自分の得意な絵(美術)をいかして、現地で活躍の場を広げていった日本語教師アシスタントもいます。
学校でのできごと
赴任当初は、教師の皆さんや子どもたちが、私の想像以上にフレンドリーに接してくれて感激でした。しかし、以前この学校で日本語教師アシスタントをされていた方が、つい2ヶ月前までいらっしゃったそうで、まだ彼女と間違われたり、比較されたりします。でもその人のおかげで授業の導入が省けたりするので、良かったり悪かったりです。
クリスマスが近づくニュージーランド
行事続きだったこの1ヶ月は、私はすっかり学校専属の看板屋と化し、クリスマスパレードの幕やら何やらを子どもたちとともに完成させ、当日はそれに乗せてもらい、ロトルア中心街を練り歩きました。貴重な体験でした。これからの季節、クリスマスや遠足に向けて看板書きにますます精を出していかなければなりません。
日本語のクラス
日本語の先生からいただいたアイウエオのラップは皆、ノリノリでした。また、顔のパーツ教える時に「ふくわらい」をやったら好評でした。
日本語をまったくやったことがないクラスに行くと、最初はやはり挨拶を教えるのですが、すれ違う時などに日本語でその子どもたちから挨拶されるといい感じです。
しかし、大勢の初心者の子どもを対象とする折り紙は、効果云々の前に、不可能であることがわかりました。
自分の名前は日本語で何というのか?
日本語をやる時には、子どもが楽しんでいるかどうかを念頭においてやっています。まだまだ珍しがられているだけなのかもしれませんが、楽しみにしていてくれるので、楽しんでもらっていると思います。
その中で「自分の名前は日本語で何というのか?」ということを何回も聞いてくる子どもが何人かいます。
マオリの人が英語の名前とマオリ語の名前の両方持っている場合があって、それと同じことと思っているらしいです。
そういう説明って難しいですよね。「無いよ。」というとがっかりされてかわいそうです。
ヒント:
英語の普通の名前、例えば、マイケルとかジョンとかにも、ラテン語で元々の意味があるので、自分の名前の意味を親に聞くなり、調べてもらってきて、その意味を漢字に直して教えてあげると喜ぶことでしょう。
英語の普通の名前、例えば、マイケルとかジョンとかにも、ラテン語で元々の意味があるので、自分の名前の意味を親に聞くなり、調べてもらってきて、その意味を漢字に直して教えてあげると喜ぶことでしょう。
絵で活動の場を広げる
私自身の授業ではないのですが、他の先生の授業の教材に絵を描いてさしあげました。それが思いの他効果を得て、ありがたいことにそれ以降も頼りにされています。また、子どもも「描いて~!」と寄ってきます。今後、日本語の教材においてもそうなればうれしいです。
学校では頼まれたこと(教材作りからベビーシッター、授業の後片付けに至るまで何でも)は成し遂げるように努力しています。また、ミーティングには極力参加させてもらっています。
英語
自分にとっては子どもたちと看板書きをしている時が一番、英語を使っていて、効果があるように感じます。説明不足だといつ絵の具をこぼされるかわかりませんから、適度な危機感?を持ってやっています。泣いている子どもの英語というのは、聴き取りが非常に難しいです。「~ちゃんが叩いた。」みたいなことなんでしょうが、これが効けたら上達したということですよね。ほとんど毎日なので頑張ります。
ホームステイ生活
学校やロトルア市内まで遠い(というか反対側)でありながら、バスが通っていないという事実に、いささか生命の危機を覚えます。しかしながら、空気もきれいですし、景色も気に入っています。ホストマザーは同校の教師であり、家に帰ってからも私の仕事での相談事を聞いてくれ、とても頼りになります。
お姉さん(ホストシスター)が、街の中心部のほうに引っ越してしまいました。今はシニアな夫婦と私の3人暮らしで、とてもとても静かです。
ホストファザーなんて、「Have some more.」としか言いません。そういう家族でそれはそれでハッピーなのだということが、やっと最近分かってきて、気が楽になりました。私からどんどん話題を出せるようにしたいと思っています。
しかし、とにかく交通の便は最悪で、その上、ホストファミリー(学校の先生)が人を待たせる人なので、一度、ブチ切れてしまいました。
教師ですから仕事の都合で待たせるのならともかく、友達と話していて1時間とか平気なんです。
それが何回か続いた時、「歩いて帰る!」と言ったら、やっと分かってくれて、最近は大丈夫です。
#ニュージーランド・北島・ロトルア近郊の学校で日本語教師アシスタント