ニュージーランドで1年間、日本語教育活動に従事した日本語教師アシスタントの体験談です。
ビフォーアフターの私
ニュージーランドへ出発前は、英語で日本語を教えるとは、具体的にどんなことをするのだろう?という素朴な疑問を持って、日本語教師アシスタントに参加しました。終了した今思うことは、日本の地理や原爆ほか、日本のいろいろな行事について、もっと勉強しておくべきだった、ということです。
用意して良かったもの
おもしろそうな100円グッズ、例えばポケモンやドラゴンボール、遊戯王などがニュージーランドでもとても人気だったので、それらの資料やグッズはいくらあってもよいと思いました。実際、私が持って行ったもので、100均ショップで手に入れたカー用品やおもちゃの車、怪獣などは人気でした。
最初の準備研修
ニュージーランドに到着して、最初の準備研修では、現地で実際に日本語教師をされている日本人の先生にお会いできたことは貴重でした。いろいろなアドバイスをいただきましたし、お家にもおじゃまして、おいしいお菓子などもいただきました。赴任先に就いてからは、特に何事もなかったのですが、お金を日本から送金してもらえる現地オフィスのシステムは良かったです。滞在延長のサポートについてもとても助かりました。
また、準備研修中の英会話レッスンでは、英語でのクラスルーム・インストラクションの使い方を学んだことは、かなり役に立ちました。
ニュージーランドでの日本語教育活動について
アシスタントでもクラス・コントロール・スキルは必要
クラスコントロールについてももっと研修で学べたらよかったです。研修中は、私たちはあくまで日本語教師のアシスタントであり、クラス・コントロールはメインの先生の仕事だから、アシスタントはコントロールをする必要はない、とのことだったのですが、授業中、毅然とした態度をとることは、例えヘルプ・ティーチャーであったとしても必要なことです。しかし、どのように言えばいいのかわからず、赴任して最初のうちは苦労しました。
実際の活動内容
実際のクラスでは、日本語を書いたり(ひらがな、カタカナ、漢字)、発音をしたり、歌を紹介したり、折り紙を折ったり、日本の文化を紹介したりしました。Competition(生徒同士で競争させること)はとても盛り上がります。例えばReading Competition。クラスを4~5人のチームを作り、One Sentence ずつ読む。チームのタイムを計って、一番早く正確に読んだチームにrolly(ご褒美のローリーポップの飴玉)をあげる・・・といった感じです。
現地でうまくやっていくコツは
例え短い返事だとしても、相手には十分、伝わるし、特に子どもたちに対しては、「Love Love光線」を出し続けることだと思います。ニュージーランドで苦労したこと
当たりハズレあるホームステイ生活
正直、ホームステイには恵まれなかったと思います。得たものは・・Patience(忍耐)です。そしてホームステイを変わりました。家事を「私の仕事だ」と言ったホストマザーに「ふざけるな!」と言ってやりました。
突然、日本語教師が辞める
あと、学校で日本語教師が一人、突然辞めたことは驚きました。もう一人の日本語教師と力を合わせて頑張りました。また、日本語教師アシスタント活動者のレポートは、みんなの頑張りを知る良い手段の1つで、みんな頑張ってるなぁ、と思うと励みになりました。
1年間の日本語教師アシスタント活動を終えて
日本語教師アシスタント活動終了後~帰国前の間は、語学学校に通って、ビジネス英語の勉強をします。日本に帰ったら、ビジネス・パーソンに日本語を教えたいので。この町に派遣されて本当にラッキーでした。ここは治安もよく、生徒も人懐っこくて、スタッフもフレンドリーでした。日本ではこんな環境はimpossible(ありえない)と思いました。
Negative Thinking(マイナス思考)はニュージーランドでは受け入れられません。どんなに落ち込んでいても、一晩寝たら忘れることが大切です。
# ニュージーランド北島中央部の学校で日本語教師アシスタント