カルタのコツ「お手つき」(日本語授業)

オーストラリア ゲーム 折り紙

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欧米圏の学校で日本語を教える際は、まずは「いかに日本(日本語・日本文化)に興味を持ってもらうか?」がポイントになります。そのため、文法の授業ではなく、ゲームをしながら徐々に日本語に慣れ親しんでもらう、というのがポイントで、日本語教師アシスタントの役割もそこに重点が置かれています。

子どもたちをモノ(景品、食べ物など)で「釣る」、というのも、日本と違って罪悪感なくふつうに授業中におこなわれるのも、海外の学校の特徴の1つでもあります。

オーストラリアの学校行事

スタッフにしても子供たちにしても、キッカケを作るのに、まだ少し苦労しています。挨拶+αで話しかける努力をしています。

Funday

ターム最終日の Funday は、生徒も私服で登校し、最後の授業もみんな落ち着かず興奮状態でした。

recess(休憩)後は、各クラス毎のお店やイベントでにぎわしく、まるでお祭りでした。グランドに設けられたwater sliderなどちょっとした遊園地状態で、日本の学校では考えられない学期末の終業日で驚きました。

日本語のクラス

カルタはいかに「お手付き」させるか?がポイント

先生(日本語教師)はしばしば漢字を使ったカルタを生徒にさせるのですが、読み上げる際、組み合わせの漢字や英語での意味を言ったり、似た読み方の漢字を並べるなどして、「いかにお手付きをさせるか(間違わせて印象付けるか)」に注力されており、勉強になりました。私も楽しみながら、競争心を煽ると、みんな夢中になっていました。

モノで「釣る」のも効果的

日本からハンコを手に入れ、よくできるとスタンプを押してあげる、と言うと、生徒たち、特に低学年の子どもたちは張り切って授業に乗ってくれます。こちらは物(シール・ハンコ)で釣るのが有効なようです。

折り紙は「カメラ」が人気

折り紙「カメラ」はどこのクラスでも好評でした。4年生の子どもはかなりできますが、2,3年生にはハードすぎたようです。 しかし、作ったあとは、ほとんどの子どもが写真を作り、楽しんでいました。

失敗した授業「遊び要素の強すぎ」

中学生のレッスンで、1クラスをレベル別に分け、上位グループにスゴロクをさせました。すでに知っているべき言葉を入れた質問に答えさせたり、あるジェスチャーを日本式でさせたり、指示されたものを見つける、といった内容にしたところ、遊び感覚が強すぎたのか、集中させることができないクラスもありました。
ゲームをする際に、いかに集中させるかが課題となりました。

失敗した授業「クラスによってバラバラ」

自己紹介を教えようとしましたが、1つのクラスは25人中、10人ほどしか熱心にやってくれませんでした。クラスの雰囲気、教師(クラス担任)の協力姿勢で、同じことをやっても、反応はバラバラです。

一斉に同じことを一律にすべてのクラスでやるのではなく、そのクラスの担任含め「空気」を読んで、それぞれに合った教案を用意しないといけないと思いました。

ホームステイ生活

ホームステイでは、ホリデー前に2番目の子の誕生日があり、子供たちの写真を使ったお手製の飛び出すカードをすごく気に入ってくれました。

スクールホリデー中の1週間は、旅行のため家族と離れていましたが、残りの1週間はバタバタ動き回ることも少なく、家族とのんびり休日を過ごせたように思います。

キャンベラから同期のアシスタント教師が家に来て、一緒に日本食を作ったりもしました。

英語力アップ

自分の課題をいつも考え、注意しながら言葉を並べるようにしています。残りの期間は、ただ言葉を発するのではなく、意識的に課題をクリアしていきたいです。そして今はreadingの時間が極端に少ないと感じたため、早速 本を買い、読み始めたところです。次のタームも頑張ります。

#SA(サウス・オーストラリア州)の学校で日本語教師アシスタント・ボランティア

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