導入(紹介の仕方)を少し変えただけで、日本語の漢字や平仮名への興味が各段に強くなり、グングン吸収する子どもたちもいます。

漢字を絵として紹介する


生徒たちが楽しんだのは、習字の授業でした。いつもうるさくて集中力が続かない生徒たちが、背筋を伸ばして神妙な顔をして紙に向かい合っていたのが意外で、かわいかったです。
「月」「花」「光」を書かせてみたら、それをきっかけにして漢字の形に興味を持つ生徒も出てきました。

ヒント:
「漢字は絵である」と絵的に説明する(アートの1つとして伝える)と、漢字に興味を持ったり、理解できるようになる外国人は多いようです。

ひらがなやカタカナを覚えるいい方法はないか、模索しています。1年半も日本語をやってきているのに、書けない子たちがいます。

ヒント:
ひらがなについてもイラストを使う方法もあります。
例えば、「い」は ウナギ(eel)が平仮名で「い」のように描かれていて、「eel(いーる)」の発音と、平仮名の「い」の音を結びつける、など。
あとはビンゴやカルタ取りでゲーム形式にして覚えさせるとか、学んだカナを使って、身近な単語を書かせる、など(例えば、「あお」「あい」「いえ」「うえ」など)もあります。

学校生活


Open Day という、町の人や生徒の親が自由に学校に来る日があり、私は海苔巻きを作ってもてなしました。
海苔は苦手な人が多いようでしたが、わりと好評で、用意したものは全部なくまりました。

Knowledge Safari というイベントがありました。生徒は17kmもの道を、約70個の質問の答えを探しながら、歩いたり走ったりして競争をするものです。4,5時間かけてゴールして、BBQランチのあと、さらにサッカーをしていて、子どもたちの体力に驚きました。

子どもたちの仲間に入って、一緒に同じことをするように心掛けています。例えばサッカーなど。女の子たちがゴム跳びをやっていて驚きました。日本だけのものと思っていたのですが。

ホームステイ生活


日本語の授業がない日に、ホストファザーが電気のメーターを読む仕事に同行させてもらって、この町のある半島の最南端まで行きました。

ホストマザーに教えてもらいながら、マフラーを編んでいます。

下の子どもたち2人とはよく遊んでいたのですが、上の2人ともこの頃仲良くなりはじめたのに、次のタームからホームステイ先を移らないといけないのがとても残念です。
このところは週末は誰かの家に招かれたりすることが多くて、あまり家族と過ごせませんでした。

日本から持ってきたPCでインターネットに接続できず、ステイ先のPCを借りてメールをしています。日本語は書けないけれど、受け取ることはできます。最近、日本語で送信する方法を知ったので、これからは日本語メールができます。


#サウス・オーストラリア州のアデレード近郊の学校で日本語教師アシスタント

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