小学校での日本語教師活動の難しさ

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日本語教師の難易度

海外で日本語を教えたり、日本文化紹介活動を行う日本語教師アシスタントの派遣先は、大きく分けると、プライマリー・スクール(小学校/時に幼稚園含む)と、セカンダリー・スクール(中学・高校)に分かれます。

現地の小さいお子さんと触れ合いたい、ということで小学校での活動を希望する人は多いですが、小学校での日本語教師活動の現実は、とても困難であることが多々あります。

ニュージーランドの学校での出来事

5月上旬は学校キャンプに連れて行ってもらいました。Year7, 7/8, 8の学年の生徒らと一緒に過ごしましたが、これは面白かったです。

保護者が仕切る学校行事

保護者の方も10~12人ほど来られていたので、私もそれなりに頑張って話をしました。

学校の行事に、保護者が参加して仕切る場面もあり、日本と違うシステムに驚きました。日本では調理や掃除は子どもたちがするのに、こちらはすべて親がしています。

授業中以外のコミュニケーション機会を有効活用

子どもたちとは遊ぶ時間(昼休みなど)に一緒に遊んでいます。

スタッフとは、時々自分から話しかけるようにしていますが、スタッフの方はみんな気を使ってくれて、とても優しいです。

日本語のクラス

まだ数えるほどしか授業をしていないのでよく分かりませんが、一斉にするゲームや歌は、結構、乗ってきます。

しかしながら、グループでのゲームは全然ダメです。それぞれが遊んでしまいます。小学校だからかもしれませんが・・・。

学級崩壊的なクラスもあり

それによく分かりませんが、日本で言う学級崩壊的なクラスがあり、来週からそのクラスにも授業に行かなくてはいけないので心配です。前任の日本語教師アシスタントの方いわく、「授業にならないよ!」とおっしゃっていました。

それにクラスによっては全然、日本語や日本文化に興味なし、という子がいて、配ったプリントをクシャクシャにして捨てる子もいました。かなり問題で、担任の先生も困っていてどうしようもない状態のクラスがあります。

小学校での日本語教育活動は難しい

前任者(前任の日本語教師アシスタント)がまだ現地にいらっしゃったので、学校の先生を介して会ってお話を聞くことができました。 そこで思ったことは、セカンダリー(中学・高校)と違って、プライマリー(小学校)では、必ずしも日本語や日本文化を知りたい、という子ばかりに教えるのではなく、まったく興味のない子にも教えなければならないので、大変です。

小さな学校ならまだマシかもしれませんが、大規模校でいろんな子がいるところで、どのクラスにも日本の事を紹介するというのは、「本当に意味があるのかな~?」と感じました。

とりあえず興味を持てるようにすることが、これからの課題かな?と思っています。

前任の方と話しができ、同じ悩みをもっていたのでホッとしました。できれば継続で派遣をする時は、予め前任者と打ち合わせをしたほうが良い、と思いました。

ホームステイ生活

私以外にも、スイス、韓国からの留学生がステイしていて驚きましたが、まぁ、こんなものだと思います。

ただ、人数が多く、ホストファミリーにも子どもがいて、家のTVや電話、インターネットはほとんど使えません。ニュースがほとんど観れないのは辛いです。

英語

今のところ、特別にどうこうということはありませんが、休みの日には図書館に行き、幼稚園~小学生向きの英語の本を読んでいます。

# ニュージーランド 南島の小学校で日本語教師アシスタント 

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