日本語インタビューをビデオ撮影し皆で評価

ニュージーランド

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最近はスマホなどデジタル機器の普及で、気軽に動画撮影ができるようになりました。動画を日本語の授業に取り入れるのも効果的な手段の1つです。

日本語のクラス

日本語インタビューをビデオ撮影し評価する

Year12で日本語のインタビューをビデオに録るという授業をしました。ビデオに撮られるということで、私も生徒もみんな緊張しました。中にはあまりに緊張しすぎて「何歳ですか?」の質問に「14才です!」と間違って答えた子もいて、撮り終えてからみんなであーだこーだと笑えてけっこう楽しかったです。

自分の声(日本語の発音)をビデオを通して見聞きすることで、客観的にチェックできるので良いと思います。

文+絵

1枚の紙に文を書かせるだけでなく、それに関係した絵を書いて提出させる宿題を出したら、どの学年もそうなのですが、みんな力を入れてやってきます。ニュージーランドの子どもたちは絵を描くのが大好きです。

Year10で自分の想像した人に「~才です。~が好きです。~をします。」という作文を付けて提出してもらったら、絵も名前もバラエティーに富んでいておもしろかったです。

Year12ではクラスの人について関係代名詞を用いた文章を使って文を書き、似顔絵を付けたのですが、1人の子が私について書いてくれました。
似顔絵は授業前に即席で描いたので、「えー、これ私ー?」と言うと、次の日、わざわざかわいい絵に描き直して来てくれました。うれしかったです。

一人で授業をやることに

日本語の先生が体調を崩されて自習になった日が2日ありました。先生から指示がメールで来ていたので、それをやったのですが、一番下のクラスは日本の日常生活について本を読む、という内容だったので、急きょ、着任前の準備研修で習った背中に文字を書いて伝言していくゲームをやったらすごく盛り上がりました。

日本語の先生が休まれた時、連絡ミスだったのか、「研修のため休み」と聞いて、どうして前もって一言も言ってくれないんだ、とがっかりしました。後から体調が悪かったと分かったのですが。
でもメインの先生がいないときの授業はなんだかダラダラしていて、私に何かアイデアがあれば同じことをするのでも楽しくなるんじゃないかと反省しました。

そのことをフランス語のアシスタント教師に言うと、「アイデアは経験からくると思う。教師はアイデアをシェアするべきだし、それはどの言語でも同じだと思う。」と言われ、いくつかのアイデアをもらい、少し元気になりました。

時々アシスタントとしての自分に「これでいいのかな」と悩むこともあるのですが、今はいろんなアイデアを盗めるし、日本語について知らなかったことも勉強になっているし、あまり焦らずにいこうと思っています。
それからフランス語の先生にも話をして、フランス語の授業を見せてもらうことにしました。すごく生き生きとした先生でとても楽しみです。

大きな学校はこんな感じ

上級生になるほど減る日本語履修者

この学校は生徒数約850人でカトリック系です。日本語履修者は一番下のクラスが41人と多いですが、一番上のクラスになるとたったの4人です。日本語の授業数は週26時間あります。

シンプルな時間割

ただ、ニュージーランドの時間割ってすごくシンプルなんですね。みんなやりたい科目をそれぞれ選択して、ほぼ毎日同じ科目が時間割に入っています。そのせいか、ほとんどの生徒が熱意があって、かわいいです。

カトリック系ということで厳しかったらどうしようと思っていたのですが、おとなしい子もいれば、先生に口答えする子もいて、日本と変わらないなぁと思いました。

Sports Day

赴任して数日後にスポーツデーがあったのですが、みんなそれぞれが所属するハウス(チーム)カラーの服を着て、顔にペイントしたり、オシャレしたりして楽しんでいました。
私も自分のカラーがわからなかったけど、適当にその日の福のカラーのチームに入ってはじけました。それにしても応援に対する力の入れようがすごく、ニュージーランドの子は迫力あるなぁ、と思いました。

心掛けていること

とにかく名前を覚えようと思っています。上の3つの学年は人数が少ないのでもう大丈夫なのですが、Year9と10が多くて覚えられません。しかもニュージーランドの子の名前や顔って覚えにくい・・・。

でも覚えた子はクラス中でのやりとりや学校内での挨拶するときも、名前を付け足して言うようにしています。

そして生徒の持ち物のこととか、「昨日は何したの?」とか話しかけるようにしていたら、一番下のクラスの子などは、授業前に集まって来てくれたりして、すごくかわいいです。

スタッフとは着任したての頃は話せなくて、スタッフルームが苦痛で「モーニングティーなんかいらん!」と思っていたけれど、今は適当に隣の人としゃべっています。しゃべりやすい人も出てきました。特に水曜日はマフィン・デーで、生徒が作ったマフィンを食べられるので楽しみです。

NZのホームステイ生活

ホームステイはとても快適です。みんないい人で、ホストファザーは何かとニュージーランドのことを教えてくれるし、ホストマザーはとても社交的で明るくて、何かと私を連れて行ってくれます。ウォーキングにもよく二人で行きます。

ホストシスターはクールだけど、いい子で、ホストブラザーは何かとからかってきて、それがまた嬉しくもあります。

老後の生活を垣間見る

この間、起きて何もすることが無かったので、「今日の予定は聞いてくれるな。」と思っていると、案の定、「何するの?」と聞かれ、「何も。」と答えつつ、どこかに行くべきかと考えていると、近所の私も知っている60歳代くらいの夫婦に電話をしてくれたみたいで、その二人と出かけることになりました。
私も大好きな人達なので、うれしくて近くの山にブラックベリーを採りに行って、ブーケを作って、アフタヌーンティーをして、まるで老後ののどかな生活のようで、楽しかったです。

ニュージーランド人は自宅話がお好き

また夜ご飯が最高においしくて、こんなご飯を食べている家もあるのか!と感激しました。それからNZの人って家にこだわっているというか、自分の家のことを話すのが本当に好きですね。おもしろい。

人間関係

トラブルではないんですが、学校の図書室で中国人留学生と話をしていると、そばにいた全然知らない生徒が「あなたはこの子(留学生)のお母さんなの?」と聞いてきて大ショックを受けました。

それと、いろんな人が「Ms.〇〇(私がアシスタントしている日本語の先生)はどう?」と聞いてきます。
この間、生徒に「フランス語の先生はとてもいい人。」と言うと、勝手に「私が日本語の先生のことが嫌いだ」と解釈されたので、手紙を書いてそうではない、と説明しました。
今ではその子と手紙のやりとりをして楽しんでいます。確かに時々イライラしていることもあるけれど・・・。

英語について

この町に来て、2週間目がすごく英語が嫌になって、口数が減っていたと思いますが、今はだんだん慣れてきました。
気持ちの持ちようというか、やっぱり生徒やここで会うみんなと話したいのと、「Short Land Street」というドラマにハマっているので、集中して英語を聞くようになりました。
そして役に立ちそうなフレーズがピックアップできるようになってきたので、ノートに書き留めています。
ホストマザーとはすごく話しやすいので、1日にあった出来事をなるべく口に出すようにしています。

#ニュージーランド・北島・ウェリントン郊外の学校で日本語教師アシスタント

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