憧れの海外フラット・シェアハウスのトラブル体験談

コラム トラブル ニュージーランド 異文化

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海外で憧れのフラット生活。シェアハウスに住んでみたい!という方も多いようです。ただ、フラットやシェアハウスも、当たり外れは激しいようです。

特にフラットやシェアハウスのオーナー(家主)は、ビジネスで貸し出している側面が強い(家賃収入を主たる収入源として大きく期待している)ので、お金に関してシビアな部分があります。

また、「日本人はお金を持っている」そして「金払いも良い」と考え、日本人の受け入れに味をしめて吹っ掛けてくる人もいるので要注意です。

以下、ある日本語教師アシスタントの、フラットのトラブルの体験談です。

フラット1ヶ月目:初めは優しい

今月6日から新居(フラット)に移りました。前のホームステイよりも、とてもとても快適です。
しかし、オーナーのおばさんはヒーターのお金の事をかなり気にされていて、、「つけっぱなしにしないで!高い!」と言われてしまいます。

なので私の部屋にはヒーターがありません。幸い、近くにサウナがあるので、そこへ行って体を温めています。
でもオーナーは親切な方なので、居心地はいいです。
それにシティの近くにあるし・・・何かと便利です。

アパートなので、「窓を開けてないとダメ!!」「湿気が多いので部屋にカビが生える」と言って、誰もいない時にも窓を開けています。大丈夫かなぁ~と思うのですが・・・

ヒーターと湿気のこと以外はGoodです。

フラット2ヶ月目:変な気配が・・・

最初はとても優しかったフラットのオーナーのおばさんですが、いきなり態度が豹変し、戸惑っています。

予備のトイレットペーパーを入れているカゴが、ほんの数センチ置き場所が動いただけで、「なぜ動かしたの?私はこの場所が嫌いなの!」と怒られたり・・・1週間無視されたりしました。

調子がいい時はそういうことはないのですが・・・気分屋さんというか、感情の波が激しいようです。

フラット3ヶ月目:本性が出てきた?

オーナーのおばさんは相変わらず嫌な感じです。先日、日本でいうところの学校の臨時講師を辞めさせられたみたいで、収入源が減ったわけで、その分、私に対する風当たりもさらに厳しくなっています。

しかしこちらも前みたいに遠慮せず、割り切って生活をしています。友達に「お金を払っているのはあなたなんだから、気を遣う必要はない」と言われ、「そうだ、そうだ!」と思い、私も挨拶程度しか話をしません。

「夏休みの不在中もお金を払って」と言われているので、夏休み前に、荷物は友人宅に無料で置かせてもらって、旅に出て、帰ってきたら、違うフラットに引っ越す予定です。

ゆすり・たかり

とここまできて大きな問題が起こりました。フラットのおばさんが急変しました。

フラットのおばさんとその友達が私の部屋に来て、深夜23:30~3:00amまで延々と話。ゆすり、たかりです。
とても恐ろしくてお金を280ドルと、200ドル先のステイ代を払ってすぐにフラットを出ました。

「日本人はお金を持っている」そして「(日本語教師アシスタントで無給ボランティアなのに)私は学校から、そして日本からお金をもらっている」と思われているのが何よりもショックでした。最初から無給ボランティアでニュージーランドに来ていることは何度も話しているのに・・・。
英語力がもっとあれば、と思い知らされました。
ショックで2日間、学校を休みました。

後日談

新しいフラットに移り、今のところは問題ありません。

前のフラットのオーナーのおばさんは、なんだかんだと文句を付けてお金を取ってしまう、という怖い人だったようです。

先日、たまたま、そのフラットのおばさんにベビーシッターを頼んだことがある、という人に会いました。

その人いわく、ベビーシッターを頼んだら、子どもの様子がおかしいことに気が付き、いろいろそのおばさんと話をしたところ、ヒステリックだし、言動がおかしいことに恐怖を感じ、すぐにベビーシッターを断ることにしたそうです。

しかし、そのフラットのおばさんは、「あなたの子どものせいで私はストレスを感じたー」と逆にクレーマーと化し、結局、そのベビーシッターを頼んだ人も、フラットのおばさんに手切れ金のようなものを100ドル程払ってベビーシッターを断ったそうです。

「何か文句を言えばお金がもらえる」とか「日本人はお金を持っている」とか思っている人が多い一方で、こちらは語学力もなければ頼れる人も少ない完全アウェーなので、海外では注意が必要です。

通常、日本語教師アシスタントの場合、ホームステイに滞在するようになります。日本語教師アシスタントのホームステイは、学校関係者(先生宅や生徒さん宅)になり、どちらかというと「外国人を家庭に受け入れることでの国際交流は子どもたちの教育にも良いだろう」「ホストファミリーが日本に興味を持っている/親日的」「ボランティアで日本語を教えにはるばる日本から来てくれているのだから便宜上、おもてなししてあげたい」という側面で受け入れてくれるホストファミリーが多く、ビジネス的側面(家賃収入期待、お金稼ぎ)は弱いことが多いです。

一方、日本語教師アシスタント活動中、フラット等に住みたい場合は自己責任で探して住むようになりますが、フラットは、ビジネス(部屋の貸し出しでの家賃収入に大きく期待している、収入面で家賃に大きく依存している)側面がとても強くなりますので、その辺りの違いを認識しておく必要があります。


#ニュージーランド・南島・クライストチャーチ近郊で日本語教師アシスタント

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