比較的日本語教育が盛んなオーストラリアの学校ですが、中でも専用の日本語教室があり、日本語の教材は何でもそろっていて、1日4~5コマ、週5日、フルタイムで日本語の授業がある学校もあります。
日本語の授業が盛んなオーストラリアの学校
赴任して感じたこと
(このオーストラリアの学校に日本語教師アシスタントとして赴任して)日本語の授業がかなりしっかり確立していることにすごく驚きました。この学校には Japanese Roomがあり、そこにみんなが授業を受けにやってきます。Japanese Roomには、もちろん日本語の本、パズル(簡単な日本地図のものなど)、写真など何でもそろっていて、大きな鯉のぼりが外に毎日飾られるくらいです。
日本語の授業も、今までの何年分もの積み重ねがあるようで、それに従ってやっているという感じです。
まったく想像外だったので、ものすごく驚きました。
生徒数も600人以上なので、月曜から金曜日までほぼ空き時間なくフルタイムで授業があります。(これほど日本語が盛んとは)赴任前には思いもしませんでした。
動きのある絵本
Year1、Year2の授業で(日本語の)絵本を読んだのですが、動きのある絵本(開くと中に別の絵が隠れている)が子どもたちの興味をすごく引きました。その後に、その絵本の絵を描かせるというふうにすると、みんな楽しそうでした。低学年は体を動かすこと
私が現在のところ、主にしている仕事は、週3回のPrep.だけで、しかも授業の大まかな内容は決まっているので、効果がない授業は特にないのですが、ただ、Prepは飽きやすいし、覚えるのはあまり好きではなさそうです。何か作業をするのが楽しいようです。ゲームやお絵かき、体を動かす授業が効果ありそうです。あと、ひらがなの中抜きしているのを、なぞらせるのは、絵を描いている感覚でやるので意味ないなぁと感じています。始めから上下逆さまに紙を置いて書いている子とかいるので・・・。
七夕ウィーク
ホリデー明けの最初の1週間がPlanning Week で、100分授業だったので、子どもたちの集中力を保つのが大変でした。遅ればせながら七夕ウィークにして、どの学年でも七夕のことをして、笹に飾り付けをしました。子どもたちのお願いは様々で、「学校が休みになりますように」とかあったのでおもしろかったです。「世界が平和になりますように」と願った子がいて、小学生の子がこんなお願いするんやなぁと感心しました。
ドアの後ろに動物の絵が描かれている本
日本語の先生が買ってきた教材で、ドアの後ろに動物の絵が描かれている本は、Grade2の子どもたちに大人気でした。動物の日本語の名前を勉強中のGrade2では、どこにどの動物がいるかを探すのが楽しいようで、正解の動物を見つけた時に、「こんにちは、〇〇〇(動物の名前)」と言って楽しく勉強できました。
コンサート
あとGrade1&3のコンサートがあって、子どもたちの頑張りに感動して泣きかけました。授業では見せない顔をしていて、全員がかわいかったです。車いすの子もみんなと一緒に踊って会場中の感動を呼んでいました。来週はGrade4のコンサートがあります。学校でのコミュニケーション
職員室など学校の同僚の先生たちとは、まだうまくコミュニケーションがとれているとは思いません。もっと自分から話しかけないといけないなぁとは思っています。あとは名前を覚えないとなぁ、と感じています。あと、とりあえず笑顔かな、と思っています。
先生たちとは以前に比べたら話す先生は増えたと思いますが、いまだどうしていいのか・・・担当の先生ともっと仲良くなろうと、一緒に和太鼓を習い始めてみました。
ホームステイ生活
「当たり」のホストファミリー
ものすごいすばらしいホストファミリーです。みんなすごく優しい。ホストマザーは毎日私の様子を気にしています。学校でのことなどホストマザーに話したりできています。子どもたちとも仲良くなれえt、一番上の子も(どっちが年上かわからないくらい)すごく気にかけてくれています。ブロードバンドに加入したのか、自分のPCも使わせてもらっています。Term3も同じホストファミリー宅に滞在させてもらうことになりました。たぶんずっとこの家でお世話になると思います。感謝の毎日です。もっとしゃべれるようになりたいと思います。
英語については、今はひたすら聞いています。Listeningの練習ということで。最近勉強したくなってきたので、英語の本読みを始めようとしています。 ここの家庭にもすっかり慣れ、ホリデーのあとに帰ってきたら、Rice Cooker(炊飯器)を買ってくれてて嬉しかったです。 そしてなぜかそれから私が炊飯係になっています。
日本食コミュニケーション「焼うどん」と「カレーライス」
焼うどんを1回作ったら、かなり気に入ってくれて、ホストマザーのレシピの1つに加えられ、よく焼うどんが作られるようになりました。そしてカレーを作ったら大人気で、1番下の子には「嫌い」とバッサリ切られたけれど、無口な真ん中の男の子はコメントなしで2杯食べてくれて、私一人で喜んでいました。ホストマザーもかなり気に入ってくれたらしく、今度、友達家族も呼んでカレーをごちそうしようと張り切っていました。成功してよかったです。
#オーストラリア・VIC州の学校で日本語教師アシスタント