ニュージーランドに限らず海外の学校では、縦のつながり(連携)を重視して、上級生が下級生の面倒を見たり、いろいろなレベルの子どもが1つのクラスに混在して授業を受けたりすることが少なからずあります。
NZの学校の様子
新学期が始まったばかりで、特に大きな学校行事はまだありませんが、Assembly(全校集会)で全校生徒が合唱で、マオリの歌を振り付きで歌っていたのがとても印象的でした。また2週間に一度、Buddy Classという上級生が下級生の面倒をみる、というクラスがあり、上の学年の児童(上級生)が、上手に下級生と遊んであげている姿が微笑えましかったです。
また、Meet the Teacher Evening が催され、父兄の前で日本語教師アシスタントの私も紹介されました。
その後、学級毎の懇談会があったので、見学させてもらいました。父兄の皆さんが、どんどん担任の先生に質問していたので驚きました。
日本語のクラス
体の部位の歌
「あたま・かた・ひざ・あし」を振り付きで教えました。Year1~Y8のどのクラスも大変喜んで活動してくれました。先生方からも「この歌はGood!」と言ってもらえました。
名刺交換ゲーム
Y7とY8にGreeting(挨拶)の仕方を教えたときに、「名刺交換ゲーム」をしました。名前をカタカナでカードに書かせ、友達とあいさつをした後、交換する、というゲームですが、子どもたちは自分のなまえを日本語で書くということにとても興味を持っていたので、盛り上がりました。「はじめまして」と言うのが難しそうでしたが、一生懸命、トライしていました。
低学年には数字は難しい
Y1に「1~10」の日本語の数え方を教えるというのは、少し無理があったようです。彼らにとっては、覚えることが多過ぎたようです。でも毎週30分という長い時間、何を教えることができるだろうか?と考えあぐねています。
レベル混合制のクラスは難しい
クラスの中には、去年、日本語を習った子どもたちが半数いたりするので、数字の数え方や挨拶は新鮮味がなく、しばらくすると(たぶん退屈だったのでしょう)他の事をしたりしていました。ある子は習っておらず、ある子はすでに知っているというグループを教えるのはとても難しいです。R20(Year8)の授業は、クラスコントロールがうまくいかなくて、授業が中断したりしてしまいます。先週はたびたび担任の先生が注意をすることになってしまいました。
授業後、担任の先生と話をし、「今週もう一度、全体で授業をし、同じ状況だったら、来週から本当に日本語を学びたいと思っている数人のグループを、別の部屋で教えてください。」と言われました。
私もその方が良いと思ったので、了解しました。
また、イクステンショングループは、そばに先生がいないので、子どもたちが少々羽目を外すことがあるので、担任の先生に状況を話しました。
親御さんを通して注意してもらうことになりました。
授業以外では
スタッフに挨拶するときは、必ず名前を付けて言うようにしています。ランチタイムの時は、まず仲良しの先生の隣に座っては無しをするようにしています。スタッフのみなさんはとても親切なので、Hi! といろいろ話しかけてくれるので、昨日したことや趣味を話したり、オススメの場所は週末の予定を聞いたりしています。
子どもたちとは休憩時間に一緒に遊んだり、話をしたりしています。受け持つクラスが多いので、なかなか全員の名前を覚えられないのですが、なるべく早く覚えようと努力しています。
にぎやかなホームステイ生活
今、ホームステイ先は、スイスから来ているファミリー3人と私がステイしているので、家の中はとてもにぎやかです。ホストマザーは料理がとても上手なので、毎晩、ディナーを楽しんでいます。もちろん、時々手伝っています。
ホストマザーもファザ―も話好きなので、いろいろ話しかけてくれたり、冗談を言って楽しませてくれたりします。
一緒にステイしているスイスの方たちはも、とてもいい人なので、毎日、「今日はどうだった?」と情報交換したりしています。
部屋はとても清潔だし、学校には歩いて10分で行けるので、とても満足しています。
英語のもどかしさ
英語については特別なことはしていません。ただ話をしたり、話を聞いたりする機会を積極的に持とうとしているだけです。ニュージーランドに来て5ヶ月も経つのに、なかなか会話が聞き取れないし、話せないので、とてももどかしいです。
テレビを観たり、ラジオを聞いたり、新聞を読んだりする機会が、今まったくないので、これからトライしてみようかな、と思っています。
NZで半年近く活動して思うこと
早いもので、もう1タームも半分が終わってしまいました。こんな調子で残りの半分も過ぎてしまうのでしょうか。私が当初思っていたよりも日本語のクラスがたくさん入っていて(週19コマ)、毎日ちょうどいいくらいに忙しく過ごしています。
授業のほうは全部任されているので、準備はしやすいですが、ときどきクラス・コントロールができず(特に担任の先生が席を外したりする時など)、困ってしまうことがあります。
先週、グレイマウスへトランツアルパイン列車にの手、1泊旅行に行ってきました。天気も良く、最高にリフレッシュできました。これで残りの半タームも頑張れるぞ、という感じになれました。
#ニュージーランド・南島・クライストチャーチ近郊の学校で日本語教師アシスタント