オーストラリアでの嫌な思い出

オーストラリア トラブル 異文化 教案

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いいことばかりではない。イヤなこともある。それは海外生活も同じ。今回はそんなお話も少し含まれています。

学校の様子


生徒達はとても活発で、質問するとすぐに手を挙げてます。少しふざけた答えもありますが、日本の生徒と比べると、かなり異質な感じがします。

ただ、クラスの中には悪ガキがいて、授業が乱されることもあります。

生徒と親しくなるのは良い事だと思いますが、ある程度のところで線を設けるべきと考えています。

ロールプレーは役になり切れ


ロールプレーを実施する時には、できるだけその役になりきれと生徒に言っています。「俳優が泣いたりするのはその役になりきっているからだ」と説明し、そしてできるだけ身の回りの品物を代用して動きのあるロールプレーを実施させるように指導しています。

予習は大切


易しい問題でも必ず予習していないと、間違いをすることがあります。一度生徒から、"You missed."と言われ、恥をかきました。

あと、ホームステイを経験して、自分が料理を習っていたら・・・と後悔しています。

学校の先生たちとは


できる限り名前を覚え、なるべく使うようにしています。職員会議に参加したり(ほとんど内容は理解できませんが)、週末のパーティーにも参加しています。この学校には音楽(校歌)がないので、君が代、上を向いて歩こうなどを歌いました。

オーストラリアでの嫌な経験


学校でのトラブルではありませんが、週末土曜日に町を歩いていたら、ある店の横に自動販売機のようなものがあり、近づいて見ようとしたら、突然何か言われ、最後の言葉だけ"Jap(ジャップ)"と言われたのが解りました。"Sorry, I'm just looking."と言ってその場を去ったのですが、嫌な思いをしました。

ホームステイに戻り、そのことを日本語教師に話したら(ホストはこの学校の日本語の先生)、オーストラリアの田舎の小さな町は、保守的なところがあるので、言われる可能性はとてもあるだろう、と言われました。小さな町では噂はすぐに広まるので、言動には注意しなければ、と思い知らされました。

日本人にはあまり知られていませんが、第二次世界大戦の時の日本軍のオーストラリア人に対する行為が原因で、いまだに日本人に不快感を示す人は多くいます。きとんと歴史を知る必要もありますね。

ヒント:
  • ANZAC Day(アンザックデー)
    オーストラリアやニュージーランドなどにはアンザックデーという祝日があります。これは戦争に参加した全てのオーストラリアやNZの兵のための記念日で、この日ばかりは一部でナショナリズムが高まり、日本人に対して差別的な言動が行われる危険性も高まるので注意が必要です。
  • オーストラリア戦争記念館(Australian War Memorial)
    キャンベラにあるオーストラリア戦争記念館を一度、訪れてみるとよいでしょう。ここでは第二次世界大戦中に、日本人がオーストラリア側に、「いかにひどいことをしたか」「日本軍によるオーストラリア本土への攻撃」などについてオーストラリア側目線での展示・説明がなされています。正否は別として、このような視点がオーストラリア人の根底にあるかもしれない、ということを知っておくことは、オーストラリアに関わる人間が知っておいて損はないでしょう。

英語

  • できるだけ、いろいろな人達と会話する
  • いつも電子辞書を持参してすぐ調べる
  • テレビニュースを観る
  • 英文日記を毎日書く。
    英字新聞、ペーパーブックなどを少しでも読む
などするようにしています。

#サウス・オーストラリア州の内陸部にある高校で日本語教師アシスタント

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