良く言えば個性を尊重して伸ばす、悪く言えばバラバラで甘やかし・・・と言われことがあるのがオーストラリアの学校教育です。
学校によっても、担当する教師によっても異なりますが、日本語教師アシスタントは、そんな海外の教育現場で、日本では体験できない多様な価値観を吸収していきます。
オーストラリアの学校に赴任して感じたこと
個性を大事にする
ふつうの日本の学校と違って、生徒の一人ひとりの個性を大事にしているように感じます。だから授業もみんなで一緒の勉強をするという感じではなく、一人ずつ違うことをしていることが多いです。(日本の学校教育とは異なり、個人の能力に合わせてクラスを進めるというのはオーストラリアではよくあるようです。)スクールキャンプ
スキールキャンプに行きました。いろいろな工場を見学でまわったりしました。日本でいう社会科見学みたいです。でものんびりと見学しました。アボリジニの文化を学ぶ
Junior Class(K~Year3)で、アボリジニの生活や絵について勉強しました。実際に木と葉っぱで ちょっと大きめの家みたいなものを作って、リーディングタイムに2人そこで読書していいよ、と言われて子どもたちは喜んでいました。あとドットペインティングもやりました。楽しかったです。
日本語の授業
この学校に来てみたら、専任の日本語の先生(日本語教師)がいなくて、日本語の授業もありませんでした。どうしたらいいか学校側に尋ねて、今は毎朝10分くらいずつ短い時間で、日本語を教えるコーナーを設けて教えています。全部一人なので、戸惑うこともありますが、楽しいです。あと、日本語以外にも「アジアン・カルチャー」という授業のアシスタントも兼務しています。
ひらがなカードを隠すゲーム
(ひらがな などが書かれた)カードを何枚も教室に隠して、それを生徒が探して持ってきて、そのカードに書いてあることが日本語で言えたらポイントをあげる、というアクティビティがすごく好きみたいで、毎回「やりたい!」と騒いでいます。こういうゲームだと、みんなビックリするほどスラスラと日本語を覚えてしまいます。
洋服レース
コースの真ん中に日本語で洋服の名前と絵が描いてあるカードを置いて、そのカードと同じ洋服を着てもどってこなくてはならないという、仮装ゲームみたいなものがウケました。感情表現の日本語は難しい
「頭が痛いです」などの日本語での気持ちや感情表現についての授業がうまくいきませんでした。文章が長いというのもあって、みんなローマ字をただ読む感じになってしまい、身につかなかったようです。痛みや感情系の言葉も、はじめはゲームなどを通じて「うれしい」とか「かなしい」「いたい!」などを導入してから、今度は文章が作れるようにアクティビティを改善していく必要があるようです。
「文字だけ」も難しい
自分だけの日本語の辞書を作ってもらう、という授業にチャレンジしましたが、書くことが多すぎてダラけてしまいました。文字だけという授業は難しすぎたようです。英語でのコミュニケーションについて
やっぱりスタッフルームなどでは、積極的に自分から進んで輪の中に入っていくことだと思います。英語については、とにかくいろいろな人に話しかけるようにしています。
そして何でも聞く(尋ねる)ようにしています。
そして挨拶の後には、「元気?」とか、「週末は何してたの?」とか「一言多く」話すようにしています。
あと、「黙って座っているべきではない。」と言われてしまったので、悔しいので何でも口に出すようにしています。正確には分かってもらえなくて、もどかしいけれど、それでも黙っているよりは伝わっているはず・・・ですよね?
ホームステイ生活
以前にもたくさん日本人を受け入れたことがある家庭にホームステイしているので、みんな受け入れることに慣れていて、楽しいです。家族の友達がちょくちょく遊びに来るので、いろいろな人に会えるのも楽しいです。
ホームステイ先は1学期ごとに変わる予定です。
アシスタント教師は日本語以外にもいる
週末には、同じくらい年の(他の言語の)アシスタント教師たちが、うちに遊びに来てくれました。久々に同じくらいの年の人たちがいっぱいいて、楽しかったです。一緒に海に行って泳ぎました。(南半球で季節が反対のオーストラリアは、8月は冬なので)海が冷たすぎてちょっと失敗。帰ってからホストファミリーに Crazy! と言われました。
#西オーストラリア州の学校で日本語教師アシスタント