草の根の小さな存在ではありますが、日本語教師アシスタントは現地の子どもたち一人ひとりの心に、日本というものを残して活動を終えます。
日本語のクラスの反響
日本の歌
子ども(生徒)の親に、何やら子ども(2歳)が歌をお母さんに歌ってあげたらしく、それがお母さんには「何を歌っているのか分からなかった」と言われたので、説明しました。
「グー・チョキ・パー」の歌です。
子どもは「ハート」とか「スパイダーマン」とかとかいろいろ作って見せていたらしいです。家でもそうやって日本語の授業のことを覚えていてくれるのがうれしかったです。
クラフト(工作)やカラーリング(塗り絵)をした日は、お迎えの時に、「ジャパニーズ!!」と言って親に走って見せに行く子もいて、すごくかわいいし、とてもうれしく思いました。
習字
また、「習字」は親にも好評でした。
空手を習っている子が「空手」と書いて、それを空手の先生に見せたらしく、先生にも好評でした。後日、その子の空手のクラスを観に行ったりしました。たまに日本語を使っていて驚きました。
その子は初めはシャイであまりしゃべってくれなかったんですが、今は空手の話をよくしてくれます。
クラス運営の注意点
クラフトなどをするとき、2,3人ずつやるのですが、なかなか順番がまわってこない子や待てない子がいて、たまに泣き出したりします。
楽しみにしてくれるのはうれしいのですが、泣き出して手が付けられなくなったら大変なので、できるだけ小さい子から優先してやるようにしています。
それとスムーズにできるよう、準備もバッチリしておくようにしています。
子どものケガや子ども同士のケンカでの怪我がたまにあるので大変です。特にランチの後は小学部の先生と私2人で公園に子どもを連れて行くので、注意して子どもを見ていないといけません。
最近、近所の高校生の女子が公園の裏の方で襲われるという事件が何件かあって、警察からも注意があり、一層、気を付けなければなりません。
学校の先生達との交流
先日、インド人の先生にディナーに招待してもらって、インド料理をごちそうになりました。トルコから来た先生の知り合いの人とも会って、その人は日本にも何回か来たことがあり、日本語で盛り上がりました。
その人は教授で、私より日本のことに詳しくて感心してしまいました。
アブリル・ラビーンのライブに行こうと先生に誘っていただいたんですが、チケットが即完売になってしまい、行けず、かなり残念でした。
カナダでのホームステイ生活
ホストファザーがTOYOTA(トヨタ自動車)で働いていて、たまに会社から日本のテレビ番組のビデオや雑誌を借りてきてくれます。しかもビデオ10本とか大量に・・・笑。
最近は温かくなってきて、ディナーの後、公園に行けるくらい日が長くなって、ホストファミリーの子どもとよく公園に行っています。
冬の間見なかったご近所の赤ちゃんが、この前見たときは、もう歩き始めていてかなり成長していて驚きでした。長い冬でした。
気分転換によく散歩に行ったり、買い物に行ったりしています。トロントに行くと、うっかり財布のヒモが緩くなってしまうので、危険です。
英語の勉強
ホストファミリーの子どもが小さいので、ホストはよく子どもに話し方の注意や正しい話し方を教えているので、それが私にも勉強になります。私も気を付けなきゃ、と思うことがよくあります。
新聞を読むのは週1ペースです・・・。しかも読むページは決まって来て、Shopping、Travel、映画情報・・・などで、あまり文章は読んでません・・・
この日本語教師アシスタント活動が終了すると、トロント→Cranbrook(クランブルック)→バンクーバーと旅行します。Kimberley(キンバリー)に友達に会いに行って、バンクーバーに戻って、帰国します。カピラノの吊り橋、ウィスラー、ホエールウォッチングとかしたいなぁ、と考えています。
楽しみでもありますが、あと2ヶ月と考えるとかなりビックリしていて、お別れの寂しさも感じつつ・・・子どもたちにたくさん日本の事、私の事、教えて帰ります!!!
#カナダ・オンタリオ州トロント郊外の総合学校で日本語教師アシスタント