ちょっとした工夫で、SUDOKU(数独)や折り紙も、日本語を覚えるための教材に変身します。
オーストラリアの日本語教師アシスタントの活動記録です。
日本語のクラス
特徴を読み上げ、他の生徒に当てさせる授業
生徒たちに人気のあった授業を紹介します。- まず、生徒それぞれに「生徒の性別」「好きな科目」「趣味」「家族の人数」そして「名前」を1枚の小さな紙に日本語で書いてもらいます。
- その紙を他の生徒に見えないように2回ほど折りたたみます。
- その後、折り紙でハート型の封筒を別に折り、
- そのハート型の封筒に先ほど書いた紙を入れ込み、先生が全員分を集めます。
- 回収したハート型の封筒から、先生が1つピックアップし、生徒の前で(名前以外の項目を)日本語で読み上げていき、生徒に誰の紙を読んでいるのか、推測させます。
という簡単な日本語ゲームです。
〇×ゲームなどで競わせると、より盛り上がると思います。
折り紙はその時間内には返さず、小さな飴をそれぞれの封筒に入れて、またカタカナでそれぞれの名前を封筒の表に書いてあげて、次の時間に返却しました。
余裕があれば、生徒に話しかけるキッカケの材料として、「好きな科目」「趣味」などを自分のノートにメモしておくと良いでしょう。
数独(SUDOKU)で漢数字を覚える授業
8年生の授業で「SUDOKU(数独/ナンバープレース・パズル)」を取り入れました。オーストラリアで人気らしく、タテ・ヨコ、9つのボックス内を、それぞれ1~9の数字を1つずつ当てはめていくものです。
一見、数学の授業のようですが、これを漢数字でやってもらいました。みんな必死でした(笑)。
日本語教師が病欠で一人で授業を担当
先日、日本語の先生が病欠のため、4クラス(Year7、8)で「福笑い」をして遊びました。通常、補助的な仕事が主なので、一人で教壇に立つことが今回、初めてでした。ゲームの説明の時、ヘルプが欲しい時など、生徒は積極的に参加してくれました。
ふだん勉強したがらない子が盛り上がってくれたのを見て、いかに生徒を引き付けられる授業ができるかが大切だと思いました。
反省点
同じセンテンスを何時間も続けて行うと、生徒は飽きてしまうようです。しかしクラス全員がそのセンテンスを覚えたという訳ではなく・・・日によってゲーム形式にしたりと飽きさせない工夫が必要ですね。オーストラリアのホームステイ生活
2軒目のホストファミリー
2軒目のホストファミリーはファームでした。まわりにはお店などまったくありません。あるのは広大な土地と、夜空いっぱいの星。
ちょうどこの時期、収穫が始まり、一家は忙しそうです。
お父さんはよく冗談を言う人で、英語でうまく返せるよう頑張っています。
3軒目のホストファミリー
ホストマザーが多趣味で、クラフトなど教えてもらっています。旅行が好きと伝えると、いろいろ私のために計画を立ててくれ、とても嬉しいです。みんな早口なので(ホストマザーはマシンガントーク・・・笑)、聞き取るのがちょっと大変ですが、なんとかやっています。中三と中一の女の子、男の子ともっと話せるようになりたいのですが、なかなか話を続かせるのが難しいです。
続かなくてもとにかく話しかけることが重要ですよね。頑張ります。
英語とコミュニケーションの心がけ
オーラを出してアピール
朝の挨拶。リセスやランチの時は、話している内容がよく聞き取れなくても、みんなが笑ったら私も笑う。みんなの輪の中に入りたい/入ってますオーラを出すようにしています。デジカメというコミュニケーション・ツール
何かイベントがあるたびにデジカメを持参しているのですが、一緒に写真を撮ったり、ショートビデオを撮ってあげたりすると喜ばれます。話のきっかけにもなります。英語
授業中に言いたいことをノートに書き、ホストマザーや学校のスタッフにチェックしてもらいます。会話中に分からないセンテンスや単語が出てきたら、できるだけ聞き返すようにしています。
日本から持ってきた英会話の本を時間があるときに見ています。
あとは英語で日記を書いています。毎日書くのが目標です。
次回のホリデーにはタスマニアに行く予定です。ターム2の始まりには、姉妹校の先生や生徒が10日間、滞在します。
#オーストラリア・VIC州の学校で日本語教師アシスタント