日本語教師アシスタントの中には、ホームステイ以外に、派遣校に学生寮がある場合、寮に滞在する人もいます。
カナダで寮生活の始まり
カナダ到着後、初めの1週間は、学校のコンタクトスタッフの息子さん宅にホームステイしました。これまでも派遣校のESLプログラムに参加した日本人留学生をホストした経験もあるホストファミリーでした。最初は緊張しましたが、楽しく過ごすことができました。
ホストマザーは料理上手で、2歳のホストシスターはかわいいし、ホストファザーはいつもガハガハ笑っているし。
ある日、夕方出かけたな、と思ったら、夜8時過ぎになっても帰ってこなかったことがありました。何も聞いてなかったので怖かったです。
ホストファザーは娘さんを連れて大量のゴミを捨てに行ったそうですが(現在、家の中を改装中なので)、帰ってきた時、「怖かった。」と伝えたら、次からは一言言ってから出かけるようになりました。
ちなみにその時、ホストマザーは仕事で不在でした。
それから3,4日ほど、ホストマザーの弟が滞在しました。特に何ってことはありませんでしたが、事前に知らせてくれてもよかったのに、と思いました。
その後、当初の予定通り、学校の寮に移動しました。到着してすぐに、日本語を選択している生徒たちが挨拶しに部屋まで来てくれました。とても嬉しかったです。
新しい日本語の先生が来るということで、楽しみにしていたようです。みんなの期待?に応えられるように頑張りたいです。
それから、寮のご飯が美味しいので、太りそうで怖いです(笑)。
生徒たちは元気(過ぎ)ますが、寂しくなくていいです。
学校の様子
Snack Time
Snack Time(スナック・タイム/おやつの時間)というものがあり、生徒たちがニンジンやセロリを、バリバリ音を立てながら食べているのに驚きました。Western Wednesday
Western Wednesday(ウェスタンな水曜日)という、生徒やスタッフみんながウェスタンハット?などをかぶって、ウェスタンっぽい格好をする日がありました。ふだんは制服なので、ガラッと印象が変わった感じでした。日本語のクラス
「おはよう」「こんにちは」などの簡単な日本語を教えて、習ったうちのいくつかを使ってskitをしました。効果があったかというと、?ですが、会うと「コンニチハ」「サヨナラ~」などと日本語で挨拶をしてくれるようになりました。
昔話は発問するべし
日本昔話のストーリーを教える前に、絵本のコピーを渡し、話の内容を想像させ、渡された絵を順番に並べさせました。もっと物語の内容に子どもたちの意識が向くかと思っていたのですが、子どもたちは「どのグループが一番本当に近いか」で頭がいっぱいで、やった意味はあまりなかったです。
それより、ただ読むだけでなく、もっと内容に入った発問をすればよかったな、と思いました。
授業以外では
学校や寮では、とにかく話しかける事を心掛けています。名前を覚えて名前を呼ぶこと。そして常に笑顔、です。トラブルではありませんが、よく生徒に間違われてしまいます。この学校がGrade12まで学年があるのでそのせいだと思います。「私は New Japanese Exchange Teacher ですよ。」と説明すると、みんなちょっと驚きます(笑)。
学校行事には積極的に参加するようにしています。見ているだけでなく、自分もやるようにしています。
挨拶をするときは、"Hi, 〇〇!"などと名前を呼ぶようにしています。子どもや大人に関わらず、これはとても大切だな、と思いました。
英語の勉強
英語の勉強がてらに、テレビにかじりついています。ランチタイムの時などは、先生方の会話の中にいるように努めています。話にはなかなか入れませんが・・・。あと、知らない単語や言い回しはすぐにメモるようにしています。
そして恥を捨てて、メチャクチャな英語になっても、話し続けるようにしています。英語力向上になっているかはわかりませんが・・・。
#カナダ・BC州バンクーバー島の学校で日本語教師アシスタント