「何かを人に教え、成長を感じられる仕事」のやりがいを感じるとともに、「郷に入れば郷に従え」で、日本語教師アシスタントも、海外でいろいろなルール、習慣、価値観に遭遇します。
日本語のクラスにて
何かを人に教えるという仕事の良さ
Year7は日本語は10人のクラスですが、10人中3人の生徒があまり英語の読み書きができません。
そういう生徒に母語ではない日本語を教えるのは大変なのですが、先日、練習問題を解いている時に、3人中1人をずっとサポートしながら根気強く教えていたら、自分で答えを出すことができ、"I got it! I got it!"と、本人がすごく喜んでいました。
その姿を見て私もすごくうれしくて、何かを人に教えるという仕事の良さを改めて感じました。
その後、知っているあらゆる言葉を使って褒めてあげました。そしたら、もっともっとやる気になって、一生懸命、頑張っていました。
「いや、それは言い過ぎやろー」っていうくらい褒めてあげるのがすごい大切ですね。
やはり褒められると嬉しいみたいで、やる気を出してくれるし、こっちもさらにやる気になるし、クラスの雰囲気も良くなるし、「褒める」は一番の薬だと思います。
プチ復習から入る授業
最近は授業の始め10分くらいは、復習に当てています。曜日、月、日にちなどの単語はフラッシュカードを使って、日本語を英語に訳すという形で毎日復習していますが、これはかなり効果的です。
繰り返しているので、その単語を覚えていなかった子も少しずつ覚えだして、しかもみんな答えたいみたいで、とにかく"Hai!""Hai!"って手を挙げて答えようとしてくれます。
テンポよくカードをめくっていくのがコツですね。
「千と千尋の神隠し」が禁止の理由
学校で日本語のクラスで「Spirited Away」(千と千尋の神隠し)を見せようとしたら、この学校はクリスチャンなために、「魔女が出てくるこの作品は適していない」と言われ、見せることができませんでした。
この学校はあまりに宗教色が強いので、たまにストレスを感じることがあります。
対処法としては、教え方に対して疑問を抱いても、それはこの学校の方針なので、特に反対はせず、従っています。
メリハリある生徒との関係
生徒との関係において、クラス内とクラス外でちゃんと分けられるように努力しています。
クラス外では気軽にしゃべって友達のように接していますが、それをクラス内に持ち込むと授業がうまく進まないので、クラス内ではできるだけ厳しく、先生として見てもらえるようにちょっと頑張っているところです。
ホームステイ生活
ホームステイは最高です。ホストマザーは本当に料理が得意で・・・私は順調に太っています(笑)。
毎週一緒にお菓子を作ったり、最近は編み物を習ってて、頑張ってマフラーを編んでいます。
マフラーが終わったらテディベアーに挑戦する予定です。
ホストファザーはすごく面白くて冗談ばかり言っています。
夫婦だけの家なので、本当にかわいがってもらっていて、家族みたいで幸せしています。
英語
できるだけ頭の中で何か考える時も、英語で考えるように努力しています。.。日記を続けていますが、英語の参考書とかはなかなか進みません。ちょっと最近はオリンピックが私の勉強を妨害していて・・・笑。でも今、日本は絶好調ですよね。
#サウス・オーストラリア州の学校で日本語教師アシスタント