙や書道がやはり人気があり、私が折り紙を持って教室に入るだけで、「今日は何を折るの?」とすごくうれしそうに子どもたちは聞いてくれるので、そのたびに「ここへ来て良かった、この子たちに出逢えて良かった」と実感しています。そして私たち日本語教師アシスタントとして、もちろん本当の日本語教師にとっても、一番大切なことは、いかにオーストラリアの子どもたちに日本語に興味を持ってもらうか、もっともっと勉強したいと思わせるかが大事だということを改めて思いました。
いつか日本に行きたいと言ってる生徒や日本語のできる通訳者になりたい生徒たちの夢を壊さないためにも、毎日楽しい日本語レッスンができるよう、残りの5ヵ月も頑張りたいと思います。
そしていつか本当の日本語教師になるぞっ!!!
ホームステイ生活から学んだこと
オーストラリアの人たちは皆親切で、私はホストファミリーにも恵まれ、特にホストマザーには本当の娘のようにかわいがってもらい、心から感謝しています。私たちは言葉も国籍も肌の色も、何もかも違うけれど、コミュニケーションで最も大切なことは、『心・HEART(ハート)』だと思います。
相手の言っていることが100%分からなくても、自分の言いたいことが100%伝えられなくても、この人にこれを伝えたい、という気持ちがあれば、心のこもった会話ができると思いました。
オーストラリアで家族と過ごした日々は私にとって宝物となりました。もっと勉強して彼らとたくさん話しができるようになりたいと思います。
来年、彼らが日本へ来たときは、日本の名所へ案内したいと思います。
オーストラリア、本当にありがとう。I love Australia and all of my friends!