日本語教師アシスタントが現地で日本を紹介する際の必須アイテムとして、よく「となりのトトロ」が頻出キーワードとしてあがってきます。
ニュージーランドの学校様子
- 先週、プロのバンドの方が学校に来て、コンサートを開いていました。
- 昨日は先生の集合写真の撮影があり、私も教員の1人として隅の方で笑っています。
- 来週からOutdoor Education(野外授業)が始まるので、日本語の授業がないので、私も生徒たちと一緒にアウトドアを行う予定です。
日本語のクラス
名札を作らせて名前を覚える一石二鳥
新学期が始まった第一週目は、生徒一人ひとりの名前を「カタカナでどう書くか」を教え、名札を作らせました。生徒の顔と名前を覚えるのに有効だし、生徒も自分の名前を書けるようになって喜んでいました。
パクパクで数字を覚える
また、数字を教えたときに、遊びながら日本語を覚えてくれることを願って、折り紙でパクパクを作らせ、漢字または日本語の読み方(いち、に、さん・・・)で数字を書かせました。
ヒント:「折り紙 パクパク」で検索すれば、折り方の動画などが出てきます。
トトロは日本文化そのもの
今週は全クラスでトトロのビデオを見せました。日本文化についての項目と簡単な説明を予めプリントで作っておき、それらが映画の中で出てきたら、四角をチェックする、というものです。靴を脱いで家に入ったり、雨戸を開けたり、トトロは本当に日本文化です。
トトロは日本語で見せるべし
そのトトロを見せるときに、一番最初のクラスは親切心から、英語で見せたのですが、音がうまく聞こえなかったり、笑っている間に聞き逃したりで、物語がなかなか理解できず、飽きてしまった子がたくさん出てしまい、失敗でした。その次のクラスからは、英語字幕を付け、日本語を聞かせるようにしました。「こんにちは」「ありがとう」「お父さん」「お姉ちゃん」など、少しでも知っている日本語が耳に入ると、子どもたちは喜んでいました。
授業以外で心掛けていること
この学校は先生が多いので、とにかく顔を覚えるのが大変です。Year8の先生なのか、Year7の先生なのか、最近やっとわかってきました。なるべくMorning Breakfastの時間はミーティングに出席するようにしています。
だんだんと声をかけてくれる先生が増えてきているように思います。
ランチタイムの間は、日本語の教室にいるようにして、生徒が訪ねてくるのを待っています。
私が担当する授業はYear7だけなのですが、隣のクラスがYear8なので、Y8の生徒とも知り合いになりました。
子どもたちとは"Easy Peasy Japanesy!" が合言葉になっています。
微妙な人間関係
私の他にももう一人、日本語教師アシスタントがいて、2人でYear7の全クラスを分担しているのですが、彼女がなかなか特徴ある方で、どう接していいのか困ることが多々あります。そして最近では、学校の先生方と彼女があまり良い関係ではなくなってきてしまっているので、私はなんとか誤解だけは生じないように、両者の関係を取り持っています。
ホームステイもトトロ漬け
初日、ホームステイ先へ向かう途中、突然、ホームステイ先の変更を告げられたときは驚きましたが、とても楽しくやっています。4才のホストシスターはトトロが大好きで、毎日、トトロとネコバスの絵を描いてくれ、と私のところに紙を持ってきます。
DVDも毎日のように観ているので、「歩こう」と「誰かがこっそり」(オープニングとエンディングの歌)も日本語で歌うようになりました(笑)。
トトロごっこ(役になりきって会話する)もやりますし、「トトロ大好き!」という言葉(もちろん日本語)も覚えました。でもなぜか「〇〇(私の名前)大好き!」とは言ってくれません・・・涙。
半年のNZ生活に思うこと
英語については、日本から持ってきた単語帳と問題集をやろうと思っていたのですが、まったくできていません。特別何かをしているわけではありませんが、とりあえず先生・生徒・ホストファミリーと積極的に話すように心掛けています。昨日でちょうど、ニュージーランドの生活の半分が終了しました。あと1ヶ月半のみです。
私の宝物を手に入れた
実は学校が始まってすぐ、最初の授業で、生徒がとてもうるさかったので、彼らは教頭先生に呼ばれ、私に反省文を書いてきました。「ごめんなさい。次からはちゃんとおとなしくします。」と書いてあるその途中に、「もっと英語を勉強してください。」って書かれたのは、かなりショックでしたが、あの反省文は、今後私の宝物になるだろうと思われます。
これから日本語教師アシスタントに参加する人も宝物を手に入れてほしいと思います。Easy Peasy Japanesy!
#ニュージーランド・北島・オークランド北部の学校で日本語教師アシスタント