海外の小中高校で日本語教師アシスタントをやっていると、時々、学校の課外授業や日本語の授業の一環として、町の日本食レストランに生徒たちを連れて行って、日本食を食べる、という授業があります。
日本語教師アシスタントも、教師の一人として引率することになります。
日本語のクラス
引率で日本食レストランに行く
今月下旬の2日間、ウェリントンの日本食レストランに(学校での日本語授業の一環として)引率で行きました。定食が5種類(焼肉、からあげ、チキンテリヤキなど)あって、それに刺身、豆腐、漬物、ご飯、みそ汁などが付いていました。
生徒たちには肉料理は好評でしたが、刺身やワカメは食べない生徒もいました。
わさびを食べた生徒は苦しそうにしていました。引率ということで、お金は払わなくてよかったのでラッキーでした。
日本の家についての三択クイズ
日本語の先生が1日出張(観光)に行かれた月曜日に、Year9,10の2クラスで、日本の家のクイズをしました。写真を見せながら、三択のクイズを5問出して、答え合わせをしながら解説していきました。
Year10では、まぁまぁしゃべっている生徒もいましたが、Year9はおそろしく静かでした。
和式のトイレ、炊飯器、こたつなど、少し珍しそうに見ていたと思います。
4~5問正解した生徒には、シールをあげました。
写真がないと失敗する
同じ日にYear11では、日本の学校についてのクイズをしましたが、かなりうるさかったです。注意をしてくれる生徒や、きちんと聞いてくれる生徒もいたのですが・・・。家の紹介のように写真があればよかったなぁ・・・と後悔しました。
余計な事をすると失敗する
Year9で生徒が色塗りをしている時に、暇だったので、生徒が使っている学校の色鉛筆を削ってまわったところ、ある1本の水色の鉛筆を削り過ぎて使えないくらいに短くしてしまいました。学校のだからいいか、と思ったのですが、その生徒のものだったらしく、驚きました。
すぐに準備室に行って、水色の鉛筆を探したところ、ちょうど一本あったので、その子にあげました。
このことは先生には内緒にしています。余計なことはしないほうがいいという教訓でした。
生徒にお菓子をもらったら注意
また、Year10の授業の前に、生徒がお菓子をくれたので、授業前ということで食べると、生徒の一人の女の子が、それを教室全体に伝えるかのように、"No eating!"と大声で言い出しました。授業前だから、と言い返しましたが、授業が始まってから今度は別の生徒が、"〇〇(私の名前)is eating."と先生に言いました。
後で先生に説明すると、きちんと理解してもらえましたが・・・。教室では食べないほうが無難かと思われます。
授業以外でのコミュニケーション
孤立している人をねらう
学校のスタッフの方々でも、いつもグループになっている人と、孤立している人と分かれているので、なるべく孤立している人をねらって話しかけるようにしています。最近、特定の人(ESOLの先生、マオリ語の先生、中国語の先生、フランス語の先生、Reliefの先生)と話をすることが多い(時間的にはそれほど長くはない)です。3学期から新しく赴任する先生もいるので、またその人たちと話しができればと思います。
How's going? と尋ねる
生徒はクラスによって話す頻度が異なりますが、プリントなどをしている時は、"How's going?"(どう?)と聞いて回ると、「これが分からない。」というように聞いてくることがよくあるので、簡単に声をかけるようにしています。ニュージーランドのホームステイ生活
ホストマザー、ファザーとは、これまで同様、特に大きな問題もなく、うまくやっています。子どもたちとは話題があればしゃべることが多いのですが、ないときはほとんど話しません。
本当に話題は大事ですが、以前、ご両親と話しをしている時に、会話の一環としてフラットの話をしたところ、一瞬、フラットを探しているかのように取られてしまいました。何回も否定するとすぐに分かってもらえましたが、話題選びも大切だと思いました。
また、kidney(内臓)入りのパイを作ってくださったことも印象的した。「また食べたい?」と聞かれ、「1年後に・・・」と答えましたが。
英語の鍛錬
英単語を覚えるときは、どういう文・場面で使われているのか?ということを理解するように努めています。ESOLでは金曜日に単語テストがあり、その単語を使った例文を作らないといけないので、そういった練習を通して単語の使い方を理解するようにしています。
ESOLでは、環境とテクノロジーのトピックを学習しました。授業の進め方(各トピック7-8時間)は、最初にプリントを5-6枚して、単語などのある程度基礎的なことが身に着いたあとに、ライティングやスピーキングの課題を出す、というようにされています。時々文法もしています。
第2学期から3学期へ
Year9は2学期で終わりらしく、3学期からは別のYear9の生徒が日本語の授業に来るそうです。半分以上はだいたい良い生徒だったのですが、中には学年でトップを争うほどの悪い生徒もいたので、生徒が変わって少し安心です。
もちろん、一番大変だったのは、日本語の先生ですが。
#ニュージーランド・北島の学校で日本語教師アシスタント