春はフィールドトリップが盛んなカナダの学校

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4月。カナダの長い冬が終わり、寒さの厳しい地域でも春が訪れています。冬の期間は雪に閉ざされて外での活動も制限されてしまいますが、これからがよい季節です。日本語教師アシスタントのカナダ参加者の皆さんも、それぞれの派遣校でこの春の訪れを楽しんでいるようです。

British Columbia州でもオカナガン地方のような内陸に入ると冬の間は-15度位まで気温が下がるところもあります。しかし、4月にはいると気温は20度近くまで一気に上がります。

そんなカナダ各地で日本語教育活動をされているアシスタント教師の皆さんの声を交えて、カナダの春の学校の様子をお伝えします。

春はフィールドトリップや課外活動が盛んになるカナダ

石の発掘

冬の間は寒くて、休み時間に外で子供たちと遊ぶのをサボりがちだったのですが、最近暖かくなってきたので子供たちと遊ぶようにしています。カナダの子供たちの遊びを見ていると楽しいです。最近は石の発掘が流行っていて、私にも拾った石を持ってきてくれます。子供たちと毎日楽しくしています。

暖かくなると校外へフィールドトリップに行く学校も多いようです。日本語教師アシスタントの方々も引率スタッフとして同行することがしばしばあります。

Sugar Bushへフィールドトリップ

3月の終りにG1(Grade1:小学1年生)のクラスに誘われ、Sugar Bushへフィールドトリップに行って来ました。メイプルシロップができる過程を見学したり、子供たちはシロップを集めるのを手伝ったりしていました。私も5人の生徒を任されちょっと緊張しましたが、楽しかったです。

山の中で1泊

G6(Grade6:6年生)の子供たち10人と保護者と引率の先生2人で山の中へ一泊オリエンテーションをしに行きました。景色がとっても美しい所で天気も最高でした。焚き火でマシュマロを焼いて食べたのは初めてであまりに美味しくて感動しました。日本では体験できないようなことばかりで久しぶりに山の中をかけまわって心身ともにリフレッシュできました。

日本人の日本語教師を受け入れている学校では、フィールドトリップで日本について学ぶ機会を作ってくれる学校もあります。その日はアシスタント教師の活躍が特に期待される日となります。

日系人文化会館

シニア(中学生)クラスと日系人文化会館へ行って来ました。そこでは、日本の地理、歴史、文化などが紹介、展示されてあり、久しぶりに日本人の集団を見ました。生徒たちと剣道をやりましたが、カナダで竹刀をもってメーン!(面!)とやるとは思いませんでした(笑)

日本文化センター

トロントにある日本文化センターへ行きました。子供たちは皆、浴衣を着て大喜びし、先生方は日本庭園に夢中になり写真を取りまくっていました。日本の昔の玩具で遊んだりもしました。日本人の私でさえも感動した一日でした。子供たちも先生たちもしきりに素晴らしかったと言っていました。

  • トロントの日本文化センター The Japan Foundation, Toronto
  • Address: 131 Bloor Street West, Suite 213, Toronto, Ontario, M5S 1R1, Canada
  • URL: www.jftor.org

セカンダリースクールの日本語クラスのある学校では、日本の中学や高校と姉妹校の提携をしていたり、交換留学制度を導入しているところもあります。

日本からの交換留学生

春休みが終った直後、石川県の学校から中2~高2まで、10人の生徒が交換留学生としてやって来ました。1週間の短いスケジュールのうち2日間はクラスに入って授業を体験し、私が受け持つ9年生の授業に参加してもらって、日本の紹介をしてもらいました。その後グループに分かれてこちらの生徒が前もって用意しておいた日本語の質問に答えてもらったりしました。生徒たちはすぐに打ち解け、中にはメールアドレスを交換した生徒もいたようで、来年には日本の学校に行きたいという生徒も出るほどでした。

カナダの学校での活動範囲は、豊かな自然に囲まれた環境でこれからその楽しさを増すこととなります。

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