7ヶ月のカナダ生活でも、現地の人々と深く関わる日本語教師アシスタントの場合、英語力・価値観の変化、自分の成長・・・などたくさん得るものがあるようです。カナダのブリティッシュ・コロンビア州、バンクーバー近郊の学校で7ヶ月活動した日本語教師アシスタントの体験談です。
カナダでの学校生活終盤
サプライズのFarewell Party
Grade12の生徒たちが びっくりパーティーをやってくれました。G12の授業の休み時間に、オフィスから「ちょっと来て手伝って」と言われて、その休み時間中、その先生の手伝いをしていました。そして授業が始まるので教室に戻ってみたら、教室が真っ暗で、すでにパーティーの準備が整っていた、という状態でした。
帰国前の最後の授業でもなかったので、本当に予想外の出来事でした。
しかも先生達まで巻き込んで、休み時間の間中、私を引き留めておいた、というのにもしてやられました。
生徒に聞いたところ、春休みの前から企画していたようで、私は一人何も知らなかったので、本当にびっくりしました。
プレゼントももらったし、ケーキも食べたし、たくさん話をしたし、みんなでとっても楽しい時間をすごすことができました。とてもよい思い出です。
カナダの学校生活で心掛けたこと
とにかく会話に入っていくことを心掛けました。自分が生まれ育ったところで生活しているわけではないので、自分から見れば、まわりは知らない人、見たこともない人たちばかりなのは当たり前なので、とにかく自分の顔と名前を一人でも多くの人に覚えてもらえるよう、いろんな先生、生徒に声をかけました。最初は本当に緊張しますし、「言っていることがわからなかったらどうしよう」という気持ちでいっぱいでしたが、感じの悪い人というのはそうそういないもので、話してみると、みんな面白い人で、明るい人たちです。
日本語のクラス
授業ばかりだと生徒たちも飽きてきてしまうので、たまにビデオやゲームなどを取り入れてみると、途端に生徒たちの目が変わります。また、ずーっとゲーム、ずーっとビデオ、というのもダレてしまうので、いろんな物を少しずつ組み合わせていくと、いい授業ができるのかな、と感じました。
7ヶ月のホームステイ生活・ホストファミリーとのお別れ
4月にステイ先を出ましたが、ホストマザーと別れるのは本当に寂しかったです。最後の1ヶ月ほどは夕飯後、毎日10時過ぎるまで2人でよく話をしていました。
来たばかりの頃は、私がホストマザーにからかわれる一方でしたが、最近はホストマザーを私もからかうことができるくらい、英語が上達してきたところだったので、ここで帰ってしまうのは本当に名残惜しかったです。
1年いられたらどんなに良かったか、という思いでいっぱいです。
お別れの際、ホストマザーが、
My adopted daughter is leaving!と言っていたのを今でも覚えています。
彼女も私と同じように、私との会話を楽しんでくれていたんだな、と思って、とてもうれしかったです。
カナダで英語力アップに努めたこと
カナダではとにかく人と話すこと、そしてテレビ、ラジオなどの媒体も使えるだけ使うことを心掛けていました。今はもう日本にいますが、私の場合、日本では本当に英語を使う機会がないので、なんとかしてこの7ヶ月で培った英語の能力を維持、または向上させる手はないか?と思っているところです。
カナダから帰国して思うこと
4月に無事に成田に到着しました。日本は今、寒いです。昨日は雨が降って10度くらいまで下がりました。今日は天気が良くて気温も20度を超えるという予報ですが、体感温度はまるで冬です。
我が家ではまだ炬燵を出しています。
悲しいですが、カナダで過ごした時間は、もう終わってしまったので、これから仕事を探さないといけません。
日本はイライラしている人が多い
カナダに比べて日本と言うのは、日常生活でイライラしている人がとても多いように思います。私もかつてはそうでした。しかし、カナダで7ヶ月生活したことで、かなり気持ちに余裕が出てきたので、私はぜひこのままでいたいです。
ある程度お金が貯まったら、必ずまた海外に出ます。
2,3年後、私はどこで何をしているのでしょう?
どこにいても、カナダで過ごしたような楽しい毎日を送れたら・・・とつくづく思います。
#カナダ・BC州バンクーバー近郊の学校で日本語教師アシスタント