日本語学習者が多いオーストラリアですが、学年が上がるごとに、科目としての日本語を選択しなくなる生徒が増えます。
そこをいかに持続させるか?が日本語教師アシスタントのやりがいと腕の見せ所です。
オーストラリアの学校生活
先日、始業式に参加しました。ここでもやはり生徒たちによる歌や劇があって楽しかったです。子どもたちが私を見かけるたびに、あちこちから私の下の名前で呼んで話しかけてくれることが、とてもうれしいです。
こちらも校内で子どもたちを見かけてすれ違ったりする時は、一人ひとりに挨拶するように心がけています。
スタッフルームでの先生たちとのコミュニケーションですが・・・積極的に話しかける・・・これに尽きると思うのですが、現実はなかなか思い通りにはいきません。英語力がないため、話しかけても一言、二言ぐらいしか会話が続きません。
日本語のクラス
先生たちがレッスンを助けてくれるのがありがたいです。先生たちから子どもたちのまとめ方を学んでいます。日本語で自己紹介させる授業
定番授業はネタかぶりする
最初の授業で日本語(カタカナ)を自分の名前を書き、名札を作ろうというのやりました。・・・が、「2年前にやったよー!」「ちょっとボアリング(退屈)。」という声が・・・。頑張って一人ひとりの名前の見本を作ってきたのに・・・。でも楽しそうに名札を作ったり、私に見せてくれた子もいたので良し、です。マイペースな生徒は必ずいる
また、別の日には、Year6に日本語の自己紹介の仕方を教えました。「クラスを動き回っていいので、私を含む5名に自己紹介してください。」と自己紹介をやらせていたら、ふと気づくと、2人の男子がチェスをしていました。「Don't play chess!」と注意したけれど、あまりの意表をついた出来事に内心、ウケてしまいました(笑)。日本についての〇×ゲーム
日本についての「日本語〇×ゲーム」をしました。例えば「McDonald's を日本ではマクドナルドと言う。〇か×か?」といった感じです。Year5、6にはグループに分かれてクイズ形式にして競争させる形で実施しました。「マクドナルド」という響き(日本語の発音)が結構、ウケていました。
ただ、他の問題の答えに使った子どもに見せる写真が小さすぎて、ほとんど一人ずつに見せなければならず、拡大カラーコピーして持ってくればよかった・・・と後悔しました。日々、勉強です。
形容詞は全身を使わせて覚えてもらう
日本語の形容詞を覚える授業があったとき、全身(体)を使って覚える、というのは一番効果がありました。慣れたころにみんなで競争させて、一番の生徒にはご褒美をあげる、というふうにしたら、みんなご褒美ほしさに必死でした。学年が上がると日本語を選択しなくなる
外国語は選択形式の学校なので、学年が変わると日本語の授業を取らない生徒が多く、私と生徒の関係を、また1から築き上げていくのはちょっと大変です。生徒に「どうして引き続き日本語の授業を取らなかったの?」と尋ねてみたら、「日本語は難しいから。」とのことでした。
せっかく興味を持って前年度の授業を取ってくれたのになぁ、と思うと残念です。
難しい日本語をいかに楽しく教え、「楽しい」「学びたい」という気持ちを持続させるというのが課題です。
ホームステイ生活
とてもフレンドリーな家庭です。一緒にプールに行ったり、映画を観に行ったり。ホストマザーにはよくレッスンで使うクラスルームイングリッシュを教えてもらっています。親戚の方やお友達が多い家庭なので、名前を覚えるのが大変です。
もともと小さい子どもの扱いには慣れていなかったので、子どもに泣かされることがよくあり、ホストマザー、ファザーに迷惑をかけたと思います。
今はダメなものはダメ!と言うように努力しています。子どもって難しいですね。
ここ最近、虫刺されがひどく、病院に行ってきました。原因はマングローブでした。保険適用内だったので、気軽に行けて良かったです。
尚、このご家庭は来月1ヶ月間、ニュージーランドへ旅行に出掛けるそうです。そのため、ホストファミリーの親戚の方(子どもたちから見て叔父さんに当たる方)が家を管理されることになりました。なのでその方との2人暮らしを1ヶ月することになりました。
英語については、いろいろな人々の会話に耳を傾けるようにしています。少しでも聞き取れた時は大きな喜びです。
#オーストラリア・NSW州内陸部の学校で日本語教師アシスタント