ジャンケンは以前に教えていたので(→参考:英語で「じゃんけん列車」(日本語教育・教案))、今回は「ジャンケンの応用編」として「BODYじゃんけん(体じゃんけん)」を教えて、レースをしました。
これは広い場所が必要であること、体もけっこう動かすのでジム(体育)の時間などにおこなうとよいです。年配の女の先生は、喜んでジムの時間を提供してくれます。
レースと聞くと、子どもたちは張り切ってくれるので、そんなものを通じて日本の文化を紹介すると、子どもの印象にもより強く残ると思います。
「BODYじゃんけん」のやり方
全体的な流れ
- じゃんけんの復習
- Body じゃんけん の形を教える
- グー・・・体を丸める
- チョキ・・・手と足を前後に開く
- パー・・・大の字を作る
※ポイントは恥ずかしがらずにアクションを大きくすること! - 練習
まず、グーやチョキと指示して、その形を作らせる。その後、隣の人と対戦、もしくは自分vs全員で練習する。(主にサインを出すタイミングが合っているか?を確認すること。)
ルールの説明
ルールは図を使いながら説明するとわかりやすいです。Today, we are going to play body janken game. It is a relay race.
今日はボディじゃんけんゲームをします。これはリレーのレースです。
- First I will make 3 groups and each group will line up.
(先に生徒を適当にグループ分けして、並ばせておいたほうがよい。今回は3グループに分けた例です。) - Now we need 3 volunteers because each group has a janken partner. We call them "Barrier". (それぞれのグループから1人ずつ選ぶと人数調整しなくてよい。但し、所属しているグループとは別のグループのバリア(=ジャンケン相手)にすること。この3人を所定の場所に配置します。)
- The first person in line will run to the "barrier" person and they will do janken. (列の先頭の人がバリアとなって、ジャンケンをします。)
- If the person wins janken, then he/she must run back to tag the next person.
- If the person does not win janken, then he/she must hop back on one foot, tagging the next person in line.
- The next person can not go over the start line without being tagged.
- The first team to finish the relay wins but you must make sure that you sit down after you have your turn. Please try to keep the noise level down.
- If we have time, we will play this twice. I will be watching for those people who are playing the game well because I will choose them as the next "barrier" people.
- バリアになった子が、プレイヤーと前もって何を出すか話し合ってズルをする場合があるので、気を付けてください。
- 負けた子はスタートラインまでケンケンで戻り、再度走ってジャンケンしに行く、というやり方もあります。
その他の日本語の授業
寿司作り(巻きずし)
「あのSUSHI」を自分で作れる!ということで、どの子どももすごく興奮していました。実際はほとんど私が手伝ってあげたのですが、簡単に作り上げる私を見てびっくりしたようでした。この授業のおかげで、私への信頼度がアップしたようで、子どもとの距離も縮まった気がします。
日本の食材(玉子焼きなど)や食器類についても教えることができたので、一石二鳥でした。
シークエンシング・アクティビティ(物語を聴いた後、シーンを絵で並べる)
Sequencing Activity(シークエンシング・アクティビティ)という、簡単な絵本の文章を読んだ後に、物語中の絵のカードを順番に並べてもらう、という授業をおこないました。読む前に「後で絵を並べてもらう」ことを告げておくと、子どもたちはしっかり聞いてくれます。
私は6場面(6枚)の白黒の絵を用意しましたが、もっと増やしてもいいかも、と感じました。
KindergartenやGrade1に向いています。早く終わった子には、カードに色を塗らせると時間つぶしにもなります。その分、カードの準備が大変になりますが・・・。
フロッグ・レース(折り紙)
ただでさえ折り紙への関心は高いのに、作ったもので遊べると知ったら、子どもたちが乗ってこないわけはありません。- まず完成形(完成した折り紙の蛙)を見せます。
- 次に折り方を教えます。
- 生徒にカエルを折ってもらいます(教室をまわりながら作成を手伝います)。
- 出来上がったら、まず蛙をデコレーションさせます(色塗りなど)。
- 小グループを作り、トーナメント方式でレースをします。
(その前にインチキをしたら、もうゲームには参加させない、などルール説明します) - カエルがどこまで飛ぶか?や指定した距離をどのカエルが一番早く到達するか?などを競わせます。
- 優勝者には何かご褒美を与えます。
どの子もアイデア豊富で、デコレーションで出来上がったものを見るだけでも楽しかったです。
インチキをしたらそれ以上ゲームには参加させないと釘を刺していたので、もめることもなく、みんなが楽しめたようです。
歌はテンポ・アップが大切
「大きな栗の木の下で」の歌を振り付きで教えたのですが、私が用意した曲がゆっくりめのテンポだったので、あまり盛り上がりませんでした。最初はゆっくりで、だんだん早くテンポアップしていくバージョンがあればな~、と思いました。
カナダ生活
学校の同僚(先生たち)とは
学校のスタッフとは、やはりお互い理解するために、たくさん話をすることが大切だと感じています。これまでは誘われる一方だったのですが、最近は自分から「~へ連れて行ってほしい」とか、「ごはん食べに行こう」とか言うようにしています。ホームステイでは
ホストマザーが少々、冷たいというか、サバサバしすぎ?なような気がします。家族の温かさを求めている私には淋しく感じられますが、あと2ヶ月半の辛抱だと言い聞かせています。ステイ当初は快適!という感想だったのですが・・・。
でも前のステイ先と、これから行く2軒のステイ先の家族とは、一緒にご飯を食べたりしていい関係を保っています。
英語
ボキャブラリーが足りないので、地道に覚えています。 時々ESLの先生に英語に関する質問をしていますが、回答が英語なので、100%は理解できません。質問することに意義があると信じています。#カナダ・BC州の学校で日本語教師アシスタント