英語を学ぶための一般の語学留学以外にも、日本語を教えながら英語を学ぶ日本語教師アシスタントをしながら、1年間、滞在費と食費が無料で生活できる仕事体験型留学というのもあります。
以下は、その日本語教師アシスタントが活動する学校情報です。
滞在費(食費)無料の日本語教師アシスタント活動校
この学校は、こちらの滞在費・食費無料で1年間オーストラリア日本語教師アシスタントの学校のすぐ近くにあります。学校のロケーションや気候など
この学校は人口約6万人の都市にあり、最寄りの主要都市はブリスベンになります。ブリスベンはクイーンズランドの州の州都です。気候は亜熱帯気候で、年間通じて温暖ですが、特に夏(11月から2月)は高温多湿で、雨季は降水量は多くなり、バケツをひっくり返したような雨が降ることも多いです。
冬(6月から8月)の平均気温は18度前後で、乾燥することもあります。
年間通じて、オーストラリアは紫外線が強いので、十分な紫外線対策が必要です。
学校の概要
この学校は全校生徒800人ほどの私立のセカンダリースクール(中学・高校)です。カソリックの教えに基づき、地域に密着した教育を目指している学校です。寮が併設され、一貫した教育が行われています。この学校は、カソリックの学校ですので、お祈りの時間などにも参加していただくようになります。もちろん宗教の自由は認められていますが、カソリックの教えを否定するような言動は絶対に避けてください。
滞在費(食費込み)無料について
学校の寮に入ることで、滞在費(寮での食事含)が無料となります。寮以外に滞在する場合や、寮以外で食事をする場合は、自己負担となります。 女子寮への入寮となるので、女性限定です。寮について
寮(Boarding House)には、生徒と一部の先生方も住んでいます。生徒と先生の部屋はフロア(階)が別れています。日本語教師アシスタントとして活動する学校までは、徒歩で約20分、車で5分ほどです。朝と放課後、学校と寮を結ぶバスが出ているので、それにて通学することも可能です。
部屋は1人部屋(個室)ですが、キッチンやシャワールーム、洗濯機は共同になります。
寮から徒歩で10分ほどの所にスーパーマーケットなどがありますので、日用品を購入することができます。また、シティー中心地に出るバスも寮を通るため、アクセスは比較的便利です。週末等は、シティーのほうにも出かけることが出来るでしょう。
日本語教育について
この学校では、30年以上にわたって日本語教育が行われています。Year8からYear12までのすべての学年で日本語の授業が行われており、オーストラリア人の日本語教師が中心となって、「MIRAI」という教科書を遣って授業を進めています。低学年の生徒には、文化紹介的な授業を中心に、上の学年になるほど文化紹介だけではなく、本格的な授業が行われています。
日本語教師は複数人おり、また日本語の教材は、学校に比較的豊富にそろっています。
日本語教師アシスタントの職務内容
- 日本語の授業中に生徒の質問に答えたり、授業についてこれていない生徒の支援・補助など。
- 上の学年では、小さなグループでの会話のレッスン担当。
- 授業外では、教材の作成を積極的に行い、充実させること。
- 当校での活動に慣れてきたら、自身で文化紹介の授業を進めていただくこともあります。
- その他、他の先生のお手伝い等、事務的なお手伝いなど。
その他注意点
ブルーカード取得が必要
QLD州ですので、子どもに接する日本語教師アシスタント活動をするにあたり、事前にブルーカードの登録・取得が必要となります。給与やアルバイトの可否について
給与等は支払われません。日本語教師アシスタントはボランティアです。その代わり、上述の通り、滞在費・食費は無料となります。日本語教師アシスタント活動中のアルバイトは、原則、不可です。
特にボランティア用ワークビザで日本語教師アシスタントに参加する人は、有給の仕事は禁じられています。
ワーキングホリデービザで参加する場合も、学校からは給与は支払われません。あくまで無償ボランティアということで、活動の機会が与えられていることにご留意ください。もし有給の日本語教師アシスタントの場合、オーストラリア在住の正規教員資格を持つ有資格者をなぜ雇わないのか?等々、問題になってしまいます。
日本語教師アシスタントをしながら他のアルバイトの掛持ちの可否についてですが、原則、不可です。あくまで学校教員としての意識を持って活動してください。
そもそもですが、日本語教師アシスタント活動中はそれで手一杯になり、とてもその他のアルバイトどころではないことが多いです。
ワーキングホリデービザの方は、学校のホリデー期間中には、学校に支障がない範囲でアルバイトをすることは可能ですが、その場合も念のため、校長先生に確認と了承を得てからするようにしてください。
以上、滞在費(食費含む)無料の日本語教師アシスタントですが、あくまで「一教員」としての自覚と責任を持って行動できる方のみが採用されるです。