日本語教師アシスタントが経験することは多岐に及びます。
アメリカのモデル校見学
学校のディレクターと、Education Board(教育委員会の人)、校長とともに、アメリカ・ニューメキシコ州にあるネイティブ・アメリカン(インディアン)の学校見学と、ミュージアムを1週間、訪問しました。この学校は北米ネイティブのモデル校的な学校で、高い大学進学率や教育プログラムで、アメリカの Education Awardなどを受賞している学校です。
しかし、なんと、うちの校長はIDを忘れてしまい、一緒にカナダの国境を越えられず・・・遅れて合流ということに。
モデル校を訪れた感想としては、サンタフェのこの学校は、やはりとても素晴らしかったです。何より、生徒が楽しんで学んでいました。
カナダ政府ももっとインディアンの子どもの教育に対して、お金をかかえるべきだと思いました。
コンピューターという愛情のない「おもちゃ」を買い与えるだけでなく、生活全般をサポートできる人間の数を増やすことが急務だと感じました。
気候に関しては、ニューメキシコ州はもっと暖かいと思っていたのに、寒くて期待外れでした(11月)。
日本に関する活動
Cree Room交流
ほぼ毎日、2,3人のG3/4の生徒を自分の教室(Cree Room)に招待して、日本文化(折り紙)とBeads(ビーズ)を教えています。beadsというインディアン・カルチャーを日本人がインディアンの子どもに教えるという、なんだか変な関係になっていますが・・・毎日違った生徒が来るので、軽いチャットを楽しみながら作業しています。
日本語と比較することで自分の言語に興味を持ってほしい
G6ではひたすら日本語・英語・Creeの比較をしています。例えば数字、月、週など。生徒はあまり楽しんでいないけど、比較することによって少しでも自分の言語Creeに対して、興味を持ってほしいというのが、私の願いです。
他のクラスでは、前の学校でやったことの使いまわし、繰り返しです。
異文化を知ることは自分の文化を知るということ
日本語教師アシスタントとして、どんな「効果」を期待しているのか、いつも少し考えすぎてしまいます。日本語のクラスがある学校のアシスタント教師はきっと生徒の日本語(理解)能力の向上を期待するでしょう。
でも他の(主に文化を教えている)人たちは、どんな効果を期待しているのか・・・?そもそも何のために日本文化を教えているのか?とか、異文化理解は「今」この生徒たち(小学生や中学生)にとって必要なの?とか、いろいろ考えこんでしまいます。
でも1つだけ確かなことがあります。
それはそれぞれの民族がそれぞれの異なった文化を持ち、それぞれの文化はリスペクトされなければならないということです。
異文化を知るということは、自分の文化を知るということです。
悲しいことに、この学校の生徒たちは自分たちの言語という文化を失い、芸術文化も失っています。かといって、私に何ができるのか・・・誰にどうやって伝えたらいいのか・・・いつも葛藤と自問自答を繰り返しています。
休み時間は禁止に
スタッフミーティングで、Cree Roomを休み時間は子どもに開放しないように決定されてしまいました。原因は私の指導力不足からです。毎休み時間、子どもが遊びに(本来学びに)来てくれるのはうれしいことでしたが、人数が多過ぎて、面倒みきれませんでした。
子どもは群れるとギャングに変わります。まさにGang Ageとはよく言ったものだと思います。何と言って注意したらいいのか、いまだにわかりません・・・思いつくのはSwear W・・・・。
ホームステイその他生活全般
Goodです。誕生日を祝ってもらえました。感謝!自分としては(年取るのは)うれしくない日だったけど・・・。人生焦り気味、でもカナダはのんびり・・・。特に犬は私の友達。かわいいです。
英語については、努力しようと試みましたが、ひとまず小休止です。クリスマスホリデーにでも勉強再開する予定です。
あと何が辛いかって、朝起きるのが一番つらいです。9時にならないと明るくならないとか、絶対、納得いきません。冬時間に変更してくれ~、という感じです。ちなみに隣町はアルバータだから8時なのです。
#カナダ・SK(サスカチュワン)州北西部の学校で日本語教師アシスタント