絵が得意な人や美大生などは、言語(英語)以外にもコミュニケーション手段を持ち合わせていることになるので、日本語教師アシスタントとしての異文化交流の手段には事欠かないかもしれません。
カナダの学校の様子
レインダンス
全校集会での、プライマリー(小学校)の生徒のレインダンスはとても印象的でした。とても複雑なダンスでしたが、みんなとっても頑張って踊っていた姿がよかったです。子どもたちのよい自己表現の場となっていました。幼少期から自分の意見表明をしっかりさせるカナダの教育
また、小学4年生以上の生徒が今、必死にパブリックスピーチの練習をしています。自分が小学生の頃は、こんなにしっかりと自分の意見を人前でスピーチすることができていたのかな?と、日本の小学生や自分の小学校時代と比べています。日本語の授業
節分(豆まき)
G2のクラスでは節分(豆まき)をしました。私が鬼のお面をかぶって登場し、子どもたちに豆を投げてもらいました。その後に鬼のお面を作ることを知らせると、子どもたちはみんな喜んでいました。
そして担任の先生をとても信頼している姿に、感銘を受けました。担任の先生にはかなり助けていただきました。
ひな祭り
ひな祭りのひな壇のデコレーションをうちのくらす(G4、G5)で作りました。私の説明を少なくできるように考えて、ステーション(センター)を設けました。
「ひらがな練習」ステーション、「のり付け」ステーションを設けたのですが、G5の生徒たちにはその必要はなく、自分の机で作業する子どもが多かったです。ステーションはもっと低学年の生徒に効果があるようです。
水墨画
小学5年生のクラスで「水墨画」をやりました。このクラスの先生と話し合い、「色彩画」と迷ったのですが、結局、白黒で絵画を表現することになりました。筆が十分になかったため、割り箸でも絵を描くようにしました。はじめは練習、そのあと自由に筆と割り箸を使って作品づくりをしました。
子どもたちは初めて使う毛筆と、シンプルに白黒で表現するということに、とても興味を持っていました。
作品に一人ひとりの漢字の当て字で名前を書いてもらったのですが、これにとても興味を持っていたようです。
活動機会を増やすには
日本文化に少しでも興味を持ってくださっているスタッフ(同僚の先生)には、どのようなことをするのか、ということを具体的に話しています。あと3ヶ月少々しか日本語教師アシスタントとして活動期間がないので、今まで自分がとても消極的だった気がするので、もう遅いかもしれませんが、これから他のクラスでも、もっと授業ができるように働きかけていきたいと思います。その結果として、他のクラスからの日本語や日本文化に関する授業の依頼が増えています。どんな物に興味があるのか、いくつか例を挙げて選んでもらうようにしています。
先生によって考え方、興味も結構違うので、なるべく授業を進めやすいように、子どもの状態なども聞いてから授業案を提案しています。
アシスタントといえど先生である
教頭先生が留守中かつコンタクトスタッフが木曜と金曜日に教室にいない時があります。サブの先生が来てくださいますが、子どもたちは慣れないせいか、時々騒がしくなってしまうことがあります。私もアシスタントの立場ですが、叱るべきときはきちんと言うようにしています。と同時にいかに怒ったり叱ったりしないように注意を引き付けられるか?というところにも着目して授業をしています。
カナダでのホームステイ生活
8歳の息子さんにホストも手を焼いていますが、かわいさ半分、憎さ半分という感じでしょうか。でもとても気長に接しているのを見て感心しました。次に引っ越したステイ先のお家では、貸部屋なので、毎日自分で料理をしています。慣れないのですが、オーナーの方も親切で、とても快適に過ごしています。
英語については、本を読むようにしています。あとはCDのリスニングを繰り返す、日記を英語で書いてみるとか、毎日無理なく続けられるようなものをしています。
#カナダ・BC州バンクーバー南東部の学校で日本語教師アシスタント