外国人日本語教師の間違いを指摘する難しさ

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日本語を教えているのは日本人だけでなく、外国人(日本語非母語者)の日本語教師もたくさんいます。しかし、明らかに間違っている日本語を教えている場合も多々あります。その時、ネイティブスピーカーとして、どのように間違いを指摘すればよいのか・・・葛藤が生じる人も多いようです。

NZ人の日本語教師の日本語の間違い

日本語クラスのテストの添削を見ていると、(ニュージーランド人の日本語の)先生が直した赤ペンの文章が、どう見ても変な日本語(特に作文)になっていて、そのことについて話そうとすると、「忙しいから」などの理由で、あまり相手にしてもらえないことが多いです。

先生のプライドも考えて、生徒の前では言ってないのですが・・・。せっかくの日本語ネイティブがいるのだから、素直に受け入れてほしいなぁ・・・と思いつつ、口答えはせず、しばらく様子を見ています。

ヒント:
その先生の性格にもよります。また、こちら側の英語力や言い方、そしてその先生との信頼関係の構築具合にも関わってくることです。

「自分が逆の立場だったらどうか」で考えてみると、もしかしたら「あなたは英語ができてないのに、他人の間違いばかり指摘して・・・」と思ってしまうかもしれません。

着任して早々に、そうした間違いを指摘するのはあまり得策ではありません。

こちら側に誤解を招かないような十分な英語力があったり(空気を読む力も含む)、もしくはこれまで十分な時間をかけてのしっかりとした信頼関係が構築されていれば、その時は、自然な形で、お互い気まずくなることなく、先生も素直に受け入れる時が来るかもしれません。

早熟な段階で、直接的に間違いを指摘しても、拒否反応が出て関係が悪化し、こちらも居場所を失ってしまうかもしれません。

時が熟すのを待つのも大切です。

もしくは、その先生が間違っている文章を今はメモっておいて、その後いつか、(その先生がいる時に)ご自身が主導して日本語のクラスでアクティビティをやる際に、その間違った文章をアクティビティに取り入れて、正しい文章をそれとなく提示する・・・といったように、間接的に、その先生にも正しい文章をそれとなく教えてあげる、という方法も考えられます。

ホームステイ生活

ホストマザーは70歳ですが、とてもしっかりした方で、親切にしていただいています。私の他にもタイからの留学生と、小学校の教員として研修中のアメリカ・ニューヨークからの大学生が一緒にステイしています。

それぞれ独自の世界を持っていて、あまりコミュニケーションがないのが少し残念です。

やはり食器はすすがない件

あと、「ニュージーランドあるある」話ですが、台所の物は洗剤で洗った後、水で流さずにタオルで拭きますね。布巾も台拭きも同じだし・・・3週間経ってもまだその習慣に抵抗が残ります。確かに体調には異常はないのですが・・・。

英語について

学校では英語が全然聞き取れず、話すのは単語ばかりで文章にならず・・・でもそんな私にも話しかけてくれる方々がいるので、頑張って話をするようにしています。

日本語の授業を問っていない子でも「おはようございます」と「こんにちは」を知ってる子が多いので、廊下で挨拶をしてくれてうれしいです。

中には日本の歌を知ってる子もいて、 Form Room に戻ってくるなり、唄っていたりするので、笑顔で反応しています。

ホームステイでは時間と気力のある時に、新聞や雑誌の簡単な文に目を通すようにしています。

TVで映画を観ている時は、隣で一緒に誰かが観ていると、わからないことを質問したりしています。
映画の内容をすべて理解するまには至りませんが・・・。

あと子ども向けの小説をホストの方からお借りしたのですが、これはほとんど睡眠薬で、なかなか前に進みません・・・

学校でパーティー

先日、校長先生の秘書として23年間働いてきた私のホストマザーが引退した時、Assemblyで生徒たちから寄付金を集めて贈り物をしたり、全員でのHaka(ハカ)ダンスがあり、感動しました。

その日の夜には、学校の図書室がパーティー会場となり、スタッフやその家族、生徒会長らが集まり、バイキング形式のお食事会がありました。

学校内でパーティーをすることに驚きました(生徒会長だけ招待されていたのにも驚きました)。

日本語クラス

大きい写真は効果的

日本の学校の家の様子をパネルを使って説明したのですが、興味を持ってくれたようです。Year9や週に一度行っている近隣の学校の生徒たちは、特にいろいろ質問してくれて嬉しかったです。

ただ、写真の中の思いもよらない部分に目を付けて聞いてくるので、答えに困ったり、彼らの質問が聞き取れずにドギマギすることが多々ありました。

定番のお箸とジェリービーンズ

あと、お箸を使ってジェリービーンズのゲームをやったのですが、学年が低いほどズルをしたり、大騒ぎになってしまいました。
上手に使える子も多くて、使い方を教えるというよりは、ただのゲームでした。

ニュージーランドに思うこと

ニュージーランドに着いて、最初、日本との違いにいろいろ驚き、頭も飽和状態でしたが、やっと少し慣れてきました。

ニュージーランドでは「日本語←→英語のtranslation(変換)はあまりしない」と言われていますが、うちの日本語担当の先生は、かなりきっちりやります。

文法もしっかり教えるので私も中学・高校にやった国語の文法を思い出しながら、改めて日本語の難しさを痛感しています。

もう11月なのに、ウェリントンは思ったより寒く、毎日のように強風や雨なので、着るものに困っています。早く暖かくなってほしいです。

#ニュージーランド・北島・ウェリントン近郊の学校で日本語教師アシスタント

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