海外での鬼と豆まきの注意点

カナダ 折り紙 日本文化

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ふだんからのJapan Clubなどの地道な活動が評価されて、海外の学校集会で、豆まき大会を催した日本語教師アシスタントもいます。しかし、日本と違っていろいろと注意点もあります。

日本語の活動


折り紙クラブ


折り紙クラブで日本の玩具で遊びました。

福笑いとカルタの両方とも楽しんでくれました。

カルタは文字を見せて、同じ字を探す方法を取りました。

ひな祭りに関しては、赤の模造紙に折り紙で作ったお内裏様とお雛様を貼り、ひな壇を作りました。持参したチラシを参考に、絵も描かせました。

女の子の行事なので"Be nice to girls week"ということにしました。

子どもたちは日本の伝統玩具(けん玉、カルタ、おはじきなど)で、とても楽しく遊んでいました。

もう一度やりたい、とのリクエストもありました。

豆まき集会開催決定


来月には全校で豆まき集会を行うことが決まりました。K-G2、G3-5と学年を2つに分けて、歌を歌ったり、豆まき、鬼の絵コンテストなどを催します。

そのために、「鬼は外~、福は内~」の歌を教えています。

集会では鬼の絵の描かれた大きなボードにむかって、各クラスが豆まきをします。各クラスで退治したい鬼(Lazy,Sick,bullyingなどの「悪い事」)のタイトルを決め、ボードに絵を描いています。

集会ではその各クラスの鬼のコンテストを行います。豆まきの時用に、鬼のお面作りもしています。

かなりの労力と手間が必要ですが、先生方の協力を得て、学校の大きなイベントとして開けることになりました。

(翌月)
約4回・1ヶ月に渡り豆まき集会の準備をしてきました。子どもたちから "I can wait!" と言われたり、プレッシャーも多少ありました。

本番では校長先生や教頭先生の大きな助けもあって、無事、何とか成功することができて本当によかったです。しかし、かなり大変でした。先生たちに感謝しています。

最後は私のためにpotluck lunchが開かれたり、プレゼントをもらいました。

注意点:
豆まき集会に関して、「鬼」という言葉が気に入らない親たちが多く、宗教上の理由で参加できない子どもが数人いました。豆まきそのものは宗教的なものではないことを、先生たちは理解してくれているため、問題なく決行することができましたが、集会では"demon"という言葉を使うことは許されませんでした。

戦争と日本について


ある先生と戦争の話になり、その際、「日本ばかり被害意識を持つんじゃないよ」というようなことを遠回しに言われました。トラブルではないけれど、多少、口論のようになり、悔しい思いすらしました。シリアスな話はするものではないと痛感しました。

ヒント:
海外や外国人に対して、原爆での被害の話ばかりを強調してしまうと、そのように言われてしまうことがあります。事前に、相手方の国では、戦争時における日本について、どのように教えられているか、伝えられるか、どのような見方をしていてどのように言ってくるか?を知っておくことで、ある程度、衝突を緩和させたり、自分の身を守ることもできます。
例えば、日本語教師アシスタントが活動する主要な国として、オーストラリアならオーストラリア戦争記念館や、カナダならカナダ戦争博物館などを早いうちに訪れて、現地の人々の戦争時の日本に対する「感覚」を習得して免疫を付けておくことをお勧めします。

極寒のホームステイ


Wind Chill-45 で、No School(休校)の日が、寒さ3日間+週末+吹雪1日の計6日間、続いていました。

その間、私の部屋のセントラル・ヒーティングの一部が破裂して、ものすごく責められました。
寒さのせいということ以外原因は不明です。そうしたトラブルがありましたが、今は問題なく過ごしています。


日本語教師アシスタントとしての活動最後の日、1クラスずつサヨナラを言いに回ることになりました。子どもたちや先生たちからカードやプレゼントをたくさんもらいました。大感激でしたが、荷物が凄すぎて、先生に帰り、家まで送ってもらいました。


#カナダ・NB(ニュー・ブラウンズウィック)州の学校で日本語教師アシスタント

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