ハロウィンも個人主義なカナダ

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個人主義が浸透している海外生活を経験すると、日本に帰ってきてからも、他人のことがあまり気にならなくなり、人生が楽になります。

カナダの学校のようす

カナダの個人主義的ハロウィンの楽しみ方

ハロウィーンには、スパイダーマンやウェディングドレスの凝った衣装で登校する生徒と、普段着のままの生徒がいて、カナダでは「人は人、自分は自分」でいいんだな、と再認識しました。

父兄が積極的に教育に参加

Meet the teacher という名称の、先生が今年の授業計画を父兄に説明する日がありました。
夜9時まで父兄が教室に入れ代わり立ち代わりやってきて、意見交換をしていました。

日本のように形式的ではなく、「そのやり方ではできる子に不利ではないか?」などの父兄側からの質問に、先生が新しいやり方を提案し、合意を得るなどの場面もあり、カナダでは双方が教育に対して積極的な印象を受けました。

日本語のクラス

現実を知らせモチベーションを高める

G11の通常の授業で、少し難しい内容(習っていない単語やフレーズも出てくる)の日本語の音声、ビデオ、本を使いました。

最初は「分からない」と生徒は言っていましたが、実際の会話では知っている限りの単語を拾い集めて想像力を働かせる能力が必要になると説明すると、一生懸命トライしていました。
時にはゴールを少し高めに設定するとやる気を引きだせるようです。

アクティビティを取り入れるべし

文化紹介でハロウィーンの前後に、「忍者」の授業をしました。クイズ形式のゲームをしたのですが、情報をあれこれ与えようとしすぎて、私ばかりが話す結果になり、途中で生徒たちが飽きてしまいました。

折り紙で手裏剣を作るなど、体を動かすアクティビティを取り入れればよかったと反省しています。

これは日本語以外の他の授業でも言えることですが、G11(高学年)と言えども、ところどころで歌や体を動かすアクティビティを取り入れることが効果的だということです。
G11には少し幼稚かな?と思うことでも、案外楽しんでいて、自分の想像と実態は違うな、と実感しました。

騒がしいクラスは時間を小分けにする

32人のIntro Japaneseのクラスがすぐに騒がしくなってうまくコントロールできませんでした。先生と相談して、まずは欲張らずに10分だけ授業をし、生徒が話を聞く状態(関係)を作りながら、徐々に時間を長くしていく方法を取ることにしました。

学校生活で心掛けていること

朝とランチタイムには必ずスタッフルームに顔を出して、笑顔で声を掛けるようにしています。もちろん、Hi! のあとに名前をつけて。

授業前の休み時間には、生徒に用事を頼んだり、週末にした事などを話したりして、個人対個人の関係を作れるように心掛けています。
スタッフともグループになると会話が早すぎて話す機会が減ってしまうので、個人で少しずつ話す時間を持つようにしています。

カナダのホームステイ生活

半地下に部屋とお風呂を用意していただき、自由にさせてもらっています。夕食は一緒に準備か後片付けを手伝い、その後リビングでTVタイムが今のところの生活パターンです。

ホストファミリーのフランス語訛りの英語と、私のリスニング力の弱さで何度も聞き返すことが多いですが、何とかコミュニケーションしています。

特にホストマザーは、同じ学校の先生なので、学校の情報も聞けて助かります。

授業がうまくいかなくて落ち込んだり悩んだりしていると、ホストマザーが先生の立場でのアドバイスをしてくれたり、励ましてくれたりします。歳はほぼ同い年ですが、本当に子どもになったようです(笑)。

英語の勉強

16:00~17:00頃には帰宅するので、すぐに音読10分と読書10ページを目標に習慣づけています。

また、学校では生徒として英語の授業に参加させてもらえるとのことで、どのクラスに入るかプレ参加して3クラスほど見学させてもらった結果、私には一番効果がありそうな、Transition G11の授業に毎回出席しています。
英語で習うと、理解できたつもりでも、練習問題をするとできなくて、深く理解できていないのかな、と何度か感じました。宿題にも時間がかかりますが、続けています。


話には聞いてましたが、バンクーバーは本当に毎日雨ですね。私はホストマザーの車で一緒に登下校なのでラッキーです。

12月に他の学校で活動している日本語教師アシスタントの方が琴を弾きに学校に来てくれることになりました。楽しみです。



#カナダ・BC州バンクーバーのセカンダリー・スクールで日本語教師アシスタント

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