カナダの西部はアジア系の移民が多く、特にバンクーバーは「ホンクーバー」(香港+バンクーバー)と揶揄されるほど中国系の移民が多いですが、中国系だけでなく、インド、フィリピン、韓国系もいます。日本語教師アシスタントが活動する小中学校の生徒の構成も、そんなバンクーバーの移民実態を反映したものになります。
学校のイベント
カナダの学校のバザー
学校で Corn & Hotdog Parth(コーン&ホットドッグ・パーティー)がありました。新学期ということで、生徒の家族が集まって、オークションをしたり、フリーマーケットをして、すべて学校に募金する、という行事です。
私はゲームコーナーを担当して、すごく盛り上がりました。
英語が第二言語の家庭が多いので、様々な言語が飛び交っていました。特に中国人がすごく多いです。
インド祭
11月はインドのお正月みたいなもので、インド祭が学校で行われました。インド系の生徒は全員ドレスを着て登校していました。インド料理をみんなで食べて、ダンスパーティーをしました。
日本関連の活動
何もやることがなく、毎日、朝からフリーで、図書館のように勉強しかすることがなかったのですが、校長先生や話しやすい先生に、私のやりたいことを書いて伝えて、今ではほとんどスケジュールが埋まりました。ただ、まだまだ日本文化を教えることは先になりそうです。
あやとりと折り紙
ということで、まだ日本語や日本に関する直接的な授業は行っていないのですが、あやとりや折り紙は、生徒も先生もよく知っているので、興味を持ってくれます。しかし、あやとりはこちらの子どもたちには難しすぎました。
生徒らは器用ではないので、あまり難しい折り紙やあやとりをするとすぐに飽きてしまいます。例えば鶴は難しすぎます。
日本文化に関しては、まだ折り紙だけしかしていませが、イベントで新聞紙で作った折り紙のお菓子入れが喜ばれました。
生徒には、折り紙を教えつつ、ジャンケンをして、勝った子は見本の折り紙がもらえる、というゲームにしたところ、大喜びでした。
ESLを担当
ESLの生徒2人を担当しています。彼らは中国から移民してきたばかりで、全く英語が話せません。漢字を書いて理解してくれる内容は、できるだけ漢字を使って説明しています。
その後、ESLの生徒が増え(残念ながら日本人はいませんが)、韓国人と中国人の生徒を担当しています。日本の事は、やはりカナダ人よりも はるかに興味を持ってくれるので、会話のネタに役立っています。
学校で心掛けていること
とにかくいつも笑顔で挨拶だけはしっかりしています。
子どもたちとは、できるだけ話したり、遊んだり、先生には「何でもやるので仕事をください。」と言ってまわったり、一人になりがちな立場をできる限り仲間に入れるよう、努力することだと思っています。
毎日毎日、顔を合わせていると、時間が経つにつれて、子どもたちも先生も仲良くしてくれるようになりました。
イベントがある時は、できる限り準備と掃除を手伝っています。そうすると、ふだんなかなか話すチャンスがない先生とも仲良くなれたり、仕事を与えてくれたりします。
アジアなホームステイ生活
フィリピン人のご家庭で食事もすごくおいしくて大量です。毎日違う食事を出してくれます。私にサプライズで日本食を作ってくれたこともありました。
すごく気をつかってくれていて、食後はテレビを一緒に観たり、散歩をしたりして一緒に過ごすことが多く、家族のように大切にしてくれます。
しかし、鍵をもらっていないので、毎日何時に帰宅をするかを報告しています。
時々、家族内でタガログ語を話しています。直接話しかけられるわけではもちろんありませんが、少し気になる時もあります。
赤ちゃんが毎日少しずつ成長しているのがとても刺激的です。
英語の勉強
ラジオを毎日聞いて、リスニングの勉強をしています。なかなか話せなくて、会話の内容が分かっても、答えることができないので、まず学校では耳が慣れるように、先生や学生の会話をコッソリ聞いています。
毎週土曜日の午前中にVSBの英会話に通っています。学校ではなかなか会話についていけないストレスを、英会話で発散しています。VSBの英会話で知り合った人たちとたくさん連絡を取り合っています。今までは日本語の情報誌を読んだり、日本人のいる旅行会社に行っていましたが、日本語に頼るのを止めました。
できる限り、英語の環境を作っています。
学校のランチタイムが最高の英会話ですが、話題によっては内容が難しく、まったく話に入れないです。
放課後はUBCに行き、学生に混ざって(←これがすごく私には良い)、図書館などで勉強しています。
あと、英語の日記を先月から書いています。
#カナダ・BC州バンクーバーの小学校で日本語教師アシスタント