ニュージーランド人の日本語教師の中には、日本人より日本が好きだったり、日本に詳しすぎて圧倒されてしまうような先生もいます。
日本にマニアックなNZ人の日本語教師
ニュージーランド人の日本語の先生がとても熱心な先生で、上のクラスなると日本語で日本の地理の勉強はするわ(アイヌの楽器紹介まであって、日本人の私でもこの時初めて見た)、そのクラスの生徒は生徒で「カニ(蟹)って漢字でどう書くの?」と日本語で聞いてくるわ・・・で驚きました。また、今、日本の岐阜県の高校の生徒が2,30人ほど、学校の行事として来ていて、日本とニュージーランドの高校生比較がなかなか面白いです。
日本語も英語も文法の概念は同じ
私が授業をしたのは、ひらがな・カタカナぐらいで、本当にアシスタントとしての仕事をしています。板書、教室巡回、テスト・宿題のチェック、プリント・テスト・教材作りなど・・・。上のクラスでは動詞の活用と、~形接続の勉強をしていて、文法アドバイス(日本語文法書片手に)できたのが良かったな、と思っています。
五段活用(ごだん verbs)、上・下一段活用(いちだん verbs)、ラ行の時は特別で・・・日本語も英語も文法の概念って同じなんですね。
効果的に学習させる方法
反省点は、カタカナの教えた時に、順序をふまずにやったため、生徒の理解が悪かったことです。- Identify・・・1コずつ学習(キはkeyのキなど。目と耳で学習する)
- Recognise・・・答えの選択(カ行のカタカナカードを並べ、キはどれか指差しや番号で答える)
- Discriminate・・・2つの選択肢から答える(この字は ka? or ki?)
- Produce・・・自ら答えを出す(この字は何という字?)
という順序でやるといいそうです。事実、この順でやると、生徒の反応が違いました。
現地でのコミュニケーションで心掛けていること
- 自分から話しかけることと(愛?)くるしい笑顔。人を惹きつける人柄・・・を心掛ける。
- 何か新しいことをする・・・自分のしたこと、思ったことを話題にし、話題作りのために、何かをする。私はインド料理を習い始めたり、日本の料理を作ったりしています。
- パプに行く・・・音楽がうるさいので、みんな大声でゆっくりしゃべってくれるし、聞き返しても英語の発音が変でも、みんな気にしないし、プライベートな話を聞けるので(若い女の先生とかは彼氏同伴なので)お勧めです。
- 学校行事や先生の仕事を手伝って、話のきっかけを作っています。
ホームステイ生活
同じ学校の家庭科の先生と二人暮らしです。近頃はお互いのことも分かってきて、かなりコミュニケーションも取れるようになり、良好です。この先生が社交的なのか、NZのお土地柄なのか、しょっちゅう、友達の家に行ったり、友達が家に来てはワインを飲んでいます。
こんなに飲んだくれてていいのだろうか・・・と思いますが、生活のほうはシャワー時間の制限もなく、自由にやっています。
あと、学校の下水パイプが詰まり、トイレが使えなくなったため、2時間目以降は休校となり、私もお昼に帰ってくるという日がありました。せっかくのフリータイムなので映画を観に行きました。
#ニュージーランド・北島・オークランドの学校で日本語教師アシスタント