日本をパズル形式で知ってもらう

カナダ ゲーム ひらがな 教案 日本食

t f B! P L

日本から遠く離れたカナダの東端のほうでも、日本に興味を持っているカナダ人は少なからずいます。

日本と日本語の授業


行動を伴う参加型で日本を知ってもらう


「日本」を日本語でどう言うか(発音するのか)、皆知らないので、まず、それをhandout(配布したプリント)に記入してもらいました。

日本の国旗を知っている子は多いです。おそらく知らない子はいないようです。

日本の面積、人口、気候、時差など、カナダと比較しながらハンドアウトを進めていきました。

黒板には持参の大きな日本地図を貼り、それを使って、北海道、本州、四国、九州、東京、私のホームタウン(故郷)など、それぞれ生徒に探させて、ポストイットを貼ってもらいました。

それと同時に、ハンドアウトの地図に地名を記入してもらいました。

どのクラスも地名探しは「次、私やりたい!」などと興奮気味でした。地名を記入するのも、ローマ字だけでなく、「日本語でもどのように書くか教えて!」と言われ、みんな日本語でも記入していました。

本などで日本のことを勉強してきてくれる子、私の似顔絵や手紙、また絵作りで私の名前が入った壁掛けをプレゼントしてくれる子どももいて、大感激&励みになりました。

あと先生も生徒もよく日本語で挨拶してくれます。

「明日、(私が)授業に来るまで待てないよ!」って言ってくれたり、「日本好きなんだ!」とか、「(私の)授業がある日は楽しみなんだ!」って言ってくれたりします。日本に興味を持ってもらえていることが何よりうれしいです。

紙芝居の効果


猿蟹合戦などの紙芝居は、絵が変わるたびに生徒の注意を引かせられるし、ストーリーを自分で翻訳したので、わからなかった単語も、授業を重ねていくうちに自然に覚えられるし、生徒に読ませることで、飽きもなく発音も聞けて、一石三鳥です。

日本のアルファベットが3つもある(ひらがな、カタカナ、漢字)ことにみんな興味深々でした。

好きな単語を調べてもらう


50音表で私の好きな言葉を一文字ずつどう発音するか調べてもらいました。"This game is really fun!!"と言ってくれて楽しんでもらえました。

あと日本語で名前を書いてあげたら、「ペットや家族の名前も書いて!」と言って、授業時間が過ぎ、お昼になってしまったこともありました。

英語について


"Hi!"と挨拶したときに、"How are you?"と付け加えると挨拶だけで終わらず、話も広げられてよいことがわかりました。

わとはわからないことは追求して教わっています。

余力がある時は、表現の暗記。そしてテレビやラジオを聴いています。

唐揚げが人気なホームステイ生活


週一程度ですが、夕食(日本食)をホストに作ってあげています。唐揚げが大好評です。
ホストマザーが料理が上手だし、時々ご飯も炊いてくれるので、日本食に恋しくなることもありません。

「とても良くしてくれているから感謝している」と伝えたら、「一年いるのだから自分の家のように快適に過ごしてほしいと思っているのよ。」と言ってくれました。

ただ、何でも手伝うと言っているのに、ほとんど手伝いを頼まれないので、自分で手伝えることを探してやっています。

ハプニング



箸のゲームをした際に、うまくできずに泣いてしまった子がいました。

昼休み、子どもと遊んでいて、手をつなぎたいために、私の手の取り合いになり、女の子の2人が"I hate you!"と互いに言い合ってケンカになってしまいました。

両ケースともどうしたらいいかわかりませんでした。

ヒント:
箸の使い方が苦手な子は、もっと大きくて軽いものを使わせるといいかもしれません。例えば、豆がダメならマシュマロ、マシュマロがダメなら庭球ボールなど。
手の取り合いになったら、真ん中に入って、両者の手を握ってあげて、仲直りをさせましょう。


#カナダ・New Brunswick(ニュー・ブラウンズウィック)州の小学校で日本語教師アシスタント


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