現場で感じた日本とオーストラリアの教育の違い

オーストラリア 日本食

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日本での日本語教師の資格がそのまま通用するわけではないので、日本語教師がオーストラリアの小中高校で日本語教員として働くのは難しいですが、日本語教師アシスタントであれば、現地の生の教育現場に触れることができます。

オーストラリアの学校の様子

理科の実習で、世界遺産を間近に観察できるスカイレールに乗って、熱帯雨林を直に触れることができました。

本来なら費用がかかるところですが、教員としての引率ということで、無料で行けたのがラッキーでした。

また、授業では日本食のレストランに行くという課外授業があり、こちらもタダでそれなりに豪華な日本食を堪能できました。

日本語のクラス

あくまでアシスタント

こちらでは自分一人で授業をするということがほとんどなく、日本語担当の先生が説明し、そしてアシスタント教師である私が教科書代わりの発音や筆記を担当する、という感じなので、非常にやっている側としては、単調な仕事内容です。

授業は形式が決まっており、個人で企画した授業というものは今のところ実行される予定はありません。前回、この学校でアシスタントをした人と連絡を取り、聞いてみましたが、この形式が最後まで続くとのこと。こちらとしては、準備する必要がないので楽ではあるのですが、なんか寂しいものがあります。隙を見て何かやってみようと企てるかもしれません。

日本とオーストラリアの教育の違う点

ただ、授業内容自体はとてもおもしろく、日本の、例えば英語教育などとはまったく違った、もっと身近な材料で授業を構成しています。例えば流行の音楽であったり、イベントであったり・・・。

特に日本と違う点は日本は「文法」を重視しすぎていて、常に正しい発音をしないと注意されますが、オーストラリアは違います。文法も大切だけれど、それよりも「言いたいことが言えるか、伝えられるか?」に重きが置かれています。これは見習うべき点だと思います。

ホームステイ生活

ホームステイは環境はなかなか良いです。食事も悪くないです。しかし、ランチの準備は完全に自分でしなければいけないし、材料もそれほどないので、いつもお昼はお腹を空かせています。

一度、お好み焼きを作ってみたのですが、口ではおいしいと言ってくれるものの、雰囲気的に不評。その日はそうとうヘコみました。あの空気は耐えられないし、何より、(私の)「料理は期待できない」と思われるのが嫌で憂鬱・・・・料理恐怖症に陥りました。

週末は特にイベントはありません。よく連れていってくれるのは高級レストラン。正直嬉しいです。

観光は行っていないけれど、フィッシングとかキャンプ、カジノなどにはたまに連れていってくれます。自分自身、日曜日の昼に運動をするので、土曜日は1日中何もなかったとしても休憩になるので問題はないし、ホームシアターもあるので、夜はシアターでホストファザーらと映画を満喫しています。

インターネットもいつでも使えるし、冷蔵庫や風呂なども自由に使わせてもらっています。強いて問題があるとすれば、個人的に気を遣ってしまい、気疲れするくらいです。

英語の勉強

学校や町に日本人がいても、基本的に英語で会話をしています。店とかでも「私は日本人ではなく、日本人に見えるアジア人ですよ。」という風格を無理やり出して、英語で会話をするようにしています。映画は字幕なしで観ています。

あと、挨拶、そして質問攻めにする。どうでもいいことでもとにかく質問をして顔なじみになるようにしています。コピーの仕方1つでもいい。ゴミの分別1つでもいい。売店の営業時間でも、体育についてでも、とにかくどんなことでもたくさん尋ねる。これに尽きます。

#オーストラリア・QLD州北部の学校で日本語教師アシスタント

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