カナダの学校の様子
カナダで君が代斉唱
活動を始める初日、派遣校に登校すると、生徒が描いた日本とカナダの国旗がたくさん飾られていました。それだけでも驚いたのに、君が代の斉唱や日本について勉強したことの発表など、生徒たちは日本についてとても勉強していました。
学校は生徒のしつけにとても厳しく、どんなに小さな子に対しても、何度も説明して正しいマナーを身に着けさせています。
できない子には年上の子が教えたり、助けたりしています。特にこの学校は少人数なので、年齢に関係なくみんなで遊んでいる姿をよく見かけます。
バイリンガルな子どもたち
事前に学校の特色を教えていただいてましたが、実際に来てみて、いろんなバックグラウンドを持った子どもがとても多い事に驚きました。
みんな2ヶ国語は当たり前に話せます。
誕生日の生徒がいる日には、いろんな国の言葉で「誕生日の歌」を歌っています。
生徒が他の生徒や先生に教えているのを見て驚きました。私も大学の仏文科を卒業したので、少しは教えられるかと思っていましたが、逆に生徒に教えられています・・・
効果があった日本語の授業
やはり折り紙
以前に「折り紙」の経験がある子どもは、顔を合わせるたびに「折り紙教えて!」と言ってきます。最初は日本の文化について説明したりしていたのですが、折り紙の時間が一番、喜ばれています。
生徒の名前を渡しが漢字に置き換えて、それを折り紙で折った名札にそれぞれで記入してもらいました。生徒は折り紙に夢中になり、担任の先生は漢字の意味に興味津々でした。
生徒の人数が少ないので、折り紙を教える時も説明しやすいし、一人ひとりに目を配ることができるのでスムーズにできています。
改善すべき授業
校長先生から「日本の歌を教えてください」と言われたので、「大きな栗の木の下で」を歌いました。
みんなあまり楽しそうではなかったのですが、「この曲には振り付けがあります。」と言った途端に生徒の目つきが変わりました。
子どもたちは歌よりも振り付けに一生懸命になっていました。ただ歌うだけではつまらないようです。対象年齢が低いので、これから歌を教えるときには、できるだけ踊りのある曲を選ぼうと思っています。
日常生活
ホストファミリーはとても気さくで優しい人達です。滞在2週間目に風邪をひいてしまった時にも、わざわざお味噌汁を作ってくれたり、ドリンクを作ってくれたりしました。
学校から帰宅すると、一日の様子をみんなが聞いてくれます。週に3日ほどお祖母ちゃんが来るのですが、その時にはケーキやクッキーなどいろいろ作ってくれたりもします。このままでは確実に太って帰国することになりそうです・・・
小さな子どもが2人いるので、夜はかなり早いです。そのおかげで私も規則正しい生活が送れています。週末にはいろいろなところに連れて行ってもらっていますし、いろんな人に紹介してくれて、本当に楽しい生活が送れています。ホストには感謝することがいっぱいです。
先生たちとのコミュニケーション
いつもスタッフは忙しそうなので、なかなか話の輪に入っていけません。でも一対一になった時にできるだけ話しかけたりするようにしています。スタッフの人数も少ないので、アットホームな感じで、いろいろと話しかけてくれたりもします。
生徒とはジムの時間や放課後にいろいろと話したり遊んでいます。みんなとっても可愛いです。
英語について
ホームステイでは自分の部屋にいる時間を少なくして、できるだけリビングでホストと過ごすようにしています。みんな話し好きな人たちなので、ゆっくりと理解しやすい言葉でいっぱい話しかけてくれます。
学校でわからない単語はすぐにメモして、後から調べています。学校で覚えた言い回しは、「注意」や「しかる」言葉ばかりのような気がしますが・・・。でもそれが役に立っています。
#カナダ・オンタリオ州オシャワのプレスクール・エレメンタリーで日本語教師アシスタント