これまで日本語の履修者がゼロだったのに、日本語教師アシスタントが赴任したことによって、日本語を選択してくれる生徒が誕生したり、と、日本語教師アシスタントは草の根活動を通じて、海外の最前線で日本語や日本文化の普及に尽力しています。
オーストラリアの学校の様子
新しい日本語学習者が誕生
新学期になり、Year9とYear10の生徒2人が、日本語を選択してくれて、私とレッスンをしています。今までも日本語は外国語の選択科目の中の1つとしてあったのですが、誰も取る子がいなかったのですが、昨年度から私が日本語教師アシスタントとして活動していることが功を奏したのか、初のYear9&10でのJapanese(日本語)の授業です。2対1で楽しくやっています。
学校側も2人だけだけど授業をすることを認めてくれて、本当に嬉しかったです。
また、新入生のYear7の子たちは、とってもかわいらしくて、新しいことをするたびに、目を丸くしてます。
新学期は先生もフレッシュ
今年からYear11が増えたので、先生も2人増えました。1人は大学出たて(新卒)のオーストラリア人の女の先生で、私と同い年ということで、すぐ仲良くなって、机も隣りなのでよくおしゃべりしています。もう一人は南アフリカ出身の男の先生で、訛りがあってちょっと英語が聴き取りにくいですが、南アフリカならではの おもしろい話をたくさん聞かせてくれます。例えばヘビに丸飲みされて4日間、お腹の中で生きていた男の人の話とか・・・。
あと赤ちゃんを連れてきている先生がいるのですが、その先生の赤ちゃんは私がのぞきこんだり、抱っこしたりすると泣いてしまいます。ショックです。事務のスタッフに、「この子はオレのほうが好きなんだよ」」とニヤーっと笑われます。なんか悔しい・・・確かに彼が抱っこすると泣き止むんですが、どうして??
日本語の授業
「晴れ」「雨」などをカードにして、バラバラに混ぜてから、早く言葉を作り直せたら勝ち、というゲームをやりました。初めは私が「あめ」と言ったら、「あ」「め」と作って、意味を確認しました。
慣れてからは、「RAIN」と言ったら、「あ」「め」を作る、というふうにしました。
これはYear8でやったのですが、いつもちょっと集中力に欠ける子も、必死になって考えていました。
早口言葉は失敗
6限目で疲れているということもあり、あまりに生徒の集中力がなく、気分転換!と思って日本語の早口言葉をやってみたら、逆効果でした。ザワザワするだけになってしまい、むしろいつも通り、授業の内容に沿ったゲームのほうが良いようです。クラスによっては問題児がいてたまにヘコみますが、どの授業でも同じ様子らしく、1日の終わりには、スタッフルームはいつもその子の話題(愚痴とも言いますね)でもちきりです。先生方みんなで対策を考えています。
授業以外では
昼休み、時間がある時は、子どもたちに混じってクリケットをしたりしています。スタッフとはとにかくおしゃべりに徹しています。金曜の夜に、ご飯を食べに行ったり、お茶しに行ったりして楽しんでいます。
最近は生徒のことを他の先生と話題にすることが多いです。
オーストラリアのホームステイ生活
ホームステイは楽しくやっています。次のステイ先がなかなか見つからず、ずっと同じ所(校長先生の家)に居座っています。たまに前のステイ先にも泊りに行ったりしています。
前のステイ先はヨットを持っているので(けっこう大きく、寝泊まりでき、トイレも水洗です)、そのヨットに乗せてもらったり、取ってきたカニをもらったり・・・。先週も、今のステイ先まで持って来てくれました。今でも仲良くしています。
もちろん、今のステイ先もいい人です。娘さんの婚約パーティーの準備などで、多少、バタバタしていますが、よくホストマザーと散歩したり、ドライブしたり(ちょっと怖い運転をしますが・・・)、下の子2人と遊んだりしています。
英語については、本を読んでいます。あとはひたすらおしゃべり。
最近はよくビデオの映画を観ています。何回か観ると、分かる所が増えてくるのが嬉しいです。
#サウス・オーストラリア州のアデレード近郊の学校で日本語教師アシスタント