これまでの自分の体験から、留学先としてカナダを強く希望する大学生もいます。これまで留学経験がある人にとっては、ふつうの留学よりも、日本語教師アシスタントという、ディープな留学が魅力的に感じるようです。
以下、カナダの日本語教師アシスタントを希望する、大学生の志望動機です。
自立した日本女性でありたい
自分のやりたいことに正直に挑戦したい
私は、とにかく英語と教育そして、カナダという国にとても関心をもっています。今まで家から出た事もなく、親に依存してきた人生の中で、この歳になって、もっと自分のやりたいことに正直になり挑戦してみたいと考えました。
私は将来的には、広い世界的視野や、物事に対する判断力を持ち、自立した日本女性でありたいと考えております。
そういった中で、自分の核となるものを確立させたいです。
そして、自分の自信となる力を身につけたいと強く考えております。自分が、異国の地で極限の状態の中、どのように生活し、考えるのかを自分の力で向き合いたいです。
社会制度の整ったカナダの教育を実体験したい
また、「教育」に関われることにもとても関心を高く置いております。日本語教師アシスタントという立場から、社会制度の整ったカナダの教育に関われる、身近にみることできるからです。
多文化社会の中で、どのような教育が行われているのか。子どもたちは、どんな成長を遂げるのか。関わり、知る事によって将来的に自分が日本で教員となった時に、いい部分を生かした教育を行いたいです。
そもそも、カナダという国をこの目でみて、身体で体感したいというのが一番の望みでもあり、強い思いです。
自分の力で働き、自立したい
自分はいったい何をすることが自分に向いているのか、何をする事が自分にとっての喜びか、社会とは、世界とはいったいどういうもの中のか、この目で確かめたい。自分の力で働きお金を稼ぎたい。日本社会の、今の社会状況をいい循環に転換していける一人の人材となるべく、また世界の中の一人の人として、子どもたちにできることを懸命に取り組み、ぶつかっていってみたいです。
そして、日本社会に感じる矛盾を自分の力で考え、判断し、選択肢、実行していける自立した女性を目指します。
(21歳大学生)
日本語の楽しさや難しさをもっと世界に広めたい
大学で日本語教育を専攻中
私は現在、外国語大学で日本語教員養成コースを受講しております。大学での日本語教員養成コースでは、今まで意識したことのなかった日本語の楽しさや難しさを発見し、日本語を教えることに興味を持ちました。
と同時に、日本にいると普段気付かない日本語の楽しさや難しさをもっと世界に広められたらなと思いました。
カナダ短期留学で少し日本語を教えた経験から
またカナダの大学に留学した際、日本語の授業を受講しました。生徒として日本語の授業を受講しましたが、他の生徒が全てカナダ人でしたので、教員アシスタントとして、授業中に日本語を教えていました。また教授から日本語を教える機会をいただいたので、合計4時間日本語を授業として教えました。実際に教えることで、改めて日本語を一つの言語として認識させられました。
英語を学ぶ時に感じた苦労も活かしたい
自身が英語を勉強した際、様々な困難に直面しました。文法の違い、言い回しの違い、また異文化によるコミュニケーションの違い。これらを克服するためにたくさんの工夫をして英語を勉強しました。言語を学習する際に困難に直面することは日本語を学習している人にもきっとあることだと思います。
よりスムーズに日本語を学べるように、私が直面した困難からの経験を生かしてより楽しく、分かりやすく日本語を教えたいと思います。
(21歳女性)
ボランティアで費用を抑えて海外留学したい
はじまりは姉妹都市との国際交流
私は中学時代に、地元の町の姉妹都市であるアメリカの地方都市の町に、使節団として派遣される機会がありました。そこで初めて、日本以外の文化に触れ、海外に興味を持ち始めました。
その後英語の学習にとくに力を入れ、もう一度自分自身で海外に行き学びたいという目標ができました。
バイトで貯金して短期留学を経験
大学に入学し、アルバイトをしてお金を貯め、そのお金で今年の3月にはカナダへ1ヶ月、8月にはハワイへ3週間の留学をすることができました。費用の面と、大学を休学しなければいけないという点で、長期留学は諦めかけていました。
しかし、長期留学をしたいという気持ちを捨てきれず、悩んでいました。
ボランティア留学なら安く海外留学ができる
そこで、大学の先生に相談したところ、ボランティアを通して留学をすれば、費用を抑えれるのではないか、というアドバイスを受けました。そのアドバイスを聞くまでは、ボランティアでの留学を考えたことがなく、語学学校への語学留学のことだけを考えていました。
もともと国際協力に関心があり、ボランティアで留学ができるかもしれないと聞いて、私にピッタリなのではないかと思い、インターネットを通して、海外でできるボランティアを検索しました。
様々なボランティア活動がありましたが、英語が勉強でき、かつ私の母国語である日本語を教えるお手伝いができる日本語教師のアシスタントというボランティアを見つけ、応募に踏み切りました。
私は約10年、英語を学んでいます。最近はスペイン語も学び始めました。将来的にはマルチリンガルになって、世界中を訪れてみるのが目標です。
(22歳女性)
将来はカナダに永住したい
大学の外国語学部在学中に1年間カナダへ留学し、外国で学ぶ楽しさを知りました。外国語を学ぶ大変さと楽しさを知ったので、今度はそのときに習得した語学力を生かし、外国で働く経験をしてみたいと思っています。
将来的にカナダで仕事を見つけ、永住したいとも考えている私にとって今回のボランティアの経験は欠かせないものであると思います。
教える楽しさ、大変さを感じるとともに、カナダの人々との心の触れ合いも実感したいと考えています。
(22歳女性)