カナダのバンクーバーなど、都市部にある、それなりの規模の学校は、日本語教師アシスタント活動も、赴任早々、かなり多忙であることが多いです。
カナダの学校の日本語クラス
想像と違ったカナダの学校生活
着任した最初の週のうち、担当の先生が市の行事のスポンサーで2日も不在となり、すべて私一人で授業をやらされたのには閉口しましたが、素直な生徒たちで助かりました。もっとずっと大人っぽくて行儀の悪い(?)カナダ人の、少人数クラスを想像していたのですが、1クラスは30人前後で、そのうち90%以上はアジア系。あまりカナダに来た感じはしません。
廊下で会うと、わざわざ立ち止まって「先生、こんにちは!」と日本語で挨拶する礼儀正しさには驚きました。
卒業時には「日本語」の州の試験もある
日本語は選択科目ではあるものの、卒業時にはBC州の試験もあるということで、毎時間必ず2,3個の小テストを実施し、レベルの底上げを図っています。テキスト以外に、今月は「お月見」の読み物教材、クイズと「サンクスギビング」の会話、カタカナ語彙教材を作りました。
担当5クラス全部レベルが違うので、それぞれ別々に準備しなければならず大変でしたが、生徒は喜んでくれたようです。
昼休みコミュニケーション
お昼くらいはスタッフルームで他の先生たちとも話をしたいのですが、担当の先生が3つのクラブの顧問をしているため、ほぼ毎日、日替わりでランチタイムにクラブのミーティングがあるので、教室から動けません。その代わり、生徒たちとは常に一緒にいます。
幸か不幸か、担当の先生もよくいなくなるので、必然的に、生徒は私に聞きに来ることになり、生徒とのコミュニケーションは不自由していません・・・。
トラブルも努力と工夫で徐々に緩和
コンタクトスタッフの先生(でもあり、ホストマザーでもある)は、いろんな役職についていて、本当に忙しく、1日の半分以上は教室にいません。授業中も電話やお客さんが来て指示を出さないまま教室を出ていき、そのまま戻ってこなかったりするので、初めはかなりストレスが溜まりました。
今はしつこいくらいに授業や会議の予定を予め聞いておき(それでも当日 急に変更になることが多々ありますが)、前もって授業の準備をしておくようにしています。
私一人の時も80分の授業をつなぐためにいろいろ指示を出さなくてはならないのですが、先生が途中で戻ってきて、「あ、今日はやっぱりテストしないから。」など突然違う指示を出すと、生徒もアシスタントの私もかなりやる気がそがれます。
この頃は予め先生に聞いて確認するようにしているため、かなり改善されてきました。
カナダの大家族の中でのホームステイ生活
両親、子ども4人、養子2人、ホームステイ2人という大家族と聞いていたのですが、実際、ふだん一緒にご飯を食べたりするのは、下の子どもたちとホームステイ者だけで、あとは同じ家に住んでいても、ほとんど会うことはありません。学校のコンタクトスタッフでもあるホストマザーは今まで何十人もホームステイを受け入れたことがあるらしく、生活用品などをいろいろ貸してくれたり、買い物に連れていってくれたり、親切にしてもらっています。
ホストファザーが日本人、ホストマザー(=学校の先生/コンタクトスタッフ)が中国人なので、一応、家では英語、学校では日本語とルールを決めていますが、実際はかなり混じっています。
本当は新聞を読んだりニュースを見たりしたいのですが、今のところ、英語を改めて勉強する時間的余裕がありません・・・。
当初の予定通りではありますが、来月からはアパート暮らしになります。とっても、同じ家の中の「アパート」ですが・・・。
#カナダ・BC州バンクーバー東部の学校で日本語教師アシスタント