ニュージーランドは12月中旬から1月末まで小中高校は長い夏休みで、学校は実質2月上旬から新年度(第一学期)が始まるところが多いです。
NZの長い休みのホームステイ生活
長い年末年始の夏休みの中で、ホストファミリーにもたくさんのことがありました。その中でもホストファザーのお友達が亡くなったことは、家全体を暗い雰囲気にさせました。私はあまり関わっていません。
侍はサムライではなくサマライ
ホストマザーとは前にも増してよく話すようになりました。この前、一緒に映画「ラスト・サムライ」を観ました。その後、アメリカの文化批判に花が咲きました。ホストマザーは「この映画は日本の歴史を尊重していない。」と言って怒っていたのですが、そう言える彼女はかなりの日本通だと思い、尊敬しています。
ちなみに「サムライ」と言うと、「違う、サマライだ。」と私の発音を直させます。こっちが正しい気もします。
英語については本を読んでいますが、最近さぼり気味です。とにかくホストマザーに話しかけるようにしています。
ニュージーランドに書道を広める
新学期に入り、新たに書道のプログラムを組むことになりました。曜日ごとに別々のグループが習いに来る、6週間ごとのプログラムです。中には子どもに混じって、他の先生まで習いに来てくださり(授業はいいのだろうか?)一見、調子の良い出だしになりました。
飽きられないように頑張ります。
とは言いつつも、書道のプログラムを組むのは難しいものがあります。
まず最初に書道というものを知ってもらわなければなりませんし、文字もある程度知っていてもらう必要があります。
しかし、実際は何も知らない子どもが来るわけです。
まず、私の書いた作品をいくつかみせました。
その後、子どもに馴染みのある「遊戯王」と書いたものを見せ、どんな場面で「書」が使われているかを考えさせました。
そして最初の課題ですが、ひらがなではなく、小学一年生の象形文字を選び、「木」「川」「日」「山」を意味と形を関連づけるようにしました。
絵を描くように、伸び伸びと書いてほしかったのですが、いざ筆を持つと、体が固くなってしまうようです。
どうやら1本の線を一筆で引くことができないようです。
そのため、体を使って線を引くよう心掛けるよう、アドバイスなどしました。
子どもたちは「遊戯王」と書きたいという思いから?私の指示も聞いてくれますが、固くならず、紙と筆で遊んでほしいです。
日本語のクラス
その他、日本語と日本文化のクラスもやっています。箸の持ち方・使い方
子どもの年齢によって、出来る・出来ないに個人差がありますが、担任の先生方からは好評です。
寿司を食べる時に必要だからだそうです。
紙鉄砲
これを一人の子どもに作ってあげると、休み時間に低学年に包囲されます(笑)。
相撲
相撲の歴史や力士の特徴について説明した後、紙人形でトーナメントをやりました。まだ4年生でしかやっていませんが、エキサイトして、掛け声などすぐに覚えてくれます。
最近は、昼休みは子どもたちと遊ぶようになりました。
あと、学校の看板描きもやっています。
夏休み(12月~1月末)は本当にいろいろありましたが、最終的には良い思い出になったと思います。
#ニュージーランド・北島・ロトルア近郊の学校で日本語教師アシスタント