日本語教師アシスタントが派遣される学校がある町は都会から地方まで大中小様々です。例えば田舎の小さな町では、町の映画館作りにボランティアで参加したりと、その町、その規模でしか体験できないような、小さな町ならではの良さもあります。

オーストラリアの学校の様子

今月は学校の行事として、School MassとSwimming Carnivalがありました。

School Mass

School Mass(ミサ)は学校内の教会で行われ、何が何だかよくわからなかったのですが、とても神聖な感じでした。

Swimming Carnival

Swimming Carnival(水泳大会/競技会)は近くのプールで行われました。青、赤、黄、緑のチームに分かれて、それぞれが点を競い合うという形式でした。

生徒たちは自分のカラーの服を着たり、思い思いのペイントをしたりしていて、とても楽しかったです。

私は水着がなかったので、入れなかったのですが、タイムを計るのを手伝ったりしました。

日本語のクラス

坊主めくり

「坊主めくり」*をYear9,10でやったのですが、意外とけっこうみんな楽しんでいました。

*「坊主めくり」・・・百人一首の札の、首は読まず、読み札のみを使用し取り札は使用しないゲーム。


ひらがな約100文字と、ぼうず、お姫様25枚を作って、6人でプレイしました。

めくった時にひらがなを発音して、合っていればカードをもらえて、間違っていたら、机に置く、というルールで行いました。

歌うひな祭り

Year9,10の生徒に「ひな祭り」を紹介しました。ひな祭りについては少し知っていたようで、日本語の先生が少し説明すると、少しずつ思い出していたようでした。

説明のあと、ホワイトボードにおひな様の歌の歌詞を書いて、読む練習をし、CDを聴きました。

そして次に、私がピアニカを弾いて、みんなで歌いました。

歌詞がひらがなだとなかなか歌えなかったのですが、ローマ字のふりがなをうつと、みんな、なんとか歌ってくれていました。日本とは違うひな祭りを味わえてよかったです。

折り紙は鉄板

隣り町に2ヶ月間、日本語教師のトレーニングをしている人がいて、その人が私たちの学校に1日、来てくれました。

その時に折り紙をしたのですが、Year8は初めてだったので、みんな一生懸命、鶴を作っていました。

Y9,10は女の子だけなので、ブレスレットや指輪や動物など、好きな物を作って楽しんでいました。

英語を鍛えるホームステイ

ホームステイ先は、とてもいい人たちです。毎日、学校が終わって帰ると、英語のスピーキングの練習をさせてくれます。

日本についてのトピックを1つ取り上げて、それについて話したり、その他いろいろなことについて、自分の意見を言えるような機会を設けてくれます。

ホストマザーはイギリス人で、とても綺麗な英語を話すので、ずいぶんわかるようになったのですが、お子さんとはまだ会話が弾まないのが現状です。

家の中ではできるだけ話をしようと心掛けているのですが、いまだに向上していないので、もっと努力しなければいけないなぁ・・・と思いながらも毎日が過ぎていっています。

あと、蚊にたくさん刺されて薬を買ってもらいました。こんなに刺されたのは初めて、というくらい刺されました。

ホームステイにもだいぶ慣れてきました。ホストファミリーの親戚の家にもよく連れて行ってくれるのでとても感謝しています。


食事も自宅栽培のお野菜を使ったりしていて、とても健康に気を遣っている家庭です。

家の外では、ボランティアで町の映画館作りを手伝ったり、川の近くの雑草抜きを手伝ったりと、すごい奉仕の精神と思いながらも、ここでしかできないような経験をさせてもらっています。

英語について

その他、ホストファミリーの勧めで、本を毎日読むようにしています。

学校の子どもたちとの会話は、まだまだ付いていけてませんが、笑ってごまかしています。

子どもたちは「please は日本語で何て言うの?」とかいろいろ聞いてきてくれます。
そして水を飲むときは、先生に「飲んでいい?」と日本語で聞くのでかわいいです。

スタッフの先生たちとは(私の英語力の無さと忙しさから)なかなか話せていないのが現状です。


#オーストラリア・NSW州内陸部(キャンベラ近郊)の学校で日本語教師アシスタント

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