全体をみなければいけないクラス担任に代わって、日本語教師アシスタントは、それぞれの生徒に合わせて個別に対応する役割を担えることもあります。ふだん問題児とされている生徒も、マンツーマンで接すると、実はとても良い子だったりします。そんな子どもの良い一面を引き出してあげられる可能性を秘めているのも日本語教師アシスタントの魅力の1つです。

オーストラリアの学校生活

日本語教師アシスタントという特別なポジション

私の学校(日本語教師アシスタントとしての派遣先)は、日本語の先生がおっしゃるには「他の学校よりも大変だ」そうです。なにしろ皆、人の話を聞かない、すぐキレる、物を投げる、椅子を投げている生徒までいて、最初は引きました。

しかし、それは一部の生徒だけですが・・・。でもその一部の生徒も今ではめっきりかわいい私の生徒です。

まだ日本語を教えて2,3週間しか経っていないのに、皆、自分の名前を日本語で書いて他の先生に自慢したり、「おはよう」「こんにちは」と私に日本語で挨拶します。

他の英語の授業の時も、自分の名前を日本語で書く生徒もいるそうです。

僕の名前は日本語でこう書くんだよ

Year6,7の生徒で、いつも騒いで私の話を聞いてくれず、授業を中断させてしまうような「困ったちゃん」がいるのですが、その子が「お仕置きルーム」で、

僕の名前はこう書くんだよ。日本語だよ。
と言っているのが聞こえた時は、泣きそうなくらい感動しました。

最初は無理と思ったけど、今では世界一かわいい生徒です。誰よりもLovelyです。

日本語のクラス

歌は効果あり

私の派遣校は本当にうるさいというか、やんちゃな生徒が多くて、大変な時もあるんですが、日本語の greetingの歌を教えたところ、皆、すごい一生懸命に練習してくれて感動しました。

中学生にも教えたんですが、いつも「トイレ」と言ってはどこかへ消えていく生徒まで一生懸命歌ってくれて、本当にビックリしました。

また、遊んでいても「歌って!歌って!」とせがまれます。皆、歌が大好きみたいです。

失敗した授業

効果がない授業というか、中学生を教える時、9:00-11:00とまる2時間もあって、10:30頃になると、皆、退屈してしまって・・・。さらに私もネタ切れしてしまって・・・。いつも授業内容を考えるのが大変です。

「生徒を巻き込んで」の文化紹介・文化比較だとノってくる子が多いようなので、100%Happyなクラスは難しいですが、うまくいかなくてもあんまり落ち込まないようにしています。授業は「生もの」なので山あり谷あり・・・。

トラブルではないけど、皆で折り紙で飛行機を追って、コンテストをしようとしたところ、一人の生徒が糊で折り紙をとめて私に見せたので、何気なく「少し重くなっちゃったね。」と言ったところ、その子は「私の飛行機は重いからコンテストには出ない。」と言い出してしまいました。何気ない一言でその子を傷付けてしまったと反省しています。

その他日常生活で心掛けていること

今はまだこっちの英語がはっきりとわかりませんが、とにかく何でも参加するように心掛けています。ランチタイムには子供たちと遊んだり、休日には皆がCar Wash(洗車)する時には、お手伝いさせてもらっています。

あと、必ず自分から挨拶するようにしています。

ホームステイ生活

申し訳ないほど素敵なファミリーです。そのホストファミリーはマザーとファーザーだけです。マザーが派遣校の校長先生で、ファーザーがこの町の市長で、Farmerでもあり、二人ともとても忙しいんですが、いつも私のことを気にかけてくれ、私を本当の子供のように扱ってくれます。

また週末には、パース、カルバリーなどいろいろな所へ連れて行ってくれて・・・しかもマザーの料理はいつもおいしく、毎日手伝いながら勉強しています。
マザーは私をFarmer Wife にしたいらしく、オージーの男の人をいつも薦めてきます。マザーは本当にLovelyです。

自分の英語力について

自分の英語については、もう今はこっちの生活に慣れるのに手一杯で・・・。空き時間も授業準備で忙しく、何もできません。家に帰っても授業のことが気になって・・・。

頑張りすぎないようにしないといけません。

#WA(西オーストラリア)州の小中高一貫校で日本語教師アシスタント

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