日本語教育が盛んで、かつ規模が大きな学校では、日本語の授業も専任の日本語教師によってしっかりとオーガナイズドされており、アシスタント教師は文字通り「アシスタント」に徹することになります。
学校の様子
私が活動する学校は、生徒が1200人くらいいて、先生も70人くらいいる大きな学校なので、スタッフの名前を覚えるのも難しいです。
みなさんかなり忙しく、ゆっくり話す時間など到底ありませんので、ホストの日本語教師や、デスクが近い先生方など、ようやく話す方も増えてきた状況です。
日本語の授業
テストシーズン
学期末のテストシーズンに入り、日本との違いに驚きました。
日本語のテストは、writing,listening,speaking,readingの4セクションがあり、スピーキングのテストでは、衣装を用意したり、ビデオを各自持ってきたりしていて、大変興味をそそりました。テストというより、まるで劇みたいな感じですね。
日本語教育の制度がきちんと整っていて、先生も授業の進行をほとんど準備されているので、今まで、私が自分で授業を考えて進めるということはありませんでした。
しかし、テストの後、残り20分、30分を何か考えてやってほしいと言われ、初めて自分で準備して主導権を握ってみることができました。大変よい経験だと感じています。私がおこなった内容は以下の通りです。
七夕・短冊
1回目はG9に割り当てられた25分間でした。七夕が近かったので、七夕を英語で紹介し(10分)、残りの時間で短冊を作りました。
アクティビティがない授業はG9では退屈することも考えられましたので。
日本語教師と一緒に生徒の短冊作りを手伝い、大変盛り上がりました。ゲームと違って生徒が自然と質問することにもなるので、コミュニケーションもとれて一石二鳥でした。願い事を書くのは楽しいようです。短冊に竹の絵を私が添えて、教室の後ろに掲示しました。
日本のジェスチャー
2回目はG10のクラスで30分弱でした。前日に何かして、と言われて準備に追われました。日本の文化で興味を持てて聞くだけにならないものは・・・と考えて日本のジェスチャーを教えることにしました。
私がやってみよう!と言わなくても子どもたちは勝手にマネはじめて、とても興味深そうでした。
オーストラリアのジェスチャーと比べるとまたおもしろいのかもしれません。
現地の生活
こちらの生活に慣れてきて、毎日が充実してきました。
町で知り合った日本人や、メルボルン時代の友人、ホストの日本語教師の家族などと交流を図り、とくに寂しい思いもしていません。
先月末からホストファミリーが変更になり、新しいホストも大変良い人達で、特に問題もなく毎日を過ごしています。日常会話は問題ありません。
ホストが英語の先生
会話と独学してます。今月はメルボルン時代の友人がQLDまで遊びに来てくれたので、プライベートでも英会話ができて良かったです。
現在のホストマザーは英語の先生なので、このチャンスを逃してなるものかと、分からないことは聞いて教えてもらっています。
プライベートでも日本語を教えることに
日本語クラスの生徒の母親から手紙をもらいました。彼女の友人のアメリカ人が日本に大変興味を持っていて、日本語を勉強したいとのこと。
学校外ではありますが、プライベートでも日本語を教えることになりました。彼女は中年ですが、一対一で教えてみて、学校で子どもにも役立ちそうなことがあったら、転用していきたいと思います。
#オーストラリア・QLD州ケアンズ近郊の学校で日本語教師アシスタント