日本語教師アシスタントは、1つの学校で活動する場合や、近隣の複数の学校(小学校や中学・高校など異種含む)を掛け持ちで活動する場合などがあります。それだけオーストラリアは日本語教育が盛んということでもあります。
高校メインで小学校も掛け持ち
高校と小学校(火曜と水曜)を掛け持ちでアシスタント教師しています。
小学校では、生徒たちが今年も私が来たことに喜んでくれてとても嬉しかったです。
高校は相変わらずヤンチャな子が多くて問題が多いですが、前より感じの良い子が多くて、日本の事とかいろいろ質問してくれます。こんな時は何かと話が合うので、高校生は楽しいです。
サーフィンしている先生がいて、話し出すとお互い止まらなくておもしろいです。
今回から日本語の授業は生徒が倍以上に増えて、みんなそれぞれレベルが違い、とてもハードです。
小学校ではちゃんと休み時間が取れないぐらい慌ただしいのに、なぜか、高校は暇な時間が多いです。
高校では最近、何かと行事が多くて、授業がなかったりします。
小学校では今年から新入生だけの日本語クラスができて、4-5人で少ないですが、すごく楽しいです。生徒も楽しみにして来てくれるので嬉しいです。
小学生にはおにぎりは厳しい
週に1度、クッキングのクラスがあって、おにぎり、焼き鳥、そばを作ったりしていますが、小学生におにぎりは厳しく、授業のあとの、ご飯粒拾いが辛くてたまらないです。
あと1回なので頑張ります。
意外と茶道がウケた
高校にて、タスマニアの日本語教育機関の方が来られて、茶道と浴衣について披露してもらいました。お茶が本格的で、みんな正座して苦いお茶飲んで、見てて面白かったです。
思いのほか、お茶がウケてたのはビックリでした。
効果があった日本語の授業
私は誰?ゲーム
小学校では今学期は "Who am I?"と題して1枚のプリントに「なんさい?」「どこにすんでる?」「かぞくは?」「すききらいは?」など質問と書けるスペースを作って、先週は「なんさい?」でみんなそれぞれの歳のカードを持って、「なんさいですか?」と聞きまくって、同じ歳の子を見つけるゲームをしました。
次は「どこにすんでる?」でゲームは考え中です。
ひらがなは少し違うと外国人はわからない
小学校だと上記のようなゲームをやって楽しくできますが、高校だとノリが悪くて辛いです。
高校でひらがなを教えている時、私の癖で、略字的(筆記体的)な「ぶ」や「わ」を板書してしまい、生徒がひらがな表から見つけられないことがあって、かなり気を付けています。
休み時間や放課後も活用
小学校では授業中に質問が多くて答える時間がないので、昼休みや放課後に来てもらって話したりしています。ほとんどが折り紙教えるか、生徒がポケモンカード(日本語)とか日本のオモチャを持ってくるので、それの説明とかですが。だけど楽しい休み時間です。
ホームステイ生活
休みの間もいろんな家を転々として、また元の日本語の先生の家に戻ってきたのですが、やっぱりここは大変落ち着きます。
だけど戻ってきてからも、小学校の先生の家にちょくちょく泊まりに行ったりもしています。
ステイ先の子どもとも最近すごく仲良くなったので、この先、期間がそんなに長くもなくなってきたので、そのことを考えるとちょっと寂しいです。
日本語の先生宅は、親戚もたくさんいて、友達もいっぱいで、その人達ともそろそろお別れが近いと思うと、帰りたくなくなります。あと少しなのでたくさん楽しんでおこうと思います。
トラブル
毎回トラブルばかりです。ケータイ授業中にいじってて鳴ったりするし(その時は没収していいことになりました)。
家庭内事情に問題ある子がいて、授業中に泣き出したり、なぐさめるのに毎回大変です。その他たくさんありますが、日本語の授業は平和な方です。みんなおとなしいから。
英語
高校では、日本語の授業がないときは、他の授業に出てるか、勉強しています。あと、映画観たり、テレビを良く観ています。子どもから漫画を借りて読んだりしています。
また、タスマニアでできた友達とメールや電話したりしています。こっちの人達はかなり協力的なのか、「私が英語を覚えたい」と言ったら、教えてくれたり、連絡くれたりします。とても良い勉強になります。
この日本語教師アシスタント・プログラムは、辛いことも多々ありましたが・・・たくさん考えさせられることが多くて、今後の良い勉強になったな!!って感じです。
それと寒かったけど、タスマニアに来て、本当に良かったです。
#オーストラリア・タスマニアの小学校と高校を掛け持ちで日本語教師アシスタント