日本語教師アシスタントに参加する前は、特に英会話に対する不安と期待が入り混じっていました。
活動を終えて、日本でもっと勉強しておけばよかったと思ったことは、やはり英会話です。一応、自分なりに勉強したつもりでしたが、実際はあまり役に立たなかったように思います。
特に授業中に実際に使うであろう英語を中心に勉強しておくといいと思います。
ただ、これに関しては、どれだけ準備(勉強)していたとしても、無いものねだり、で結局、不足や後悔を感じてしまうことなのかもしれません。
それ以外の物に関しては、例えば授業で使うであろう物などは、たくさん準備してきたので、特に持ってくれば良かった、と思うものはありませんでした。むしろニュージーランドで処分するのに困るほど持参しました。
日本語教師アシスタントとして、何を持って行けばいいかわからない人は、日本出発前に学校の先生にメールなどで尋ねて、必要なものだけ用意して、もし現地についてさらに必要なものがあれば、日本にいる家族に頼むなどして送ってもらうようにすればいいと思います。
私の場合、特にNZの学校で好評だったものは、抹茶と干菓子(ひがし)でした。日本語の先生が、茶道に興味を持っていて、生徒に実演して見せて、作法も教えたのですが、好評でした。
日本語の授業
どのような活動をしたか
実際の教室では、Y9、Y10では主に先生の指示の下、アシスタントに徹してましたが、Y13(Y12と13の合同授業)は、ほとんど任されていました。それから日本の文化紹介は、だいたいいつも好評でした。特に着物の説明では、実際に着せてみて、帯も結ぶ、というのを日本語の先生と2人でおこないました。
また、折り紙も定番で人気はあるのですが、すでに誰かに教えてもらって知っている生徒と、知らない生徒が混在していることが多く、いろいろなケースに対応できるよう、バリエーションを考えておくことが大切だと感じました。
困ったことは
スタッフルーム
日本語教師アシスタント参加者のみんなが関門として挙げる、スタッフルームでの他の先生たちとのコミュニケーションは、満足とは言えませんでした。やはり自分の英語力から、英会話がネックとなり、昼食時にスタッフルームに親しい先生がいない時は、教室で食事をして、日本からの留学生と時々話をして、逃げていたように思います。NZ人の日本語教師の日本語の間違い
ニュージーランド人の日本語の先生が黒板に書いた文字が間違っていたり、文法的に変な教え方をした時に、10年以上教えている、経験ある先生なので、どこまで訂正していいのか、時々、葛藤がありました。ホームステイなどの生活について
ふだんはホストマザーとシスターと3人で過ごしましたが、マザーにすでに独立して別居している子どもが多く(7人)、時々入れ代わり立ち代わり、配偶者、子どもを連れてくるのには、少々疲れました。ホームステイについては、やはり私の年齢(50歳代)には、少々疲れる点もあり、もし6ヶ月以上の参加だったなら、自活のほうが楽なのかな、と思います。金銭的な問題も含めて。
いろいろ書きましたが、全体的には、本当に貴重な体験をして、参加して良かったと思いました。
私は今後は日本で日本語教師としてボランティア、または就職するつもりです。
これから日本語教師アシスタントに参加される方がいらっしゃったら、もし思っていたような環境でなかったとしても、きっと素晴らしい経験として残ると思うので、ぜひ最後まで頑張ってほしいと思います。
#ニュージーランド・北島・ウェリントン近郊の学校で日本語教師アシスタント