Yes,I can精神で奮闘する日本語クラス

ニュージーランド 書道

t f B! P L

日本語の授業はうまくできるに越したことはないですが、海外では必ずしも100%のクオリティーを求められていないことも多々あり、時にはノリや勢いだけで乗り切ることも大切です。そこから予想外の「新しい何か」が生まれることもあります。

日本語のクラス

Yes,I can.精神

想定外に早い段階から日本語の授業を「やってほしい」と頼まれることが多く、「え-っ!!」という感じでしたが、「できない」「時間がほしい」とか言ってると、「やってほしい事」が減ってきちゃうと思ったので、すごい勢いで、"Yes,I can."連発です。

なので朝、突然言われることも多々あり、英語はメチャクチャだけど、度胸だけはメチャクチャつきました。

折り紙、書道、数字の数え方(いち、に、さん・・・)などを5~6Gずつ受け持って、毎日やりましたが、効果という面では、「歌指導」が一番だったかな、と思います。

やっぱり突然、「来週の集会で日本の歌を歌いたいから教えて!」とか言われ、「ドレミソング♪」の替え歌をやりました。
いつもは授業をサボってばかりの悪ガキ5人組もノッてました。

ヒント:
日本語のクラスに限らず、オーストラリア、ニュージーランドの学校(のカリキュラム)運営方針は、気まぐれ(その日暮らし,イージーゴーイング)なところがあり、突然、その日に「あれやって」と頼まれることは、日本語教師アシスタントにおいて「あるある」話です。
そういう時は、決して高いクオリティーを求められているわけではなく、とにかく「楽しさ追求」で、勢いとノリ・度胸で乗り切ることも大切です。

とりあえず Like this!

私は英語がダメなので、「折り紙」の授業が辛かったです。もっといろんなことを話しながらおもしろくやりたかったのに・・・ひたすら"Like this"*の連発でした。子どもは喜んでいましたけど。
*Like this・・・「このようにやって」と見本を示す、ボディランゲージ。

外国人にとって習字はお絵かき?

あと書道のとき、けっこうみんな上手に出来ていて、"Good!"と褒めた後、ちょっと(ほんの数秒)子どもに背を向けて、紙を置くスペースを作って振り向いたら、紙の白い部分を塗りまくってました・・・あ゛~~!!でした。

NZの学校での見聞録

とにかく褒める表彰するNZの教育

毎週金曜日に開かれる「アッセンブリー(集会)」で、その週に勉強、スポーツ、アートなどで頑張った子どもたちが、みんなの前で表彰されるのですが、そういうシステム?がいかにもニュージーランド的で印象的です。

あと、他の科目のアシスタントの先生が辞める日、うちのクラス(Room14)でランチタイムにお別れ会をしたのですが、チョコ、クッキー、ケーキ、チップス、そして体が悪くなりそうな色の着いたジュースのオンパレードを食い散らかし状態だったのが、違う意味で印象的・・・でした。

テキトーでアバウトなNZ

トラブルではないんですが、学校赴任初日に、校長先生がみんなに私を紹介してくれた時、「6週間ここにいるんだよね!?」と聞かれ、「え、1年いたいんですけど・・・」とその場で答えてしまい、一瞬、その場の空気が凍った後、大爆笑をかってしまいました。(当初の予定は1年活動予定)

その後、この件について話し合いの場は特に持っていないのですが、この間、校長先生が「よくやってくれてるよ」と言ってくれたので、大丈夫かなー???とちょっと不安でしたが・・・
後日、正式に確認がとれ、この学校に来年度もいられることになりました。

ヒント:
日本語教師アシスタント手配時の、学校からのカバーレター(受入表明/承認書)では、しっかりと1年活動予定、と記載されているのに、校長先生がなぜか期間を勘違いしていることは、これまたオーストラリアやニュージーランドではよくある「あるある」話です。その場合もだいたい当初の予定通りの希望期間で活動することになるので、あまり心配はいりません。

英語とコミュニケーション

子どもたちとはOKです。Year3,4(日本の小学校2,3年生)の1クラスのアシスタントとして毎日過ごしています。
このクラスは他の先生から「楽しんでる~?」「大変じゃない~?」と声を掛けられるような悪ガキ&学習困難系の子どもがいるクラスなので、毎日、事件が起きます。でもその分、すぐに仲良くなりました。

担当の先生は27歳と29歳の娘さんのいるベテランの先生です。1週間に1回くらい、子どもたちが下校した後にゆっくり話をします。他のスタッフの方々とは笑顔で"Hello~"だけです・・・。

そんなわけで、英語については何もしていなくてヤバイです。まだ日本にいた頃のほうが勉強していた分、できていたような。英語力がないのに落ちてます。勉強しなきゃ・・・と思いつつ、ホストファミリーのお母さんの英語が一番分かりません。この頃は、ホストファザーとホストブラザーが助けてくれます。来月こそ頑張ります。

シャイなNZのホームステイ

慣れるのに時間がかかるタイプのファミリーだったようで、1ヶ月過ごしてすごく気さくに接し合えるようになりました。心の温かい人達で、先月、サプライズ形式で、私のウェルカム・パーティーをしてくれて、感激でした。
手作りケーキには日本とNZの地図がデコレーションされていて、さらにマオリ人形と、どこから手に入れてきたんだ?というような日本人形が飾られていて、びっくりでした。

学校のコンタクトスタッフがすごく良くしてくれています。ほんとに助かるし、安心です。ステイ先の事も心配してくれて、「一番ベストなステイ先をいつでも探すから。」と言ってくれています。じゃぁせっかくだからもう一軒ぐらい変わろうかなーと思っていた矢先、今のステイ先から「1年家で預かれる」という連絡があったそうで、まぁいいか、と1年、一応、お世話になることにしました。

#ニュージーランド・北島・ロトルア近郊の学校で日本語教師アシスタント

QooQ