ニュージーランドでの出産の特別休暇事情

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日本語教師アシスタントは、(やむをえない事情を除き)基本的には一人で授業をおこなってはいけないので、担当の先生(日本語教師)がお休みのときは、アシスタントとしての活動も休止となります。その場合、学校への登校自体が休みになるときもあれば、他の科目の先生のお手伝いにまわったり、ESOL(英語)の授業に、生徒として参加させてもらったりして時間をつぶすようになります。

学校でのできごと

出産で日本語教師がお休み

今月は何かと休みの多い1ヶ月でした。

途中で日本語担当の先生が代わったり、その新しい先生の奥さんが出産したりで、(日本語の授業が開かれず)月の半分ほどしか学校に行っていません。

奥さんの出産のために旦那さんが1週間も休む、というのは日本では聞いたことがなかったので、ニュージーランドの良い所と理解していますが、アシスタントという立場で付いている先生のスケジュールに左右されるのが、少々複雑な気持ちです。

授業以外では

特に下の方の学年の生徒は、授業の前後や校内で会った時など、一生懸命、日本語で話しかけて来てくれたり、ハイタッチを求めてきたりするので、うれしく思います。

スタッフルームでは、特定の先生としか話していませんが、積極的に話すように心掛けています。
先月よりかは話しかけてくれる先生も増えたような気がします。

日本語のクラス

教室の中の物を題材に取り上げ、「これは机です。」等の言い方の練習をしていたところ、教室の後ろに貼ってある日本の都市の写真に話が及び、いつしか文化紹介の授業になってしまいました。

でもその話題になると、みんな関心があるようで、食い入るように私の話に耳を傾け、質問も次々と出てきて、活気ある授業になりました。

また、生徒の名前を漢字にあてて教えた時も、盛り上がりました。

クラスの半分は日本人留学生

Year12の授業は、半分以上が日本人なので、ほとんど自習に近い形です。

せっかく日本人がいるので、異文化理解に関することを多少取り入れたらいいのでは、と思いますが、日本人の生徒も必死に英訳していたり、先生は日本人以外の生徒に個別指導のような形で教えているので、なかなか提案するまでには至っていません。

ホームステイ生活

ホームステイは相変わらず快適です。ホストファミリーが、友達の家に連れて行ってくれます。
いろいろな人と話をすることで、すごく英語の勉強になります。

この前は、ホストファザーの友達の家に短期間滞在していた日本人と知り合う機会がありました。
40才くらいの男性の方で、日本で小学校の教諭をされているとのことでした。異文化理解のプログラムに参加してニュージーランドにやって来たようです。

その方は英語はほとんど話せないのですが、そのスピリッツに心打たれ、いい刺激になりました。

トラブルはまったくないのですが、今月は休みが多かったため、ホストファミリーに「今日は外出するの?」と毎日のように聞かれます。
おそらく自分達の外出中に、あまり家にいてほしくないようなので(もちろん、私も居たくありませんが)、用が無くても外出するようにしています。

英語

身になっているかはわかりませんが、「継続は力なり」という言葉を信じ、先月からやっていること(わからない単語をメモして調べるなど)を続けています。
日本から持参した英語音声学のCDを聴きながら、本格的に英語の勉強も始めました。かなり難しいですけど。
4つの技能をそれぞれ使って学習するように心掛けています。

早いもので、もう2ヶ月が経ってしまい、あと1ヶ月で今学期も修了してしまいます。
今さらながら、半年なんてあっという間だな、ちょっと短すぎたかな、と日本語教師アシスタントとしての参加期間について、ふと思う今日この頃です。

「何かしなくては」と焦燥感に駆られることもありますが、慣れてきた証拠で、毎日、いい経験をしていると自負しながら、日々を送っています。

#ニュージーランド・北島・オークランド近郊の学校で日本語教師アシスタント

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