学年混合制の日本語教育の難しさ

ニュージーランド 日本語教育

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ニュージーランドの小中高校は1月末(2月)始まりで、12月終わりが1学年となり、12月が「師走」で忙しいのは、日本と同じです。
ニュージーランドは、科目によっては、上下の学年が一緒に授業をすることがあり、生徒の習熟度の調整がとても難しいことがあります。

ニュージーランドの学校の様子

12月は学年末ということで、ジュニア(Year0~Year3)の発表会などがありました。歌ったり、踊ったり、とてもかわいかったです。

誰でも見に来ることができたので、たくさんの親たちがカメラを持って来ていました。学校その他の学年でも見たので、ジュニアたちは1日に3回も発表する必要があって、かなり疲れた様子でした。

日本語のクラス

12月は学校全体が慌ただしかったので、特に日本語は何も教えていません。先生方は、とってもとっても忙しそうでした。

クリスマスにちなんだ折り紙

クリスマスにちなんだ折り紙を4つのクラスに教えました。クリスマスツリーを飾ったり、カードを作ったり・・・。子どもたちにはちょっと難しいものがありましたが、楽しんだ様子です。特に担任の先生が気に入ってくれました。

意思表示がハッキリしているKiwi

難しい折り紙は、ほとんど「できない」と私に作ることがまわってくるので大変です。
不器用な子をどう手伝ったらよいのか、悩みます。
上手にできないとぐしゃぐしゃにして、捨ててしまう。
せっかく作っても置き去りにされてしまうので、本当はせっかくの折り紙用紙を使いたくない時があります・・・。

子どもにぶたれた

Year3の女の子に平手打ちをくらいました。彼女は悪い事とは感じていないらしく、反省の色なし。I'm sorry.と笑いながら言って、再びぶちました。かなりショックを私が受けました。とても悲しいです。

スタッフルームでも折り紙

12月は学校全体が忙しかったので、先生たちに声を掛けにくかったです。授業も今までのやりかけのものを終わりにしなければならないので、先生たちもちょっと困った様子でした。

クリスマスにちなんだ折り紙(キャンドル、スター、靴下)を作って飾ったものをスタッフルーム(職員室)に置いたら、4つのクラスでできることになりました。

最近は折り紙の達人になってきた・・・かも。

ホームステイ生活

学校で作った折り紙のクリスマスカードを、ホストファミリーも気に入ってくれて、教えてほしいと頼まれました。

子どもたちもホストマザーも折り紙や日本語に興味を持ち始めてくれたようです。

クリスマス中に私が旅行に出かけるので、一足先にクリスマスディナーを作ってくれました。プレゼント交換もして、ちょっと感動です。

混合制のクラス

あっという間に1ターム(1学期)が終了しました。この学校は、来年度は第一学期のスタートが2月2日始まりです。

ちょっと変わった学校です。

次の学期から、生徒がクラス替えで、入れ替わってしまい、ミックス編成となります。

Year0(5才)1クラス
Year1~2の2クラス
Year3~4の3クラス
Year5~6の3クラス

とそれぞれ2学年が混合となります。

そのため、日本についてやった子、やらない子が混ざってしまいます。どんなふうにこの先なるのか、さっぱりわかりません。来年は未知の世界へ踏み込みます。


#ニュージーランド・北島中央部の学校で日本語教師アシスタント

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