教員採用試験前に海外日本語教育留学9ヶ月

ニュージーランド 書道 着物浴衣 日本語教育

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ニュージーランドのカレッジで9ヶ月の日本語教育活動に従事した、日本語教師アシスタントの、活動を終えての体験談です。

日本出発前

不安

ホリデー中は一体、どのように過ごせばいのか?
あとお金が足りるかどうか・・・これが一番心配でした。

日本でやっておけばよかったこと

英語と日本の文化・伝統についての知識、日本語教授法についてもっと学んでおけばよかったです。

生活面では、車の免許かバイクの免許を取っておけばよかったです。ニュージーランドは公共交通機関が発達していないので、自分で移動手段を確保しなければ不便です。

日本語教師アシスタント活動としては、日本語クラス用には、シールやスタンプ、日本の番組を録画したビデオなどもっとたくさん用意しておけばよかったです。
私が持って行ったもので書道セットや浴衣、自分の写真は好評でした。

日本語教育活動

職務内容

宿題チェック、テストの採点などの補助業務。月のイベントや歌、ゲームなどの日本文化紹介。Year12(2人だけ)の受け持ち。数学・理科クラスでの教師補助業務。日本語教材の作成などをおこないました。

評判の良かった活動

折り紙は何を作ってもニュージーランドの子どもたちは喜んでくれました。あと、歌(教科書に載っているダサイ歌をみんなで歌うの)もウケがよかったです。
書道、鬼のお面、うちわづくりなど、色を塗ったり、何かを作ったりするのがNZの子どもたちは大好きで、異常に熱中します。

じゃんけん、あっち向いてホイなどの手遊びは何も道具が必要ないので、教室の外でも延々と子どもたちはやり続けます。

ニュージーランドの生活

英語について

派遣校のスタッフ全員と十分なコミュニケーションを取れたかといえば、正直、「いいえ」です。自分の英語力と性格の問題・・・でも何かを伝えなくてはならない状況では、なんとか乗り切ってきたので、まぁ、悔いはありません。

ホームステイ生活など

ホームステイ生活で学んだこと、それは「愛!」でした。 フランス人とKiwiのカップル、そしてデカい犬との共同生活。ニュージーランド人だけでなく、フランス人の気質もわかり、国民性というものを真面目に考えました。自分は日本人でよかったと思いました。本当におもしろい人でした。

「人種」「外国人」について

町中では、ただ道を歩いていただけなのに、良ろしくない言葉を言われることが何度かありました。「自分は今、外国人なのだから仕方ないかなー、アホな奴はどこにでもいるよなー」とムカつく心を抑えましたが、周りの人が「これは大変だ!」と言って、真剣に悩んでくれました。警察にまで行って話を報告してくれました。

活動を終えて

今後の予定

帰国したら、日本で教員採用試験を受けて、来年度から教員として働くのが目標です。でも先のことはわかりません。成り行き任せで日々楽しむのがモットーです。

ニュージーランドに来たばかりの頃の自分と、今の自分を比較すると、随分、成長したような気がします。日本人であることのありがたさと誇りを胸に抱いて、多様な国際社会の中で、自分の人生を精一杯、生きていこうと思っています。日本が大好き。もっとすばらしい国になるはずです。

最初はどうなることかと思っていましたが、やはり最後には、ニュージーランドに来て良かったぁー!と思うものですね。笑顔で帰国します。

# ニュージーランド・北島・中央部のカレッジで日本語教師アシスタント)

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